オープニングマッチは大岩陸平がIWGPジュニアタッグ王者のエル・デスペラードと対決。

　開始のゴング、大岩は片足タックルでテイクダウン。そして袈裟固めからヘッドロックに移行し、そのまま立ち上がるが、デスペラードはすぐにグラウンドに持ち込んで足を固めていく。
　続いてデスペラードはサーフボードストレッチから、挑発するように大岩の頭に足を置く。だが、大岩は同じサーフボードストレッチで切り返し、続いてヘッドロックからフライングメイヤー。
　だが、グラウンドの展開になるとデスペラードは大岩の口をつかみながら、ヘッドロックに持ち込む。大岩はヘッドシザーズで返すも、デスペラードは冷静に脱出。
　今度は大岩がエルボーを振るっていくが、デスペラードは足を取ってダウンさせるとレッグロック。さらに左足にエルボーを落とす。そして左足を締め上げるが、大岩はロープに手をかける。
　デスペラードは大岩をリング中央に引きずり込み、左足にボディプレス。デスペラードが顔面に蹴りを入れると、大岩は立ち上がってエルボー。しかし、デスペラードはスネを蹴り飛ばし動きを止め、ボディスラムを狙う。
　大岩はこれを耐えてエルボー、さらに胸板に張り手。そしてサイドスープレックスの体勢に入るが、デスペラードが逆に持ち上げる。しかし、大岩はこらえると、サイドスープレックスで投げつける。
　続いて大岩は打点の高いドロップキックをヒット。カバーをデスペラードが返すと、大岩は逆エビ固めを狙う。しかし、デスペラードはカカトをつかんで抜け出し、インディアンデスロックを決める。大岩はその状態で張り手、そしてエルボーを見舞う。
　すると、デスペラードはインディアンデスロックのまま立ち上がって締め上げ、たまらず大岩はギブアップ。デスペラードが貫禄の勝利を収めた。　

デスペラード「入門して半年ぐらいの人間になんか言うことあるかって？　あるわけなかろう。ああ……とりあえず俺は個人的に、こないだノブさん（金丸）が『デスペラード、何してんだ？』って……すいません、家で慣れないことやって両ふくらはぎを肉離れしてました。

まあ、リハビリにもならなかったのう。なるわけねえんだけど……。まあ、別に言いたいこともないから……。あ、ロビー。そうだ、忘れちゃいかん。まず……お前、気づいたらアメリカでジェイ（ホワイト）とやってんだな？

なんかいろいろ、すごいことやってな。俺もまぜろや、そんな面白そうな話よ。ジェイとよ、こないだデビューしたかばっかのアイツと、なんだこの差は！」

大岩「（※足を引きずりながら引き揚げてきて、大きく息を切らせ、終始、悔しそうな表情を崩さず）ああ！　SHOと、金丸と、デスペラード、３回先輩と闘わせていただきましたが、全部、納得いく試合ができなかったです……。

もっと練習します。クソッ！　もっと強くなります！　ありがとうございました！」