メイン(第5試合)の公式戦はオカダ・カズチカ(2勝0敗)とNEVER6人タッグ王者YOSHI-HASHI(0勝2敗)のCHAOS同門対決。これまで両者のシングル戦はオカダの12戦全勝で、最後の対決は18年の『G1』公式戦。だが、昨年のNEVER6人タッグ王座初戴冠以降、実力と存在感を増してきたYOSHI-HASHIとしては、メインで組まれたこの一戦で番狂わせを狙いたいところ。
YOSHI-HASHIはNEVER6人タッグのベルトを腰に入場。開幕ニ連勝のオカダは気合いの入った表情でリングイン。
開始のゴング、まずはロックアップからリストの取り合いに。オカダは足を取ってグラウンドに持ち込むが、YOSHI-HASHIもすばやい動きで対応し、両者は一旦離れる。
オカダは低空タックルで再度グラウンドに持ち込むも、YOSHI-HASHIはヘッドロックで捕獲。オカダは切り抜けようとするも、YOSHI-HASHIは雄叫びを上げながら力強く締め上げる。
だが、オカダは意地で脱出し、逆にヘッドロックで捕獲。そのままフライングメイヤーでグラウンドに。YOSHI-HASHIはレッグシザースを狙うも、オカダは切り抜ける。
その状態で立ち上がったオカダはYOSHI-HASHIをロープに押し込み、離れ際にエルボーを狙うが、先にYOSHI-HASHIがエルボーをヒット。
続くロープワークの攻防では、YOSHI-HASHIが走り込んでの逆水平チョップでダウンを奪う。さらにYOSHI-HASHIはショルダータックルでオカダをなぎ倒すとストンピング。
そしてYOSHI-HASHIはフライングメイヤーからチンロックへ。オカダが切り抜けると、ここからエルボーの応酬に。
競り勝ったオカダがロープに走ると、YOSHI-HASHIは追走してオカダの足を取り、場外戦に持ち込む、そして鉄柵に叩きつける。オカダは反撃を狙うも、YOSHI-HASHIは逆水平チョップ。さらにネックブリーカーの体勢に入るが、オカダはこらえて場外フロアでDDTを敢行。
オカダはリングに戻るが、もう一度場外に下りて追撃のDDTを炸裂。YOSHI-HASHIはカウント18でリングに生還。
オカダはYOSHI-HASHIを引きずり起こすと、コーナーを背負わせてバックエルボーを連発。そして、串刺しエルボーを決めてから、今度はリング内でDDT。すかさずカバーするが、YOSHI-HASHIはカウント2でキックアウト。
だが、ダメージは深く、なかなか立ち上がれない。するとオカダは挑発するように頭部を蹴りつける。YOSHI-HASHIが怒りの表情で立ち上がると、打撃の攻防に。競り勝ったオカダはハンマースルーを仕掛けるが、YOSHI-HASHIはヘッドハンターを炸裂。
YOSHI-HASHIは串刺しの逆水平チョップから、リストをつかんでの逆水平チョップ。さらにトラースキックからネックブリーカーをお見舞い。
続いてYOSHI-HASHIはオカダをトップロープに固定しようとするが、オカダは回避。するとYOSHI-HASHIはヒザへの低空ドロップキックで場外に追いやり、プランチャをヒット。
YOSHI-HASHIは雄叫びを上げ、オカダをリングに投げ入れる。そしてコーナー最上段から飛び込んでのヘッドハンターを炸裂。
続いてYOSHI-HASHIはパワーボムの体勢で持ち上げようとするも、オカダはショルダースルーでリバース。だが、YOSHI-HASHIはうまくバタフライロックで捕獲。オカダはなんとか足でロープに逃れる。
ならばとYOSHI-HASHIはKUMAGOROSHIを狙うも、オカダはこらえる。そして変形のフライングメイヤーからマネークリップで捕獲する。YOSHI-HASHIがロープに手をかけようとすると、オカダはリング中央に持ち込んでマネークリップで絞り上げる。YOSHI-HASHIは必死に足でロープエスケープ。
オカダはYOSHI-HASHIを引きずり起こし、ボディスラムで叩きつけ、コーナー最上段からダイビングエルボードロップ。そしてレインメーカーポーズを見せ、一気に仕上げにかかる。
だが、YOSHI-HASHIはレインメーカーを切り抜けると逆水平チョップ。続くトラースキックはオカダがよけるも、YOSHI-HASHIはもう一度バタフライロックを狙う。しかし、オカダも回避し、リストをつかんだままショートレンジラリアットをお見舞い。
さらにオカダはもう一発ショートレンジラリアット。そしてレインメーカーを繰り出すも、YOSHI-HASHIはレフトハンドのカチ上げ式ラリアットで迎撃。
YOSHI-HASHIはオカダのバックを取るが、オカダはバックエルボーで脱出。そしてツームストンパイルドライバーを狙うも、切り抜けたYOSHI-HASHIは高速のドラゴンスープレックス。
雄叫びをあげたYOSHI-HASHIは打撃を連打。オカダもドロップキックで反撃を試みるが、かわしたYOSHI-HASHIはランニングのダブルニー。
そしてYOSHI-HASHIはロープに走るも、オカダはフロントキック。だが、YOSHI-HASHIは意地で右腕でのカチ上げ式ラリアットを決め、さらにKUMAGOROSHIを炸裂。しかし、カバーはオカダがカウント2でキックアウト。
するとYOSHI-HASHIはバタフライロックを決め、オカダを追い込んでいく。オカダがロープに逃げようとすると、YOSHI-HASHIはスリーパーで捕獲。その状態で立ち上がり、バッククラッカーを決めたYOSHI-HASHIは、再びバタフライロックへ。
オカダが逃れようとすると、YOSHI-HASHIはもう一度スリーパー。オカダはその状態で立ち上がるが、YOSHI-HASHIが絞り上げると腰から落ちてしまう。
YOSHI-HASHIはオカダを立たせてカルマを狙うが、切り抜けたオカダは一気に旋回式のツームストンパイルドライバーを炸裂。
続いてオカダはショットガンドロップキックを繰り出すが、YOSHI-HASHIは間一髪でかわす。そしてYOSHI-HASHIは串刺しラリアットを決め、ボディスラムでオカダを叩きつけてからスワントーンボムを敢行。しかし、寸前でオカダにかわされてしまう。
オカダは背後からドロップキックを突き刺し、さらに正面からもドロップキックをヒット。そしてオカダは雄叫びを上げてレインメーカーへ。だが、YOSHI-HASHIは回避するとカルマと見せかけ、丸め込みへ。だが、オカダはカウント3寸前でキックアウト。
YOSHI-HASHIがレフェリーに詰め寄ると、オカダが背後からYOSHI-HASHIに襲いかかる。しかし、YOSHI-HASHIはカウンターのトラースキックをヒット。
そしてYOSHI-HASHIはカルマを狙うも、切り抜けたオカダは開脚式のツームストンパイルドライバー。そしてオカダは吠えると、豪快にレインメーカーを炸裂。最後はオカダが伝家の宝刀で26分超えの熱闘を制し、無傷の三連勝をスコア。