オープニングマッチは公式戦、棚橋弘至(0勝1敗)vs後藤洋央紀(0勝1敗)。これまで幾度となく激闘を繰り広げてきた両雄。対戦戦績は棚橋が9勝2敗で大きく勝ち越しているが、直近となる昨年の『G1』公式戦では後藤が勝利を収めている。NEVER6人タッグ王者の後藤としては、IWGP USヘビー級王者の棚橋を下し、シングルのベルト戦線にも躍り出たいところだ。
後藤はNEVER6人タッグ、棚橋はIWGP USヘビーのベルトを携えて入場。
開始のゴング、棚橋は場内に手拍子を煽る。後藤はロックアップで棚橋をロープに押し込んでクリーンブレイク。続いてバックの取り合いから、後藤がリストを取るが、棚橋は足を取ってグラウンドに持ち込む。しかし、後藤もハンマーロックで対抗し、棚橋が切り抜けたところで両者は一旦離れる。
続いて手四つの体勢から、棚橋がヘッドロック。後藤は脱出しようとするが、棚橋はクラッチを離さない。後藤はようやく切り抜けると、ショルダータックルで棚橋をなぎ倒す。
そして後藤はヒップトスから棚橋の背中にサッカーボールキック。だが、棚橋も丸め込みで反撃。後藤が返すと、棚橋は相手の左足にエルボーを落とす。さらに後藤の左足を持ち上げ、力任せにマットに叩きつけると、足にストンピングを連発。
続いて棚橋はレッグロック。後藤の左足に集中攻撃を見舞っていく。そして棚橋はリバースインディアンデスロックからカマ固め。後藤はロープに手をかける。
後藤は胸板に張り手を連発。だが、棚橋は後藤の足にキックをお見舞い。しかし、後藤は負けじとラリアットで棚橋をなぎ倒す。
後藤は棚橋を引きずり起こし、村正からブルドッギングヘッドロック。そしてカバーするが、これはカウント2。
後藤は牛殺しを狙うも、棚橋は回避。そしてフライングフォアアーム、エルボードロップと連続攻撃。棚橋は気合いの表情で後藤を起こし、ボディスラムで叩きつけるとセカンドロープからサンセットフリップ。
続いて棚橋はスリングブレイドを狙うが、後藤は追走式ラリアットへ。棚橋もかわし、ロープワークの攻防から後藤が延髄ラリアットをヒット。棚橋もヒザへの低空ドロップキックを返すが、後藤は牛殺しを敢行。ここで共にダウン状態に。
後藤は棚橋に串刺しの延髄ラリアット。そしてコーナー最上段に棚橋を設置すると、変形ネックブリーカーを炸裂。後藤は気合いの雄叫びからコーナー最上段へ。そしてダイビングエルボーを突き刺してカバー。だが、棚橋はなんとかカウント2でキックアウト。
すると後藤はまたも棚橋をコーナー最上段に据え、雪崩式攻撃を狙う。ヘッドバットで棚橋を黙らせた後藤は肩に担ぐも、棚橋は切り抜ける。ならばと後藤は昇天・改を狙うが、棚橋はツイスト&シャウト。
そして棚橋はスリングブレイドを炸裂。カバーを後藤が返すと、棚橋はコーナー最上段からハイフライアタック。続いてハイフライフローを放つが、後藤は寸前でよけると、棚橋の後頭部に殴りつけるようなラリアット。
後藤は韻を結ぶと、強烈なミドルキック。だが、棚橋も顔面への張り手で応戦。すると後藤はヘッドバットをアゴに炸裂。そして後藤は裏GTRを決めてカバーするが、棚橋はカウント2でキックアウト。
ならばと後藤はGTRを狙うも、棚橋は切り返して技の読み合いから首固め。すると3カウントが入り、棚橋が技アリの勝利を収めた。
試合後、後藤はレフェリーに抗議するも、結果は覆らず。棚橋はダウン状態でVサインを見せる。