2018年にLA DOJOへ入門した同期で、同年9月30日(現地時間)のロングビーチ大会で新日本プロレスでのキャリアを同時にスタートしたコナーズとコグリンが、シングルマッチで激突。
両者がタッチをかわして試合スタートとなり、コナーズがヘッドロックで絞る。そして、ショルダータックルを連発していくが、コグリンが受け止めてカウンタータックルを食らわせる。
さらにコグリンは、ボディスラムから背中へエルボーを打ち込み、エルボースマッシュ、串刺しタックルを見舞う。しかし、コナーズがアームホイップを切り返した一本背負いで巻き返し、背中へダブルチョップを浴びせる。
続いてコナーズは、ブレーンバスター、チンロック、エルボースタンプ、ネルソンホールドなどで追い討ち。そして、再びブレーンバスターで叩きつけると、エルボースマッシュ、逆水平チョップ、ストンピング、ダブルスレッジハンマーなどで一方的に攻め立てる。
その直後、コナーズはまたもやブレーンバスターの体勢に入るが、コグリンが切り返して反対に投げ捨てる。そして、背中へダブルチョップを見舞うが、コナーズが横方向からのショルダータックルで吹き飛ばす。
これで再びコナーズのペースとなり、コーナーで逆水平チョップ連打、ストンピング連打を浴びせていく。だが、コグリンがハンマースルーを切り返し、串刺しボディアタックで逆転。そして、フロントスープレックス、バックドロップへ繋ぐ。
さらにコグリンは、ブロックバスターホールドから後方回転し、逆片エビ固めでコナーズを捕獲。これはガッチリ極まっていたが、コナーズがロープへ逃れ、カウンタースピアーで巻き返す。
次にコナーズは、串刺しタックルからフロントスープレックスで投げ捨て、エルボードロップ、ダイビングエルボードロップで追撃。それでもコグリンはカウンターフライングショルダータックルで逆襲し、強烈な逆水平チョップを食らわせる。
その直後、コグリンはロープへ走るが、コナーズがカウンターパワースラムで挽回。そこから一気にトロフィーキルを炸裂させ、コグリンから3カウントを奪取した。
試合後、両者は抱き合って互いの健闘を称えた。
【試合後コメント】
コナーズ「『LA DOJO SHOWCASE』は最高だな! 今日の試合は最高の試合だった。俺とあいつのあいだには本物のストーリーがあるからな。『LA DOJOって何だ?』と聞かれることがよくある。最初に思いついたことを教えてやろう。LA DOJOは養成所でもユニットでもない。LA DOJOは人生そのものなんだ。俺が会った人の中でアレックス・コグリン以上に人生を捧げているヤツはいないだろう。あいつは本物の男だ。俺はあの男のことを心から愛している。だがアレックス、お前がその黒のトランクスをはいているかぎり、お前と闘うつもりはない。そこが俺とお前のいまの差だ。すまないな。お前のことは愛しているが、それが問題だ。お前がヤングライオンを卒業したら、残りの人生を懸けてお前とは闘っていく。いいな? 最高の試合だった。いまはお前がキャプテンだ。また闘おう」
コグリン「(※後頭部を押さえ)LA DOJO…。俺がここに来たのは3年前だ。同期は3人いた。そのうちの1人がいま何をしているのかは知らない。そして、俺の人生で最高の2人に出会った。それがカール(・フレドリックス)と(※カメラを指さし)今日対戦したクラークだ。俺を持ち上げ、マットに叩きつけ、照明に照らされた中、ピンフォールで3カウントを奪った。今日、初めて闘ったわけじゃない。思い返せばデビュー戦もお前とだった。俺たちの歴史は俺たちが死ぬまで続くんだ。まだまだこれからも続くだろうな。今日は俺にとってチャンスだった。忘れもしないお互いのデビュー戦でも、俺の家族やロサンゼルスのファンの前であいつは俺を倒した。そして、2019年の『ヤングライオン杯』で再び対戦した。そのときはあいつをタップさせて勝利を収めた。誰もアイツをタップアウトさせたことはなかったが、俺は違った。(※指で1を示し)そして、前回の対戦は去年の『Lion’s Break Collision #1』だ。(※指で小さな隙間を示し)あいつを倒すまであと1歩のところだった。本当にあと少しだったんだ。そして、今日の対戦相手もクラークだった。だけどあいつは“ワイルドライノ”だった。道場に入ってから毎日あいつと一緒にトレーニングをしてきた。だから、あいつのことは全部知っていると思っていた。あいつはいままでとは違う。いまは俺より上のレベルにいる。クラークはLA DOJOのキャプテンだったかもしれない。(※自分を指さし)しかし、いまは俺がキャプテンだ。あいつは以前とは変わった。だけどクラーク、これだけは神に誓っておく。お前が一流の選手になろうが、日本に行こうがどこにいようが、もし俺がヤングライオンを卒業する前に対戦する機会があればブッ潰してやる。愛しているぜ。また闘おう」
LA DOJO SHOWCASE 2
- 日時
- 2021年9月11日(土) 開場 11:00 (JST)開始
- 会場
- 非公開
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第2試合 20分1本勝負