第2試合ではスペシャルシングルマッチとして、YOHとSHOによる因縁の対決が実現。長らくROPPONGI 3Kとしてタッグを組んできた両者だが、『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2021』開催中の8.16後楽園で、SHOがYOHに決別のショックアローを見舞い分裂。場内が騒然とする中、SHOはマイクを握って「YOHさん、いや、YOH。オメー、もう終わりだろ? 引退しろや!」と罵声を浴びせた。
その後、YOHは「3Kは永遠だと思ってた。いまはもう、沸々とベクトルが怒りのほうに向いてる。過去のことを考えずに、彼と対戦したい。初めての“ケンカ”をしたい」とシングル対決をアピールし、ヤングライオン時代以来、ひさびさの一騎打ちを果たすことに。YOHとしては8.16後楽園の落とし前をつけたいところ。一方、決別を告げて以降、沈黙を貫いているSHOは、どのような姿でリングに立つのか? 盟友から一転、敵対関係となった両者の危険な対決が幕を開ける。
まずはSHOが新たなテーマ曲、そして黒と紫を基調とした新コスチュームで、不敵な表情を浮かべながら入場。対するYOHはまっすぐリング上のSHOを見据えて花道を進む。
YOHはリングインすると同時に奇襲攻撃。しかし、SHOも反撃し、両者はエルボーの応酬を繰り広げる。
続くロープワークの攻防では、YOHがカニバサミから低空ドロップキック。そして馬乗りエルボーを乱打。
スタンドに戻るとYOHはエルボーの連発からハンマースルー。しかし、SHOは場外へ。YOHが追いかけると、SHOはヤングライオンをYOHに放り投げて動きを止める。そして、鉄柵にハンマースルー。
ここでSHOはYOHの入場ガウンを脱がし、さらに二度にわたり鉄柵に叩きつける。SHOはリングに戻ると見せかけ、YOHの左腕を鉄柱付近を用いて痛めつける。続いてSHOはYOHの左腕を鉄柵に固定し、その鉄柵を蹴りつけてダメージを与える。
SHOはカウント15で先にリングに戻る。YOHはカウント18でリングへ。するとSHOはまたもYOHを場外に連れ出し、鉄柵にハンマースルー。
ダメージの大きいYOHはカウント17でようやくリングに生還。するとSHOはYOHの顔面を蹴りつけていく。YOHはエルボーで反撃するが、SHOは顔面かきむしり。さらにキチンシンクをお見舞い。
続いてSHOはYOHの背中にサッカーボールキックを連発。そしてカバーするもカウントは2。するとSHOはYOHの両腕を固め、大外刈りを決める。
SHOはYOHをコーナーに追い詰め、ストンピングを連発。さらに両足でYOHを踏みつけていく。劣勢のYOHはエルボーを返すも、SHOは顔面かきむしり。そしてハンマースルーを仕掛けるが、YOHはドロップキックを突き刺す。
さらにYOHはフライングフォアアームを3連発。YOHは串刺しエルボーからストンピングを乱打。そして背中にサッカーボールキックを連発する。
YOHはエプロンに出たSHOの髪をつかむが、SHOはトップロープ越しのアームブリーカー。そして鉄柵に振ろうとするが、逆にYOHがハンマースルー。SHOは鉄柵に激突寸前で踏みとどまるも、YOHはショットガンドロップキックで鉄柵に打ちこんでいく。
YOHはリングに戻ると、場外のSHOに向けてノータッチ式トペ・コンヒーロを炸裂。YOHはSHOをリングに戻すとファルコンアローを食らわせる。SHOはカウント2で跳ね返すも苦悶の表情。
YOHはエルボーでSHOをコーナーに詰め、トップロープに設置。そして雪崩式攻撃を狙うも、SHOは回避。しかし、YOHはもう一度雪崩式の体勢に。しかし、SHOは股のあいだを抜けてパワーボムの体勢で捕らえ、一気にパワーブリーカーを炸裂。
ここからSHOはジャーマンを連発。三発目はYOHがロープをつかむ。しかし、SHOは髪をつかんで引き離すと強烈なキック。二発目を受け止めたYOHは、外回転のドラゴンスクリュー。そしてスターゲイザーを決めるが、SHOはYOHの頭をマットに打ち付けて脱出。
続いてSHOはYOHの左腕にアームブリーカーを3連発。そして左腕にサッカーボールキックを見舞うとロープへ。だが、YOHはカウンターのジャンピングニー。するとSHOもジャンピングニーからアームブリーカーの体勢に。ここから技の読み合いとなり、YOHがジャーマン。
しかし、SHOはすぐに立ち上がってラリアットでYOHをなぎ倒す。SHOはYOHを引きずり起こし、ラリアットを炸裂。そして弓を引くポーズからショックアローの体勢に。しかし、YOHは両足タックルで切り抜け、スターゲイザーにつなぐ。SHOはYOHの髪をつかむが、レフェリーが阻止。YOHはそのまま締め上げるが、SHOはなんとかロープエスケープ。
ならばとYOHはドラゴンスープレックスの体勢に。SHOはそのまま後退して、コーナーにYOHを打ち付ける。だが、YOHは背後からヒザに低空ドロップキックを見舞い、コーナーパッドに向けてドラゴンスープレックスを炸裂。
続いてYOHはDIRECT DRIVEを狙うが、SHOは切り抜けてクロスアーム式パイルドライバーの体勢に。しかし、YOHはショルダースルー。
ここから両者はヒザ立ち状態でエルボーの応酬に。そのまま立ち上がり、さらにエルボーを打ち込んでいく。競り勝ったSHOは、倒れ込んだYOHにストンピングを乱打。
SHOはYOHを引きずり起こすも、YOHは意地のエルボーを連打。だが、SHOもエルボーで応戦。そしてショートレンジラリアットを連発し、YOHは三発目でヒザをつく。
SHOはYOHを引きずり起こすとラリアットを狙ってロープへ。だが、YOHがカウンターのラリアットでなぎ倒す。そしてドラゴンスープレックスを決めるが、これはカウント2。
YOHは雄叫びを上げ、DIRECT DRIVEを狙う。しかし、SHOは回避し、YOHを突き飛ばしてレフェリーを転倒させる。そしてスピアーを炸裂。
ここでSHOはレフェリー不在を確認すると、リング下からパイプイスを取り出す。SHOはYOHにイスで襲いかかるが、YOHはかわしてトラースキック。
そしてYOHがそのイスを手にすると、SHOは「YOHさん!」と許しを乞う。するとYOHはイスを放り投げ、SHOの顔面ににトラースキック。続いてYOHはDIRECT DRIVEを狙うが、SHOはローブローで切り抜ける。
SHOはもう一度イスを手にし、YOHの脳天に一撃。そしてSHOはレフェリーを起こすと、YOHをカバー。だが、カウント3を叩く寸前で、SHOはYOHの手を引っ張って自らカバーを解除。そしてニヤリと笑うと変形の三角絞めへ。そのまま締め上げるとYOHの動きが止まり、レフェリーが試合をストップ。SHOが衝撃の勝利を収めた。