第4試合はエル・デスペラード&金丸義信&鈴木みのるvs石森太二&エル・ファンタズモ&邪道。デスペラード&金丸は8.17後楽園大会での『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2021』最終公式戦では、石森&ファンタズモを下して初優勝。その試合後、石森&ファンタズモの保持するIWGPジュニアタッグ挑戦をアピールしている。今大会の試合でベルト挑戦を巡り、さらなる動きが見られるか？

　石森&ファンタズモはIWGPジュニアタッグのベルトを携え、ピンクのニューTシャツで入場。そしてBULLET CLUBはToo Sweetサインをかわすが、そのスキを見逃さず鈴木軍が奇襲攻撃。

　リング上、石森&ファンタズモは金丸にダブルのバックエルボー、さらにエルボードロップをお見舞い。続いて連携のギロチンドロップ、低空ドロップキックとたたみかける。
　さらに石森&ファンタズモはトレイン攻撃を狙うが、金丸は切り抜けてファンタズモに横入り式エビ固め。
　返したファンタズモに対し、金丸はロープワークの攻防からヒザへの低空ドロップキック。そして場外戦に持ち込む。デスペラードは石森を鉄柵に、金丸はファンタズモを鉄柱に叩きつける。続いてデスペラードはコードを石森を打ち付ける。鈴木は邪道を蹂躙。
　ファンタズモがリングに戻ると、金丸が後頭部にエルボー。スイッチした鈴木はファンタズモの胸板を蹴り上げていく。ファンタズモも逆水平チョップを返すが、鈴木は高笑い。
　するとファンタズモは手のひらにツバを落とし、鈴木の胸板に張り手。仁王立ちの鈴木は同じ技でファンタズモをひるませる。
　ファンタズモはエルボーを連発するが、鈴木は強烈なエルボー一発でファンタズモを場外に吹っ飛ばす。鈴木は追いかけると、胸のツバを手で拭うとファンタズモの背中で拭き、リングに戻す。
　次はデスペラードがファンタズモにボディスラムからカバー。ファンタズモが返すと、デスペラードは顔面かきむしり。そしてスリーパーで捕らえ、金丸とスイッチ。
　金丸はファンタズモの背中にストンピング。続くロープワークの攻防では、邪道が場外から竹刀で金丸に攻撃。ここからBULLET CLUBは場外戦に持ち込み、石森がデスペラードを鉄柵に打ち付ける。
　戦場がリングに戻ると、石森が金丸にストンピングを連発。次は邪道が重い逆水平チョップを連発。さらにバックドロップからカバーするが、これはカウント2。
　すると邪道は金丸にスリーパー。鈴木がカットに入るも、石森が場外に追いやる。金丸は脱出するも、邪道はショルダータックルでなぎ倒す。そして鈴木を挑発。
　スイッチした石森は金丸の左腕を絞り上げる。デスペラードがカットに入るが、ファンタズモは場外に連れ出す。石森は金丸に串刺し攻撃を狙う。金丸は切り抜けると、カウンターのジャンピングキック。
　次は鈴木が石森に串刺しフロントキック。さらにサッカーボールキックを叩き込んでカバー。これは邪道がカット。すると鈴木が邪道に脇固め、ファンタズモにはアキレス腱固めを同時に決める。
　カットに入った石森はハンドスプリング式のスクリューキックの体勢に。だが、鈴木は脇固めで捕獲。石森は足でロープエスケープ。
　石森は胸板に張り手を見舞うが、鈴木も同じ技を返す。そして追走してスリーパーで捕獲し、自軍コーナーに連れ込む。ここから鈴木軍はトレイン攻撃を狙うも、石森は回避。
　逆にBULLET CLUBはデスペラードにトレイン攻撃を見舞うと、石森&ファンタズモは合体のコードブレイカー&ムーンサルトプレス。
　ここでファンタズモはサドンデスを狙うが、金丸が場外に引きずり込む。リング上ではデスペラードが石森にニークラッシャー。すかさず金丸が石森のヒザに低空ドロップキックを見舞い、デスペラードがマフラーホールドにつなぐ。
　石森は丸め込みで返すも、再びデスペラードはマフラーホールド。石森は必死にロープエスケープ。
　ならばとデスペラードは石森にピンチェ・ロコを狙う。だが、石森がこらえると、ファンタズモがデスペラードにサドンデスをヒット。すかさず石森が倒れたデスペラードをカバーし、3カウントを奪取した。

ファンタズモ「（※ピンクバージョンのシャツを指して）見ろよ！ 俺たちには青が似合うけど、『ピンクはミキ・モトイに似合うと思うぞ！』と思ったらいねえじゃねえか！ どこだ、ミキ？ せっかくあげるつもりで持ってきてやったのに、いない。仕方ねえから、キープしとくか。欲しいなら、自分で買ってくれ。
あ、でもまだ発売されてなかったんだ。おまえらを焦らしてやりたくて持ってきたんだ。それにIWGPジュニアタッグのベルトも俺たちが一番似合ってるだろ。それで次の防衛戦はいつなんだ？ 俺たちこれからアメリカの『STRONG』で試合が決まってるんだけど、テキサスで試合するんだ。（石森に向かって）おまえ、テキサス行ったことある？」
石森「ノー」
ファンタズモ「俺も今回が初めてなんだよな。デブばっかりいるって聞いたぞ」
石森「オー、ゴッド！」

ファンタズモ「デブは見苦しい。俺たちがアメリカ行く前にタイトルマッチに相応しいようなビッグマッチってあったっけ？ まぁ日本で防衛戦があってもなくても、確実に俺たちはIWGPジュニアタッグチャンピオンとしてアメリカに渡ることになる。そして、日本で一番強い俺たちが次はアメリカで一番強いジュニアタッグのヤツらと闘う。
アメリカのおまえら、覚悟しとけよ。ピンクバージョン、かわいいだろ？ テキサスのファン、悪いがサイズLまでしか揃えてないから、おまえらは着られないな。ファン、欲しければTwitterで新日本公式アカウントにリクエストを送れ！（発売したら）こっちもまた売れに売れるぞ。（石森に向かって）そうだよな？」
石森「かわいいな！」
ファンタズモ「だろ！（足が）痛え……」
石森「大丈夫か？」
ファンタズモ「毎日毎日キックしてるから、たこができたかも。てか、今日でサドンデスを初披露してから1周年だ」

石森「エイエイエイ……金丸、『おまえやるからな』っつってんのに、いつやるんだよ？『やるからな』っつってもどこでやるんだよ？ 俺たち9月アメリカ行くんだよ。やるとしたら、もうメットライフドームしかねーぞ。いや、でも今日と結果は一緒だけどな。ハハハ」

※邪道はノーコメント

鈴木「久々にやった邪道、まあ面白いな。まあファンタズモも石森も普段当たることねぇからな」

鈴木「俺はさらなる新しい刺激を求む……次の刺激は……ハハハ」

金丸「オイ、どうなってんだよ。オイ、あのブーツのなかよ、ファンタズモ！ それよりよ、タイトル（マッチ）いつやるんだよ。ハッキリさせろよ、コラ！ 決定事項だろ？ いいか、わかったか？ その時によ、テメェのそのシューズ剥がしてしっかり確認してやるからよ。覚えとけコノヤロー」

デスペラード「ハァハァ、クソッ……。今日、おまえらが何を仕掛けるか知らんけど、こんなことは言いたかねーが……挑戦させろ。いつになったら決まるんだコノヤロー。この間、タッグリーグ優勝じゃ足りなねーか？ まだ足りねーか？ 確定にならねーか？ クソッ、そんな気はなかったけど、俺が気抜けてたかな。オイ、コノヤロー」

デスペラード「メットライフまだ発表にねぇカード山ほどあるよな。そのなかにもちろん入ってるんだろうな？ 入ってなかったら承知しねーぞ！ タッグチャンピオン、テメェらいつまでも調子乗ってられると思うな！ 次で終わりだ、オメェらはよ」
　
　

　
DOUKI「ハハハ。明日のことが楽しみ過ぎて、（コメントブースに）戻ってきちゃったよ。ヒロム、明日がよ、俺は楽しみで楽しみで仕方ねぇんだ。オイ、この感情どうおまえに伝えたらいい？ オイ、おまえら伝えてくれよ、この感情をよ。ヒロム、ヒロム！ ヒロム！！ ヒロム！！！ ヒロム！！！！ ヒロム！！！！！」