第1試合は前日に直接対決でデビューした大岩陵平と藤田晃生が激突。8.24後楽園のデビュー戦、そして昨日と10分時間切れ引き分けが続いている同期のライバル同士が、共に初勝利を目指し対峙する。
藤田と大岩はダッシュリングイン、そして気合いの雄叫びを上げる。
開始のゴング、両者はロックアップで組み合うと藤田がロープに押し込む。そして離れ際に張り手を見舞うと、エルボーの応酬からフライングメイヤー。そしてヘッドロックを決める。大岩も切り返し、一旦両者は離れる。
続いて大岩はバックに回るが、藤田はクラッチを切り、両者はにらみ合い。続いて大岩が一本背負いから腕を固める。だが、藤田もグラウンドのフェイスロックで応戦。その状態で立ち上がると、フライングメイヤーからスリーパー。
しかし、大岩はすばやくハンマーロックで返す。藤田もうまく切り抜け、リストの取り合いに。大岩は首投げを決めるが、藤田もヘッドシザースで切り返す。
切り抜けた大岩はヘッドロック。だが、藤田も回避し、袈裟固め。その状態で腕も極めるが、大岩はロープエスケープ。
藤田はストンピング。さらに大岩の左腕にエルボーを落とし、脇固めを決める。そして腕ひしぎ逆十字につなげるが、大岩は足でロープエスケープ。
藤田はストンピングを叩き込み、アームロックに持ち込む。だが、大岩はロープに足をかける。
藤田は大岩を引きずり起こし、左腕に脇固め。大岩はなんとかロープエスケープ。すると藤田は挑発するように大岩の頭をはたく。
大岩が立ち上がると、ここからエルボー合戦に突入。競り勝った大岩は雄叫びを上げ、アキレス腱固めで捕獲。藤田は必死にロープに逃げる。
大岩は藤田の足にストンピングを連発。そして足を引っ張るも、藤田はリープをつかむ。大岩はその手にストンピングを叩き込むと、藤田をリング中央に引きずり込んで逆片エビ固め。藤田はなんとかロープに逃れる。
大岩は腰にストンピングを連発してカバー。藤田が返すと、大岩は引きずり起こす。だが、藤田は至近距離でドロップキックをヒット。
藤田は雄叫びを上げ、馬乗りでエルボーを乱打。大岩はサンドバッグ状態に。そして藤田は腕ひしぎ逆十字を仕掛けるが、大岩は足でロープエスケープ。藤田はなかなか離さず、ここで試合終了のゴング。両者の対決は三連続で引き分けに。
試合後も両者は視殺戦を繰り広げた。そして大岩がリングを下りると、藤田は四方に頭を下げ、雄叫びを上げてから退場。二人の戦いを、欠場中の中島佑斗が熱い眼差しで見つめていた。