先々週のエピソード52で、TEAM FILTHYへ電撃加入したネルソン＆アイザックス（ウエストコーストレッキングクルー）が、キング＆ディッキンソン（バイオレンスアンリミテッド）と対決するメインイベント。両チームは8月1日配信の「TAG TEAM TURBULENCE」準決勝戦でも対戦しており、キング＆ディッキンソンが勝利している。

　ネルソン＆アイザックスは、チームメイトのクレイトスを引き連れて入場。そんな中、ディッキンソン対アイザックスで試合開始となり、ディッキンソンがリープフロッグ＆ドロップダウンからカウンターバックエルボーを食らわせる。
　ところが、背後からネルソンが急襲し、ディッキンソンをダウンさせる。そこへキングも入るが、ネルソンがジャンピングニーアタックを見舞い、アイザックスのローリングエルボーからショートレンジドロップキックへ繋ぐ。
　ここからネルソン＆アイザックスがディッキンソンを捕まえ、息の合った連携攻撃で徹底的に痛めつけていく。左膝を集中的に狙われたディッキンソンは何度も悶絶し、まったく反撃することができない。
　だが、ディッキンソンはアイザックスにエルボーを連発し、シャイニング延髄斬りで逆襲。そして、タッチを妨害したアイザックスをジャーマンスープレックスで投げ捨て、ようやくキングと替わる。
　そのキングは、ネルソンとアイザックスに串刺しラリアットを連発。さらに、ネルソンを担いでデスバレーボムを敢行し、ニュートラルコーナー下で腰をついたアイザックスを串刺しにする。
　続いてキングがマンハッタンドロップからネルソンを抱え上げ、ディッキンソンのドロップキックからパワーボムで叩きつける。そして、キングが逆エビ固めの体勢に入ると、ディッキンソンがネルソンの背中へジャンピングニードロップを見舞う。
　これをアイザックスがカットすると、ディッキンソンがミドルキック連打、串刺しラリアット、フロントネックチャンスリーで排除。そこからディッキンソン対ネルソンとなり、キングの風車式バックブリーカーからディッキンソンが低空ドロップキックを浴びせる。
　ディッキンソンの攻勢は続き、垂直落下式フィッシャーマンバスターでネルソンに追撃。そこからパワーボムの体勢に入るが、控えのアイザックスがカットへ入る。
　これでディッキンソン対アイザックスとなり、アイザックス＆ネルソン合体ブレーンバスターを仕掛ける。しかし、キングがカットへ入り、ダブルハンドラリアットでアイザックスたちを場外へ落とす。
　ところが、クレイトスが場外でキングにラリアットを食らわせ、アイザックスはレフェリーの服を引っ張って流れを変える。そして、アイザックスが変型ジャーマンスープレックスでディッキンソンを投げ捨てると、ネルソンがニュートラルコーナー最上段からダイビングエルボードロップをお見舞い。すかさずアイザックスが片エビ固めで押さえ込み、3カウントを奪った。

クレイトス「（※スタッフを恫喝し）そこをどけ！ どけって言ってんだよ!!」
ネルソン「なんだ、あいつら!?」
クレイトス「やっとどこかに行ったか。（※ネルソン→アイザックスの順でフィストバンプして）これでこそ俺たちのやり方だ。（※2人にスマートフォンの画面を見せ）見てみろ、これがトムからのメッセージだ。期待どおりだと満足してくれている」
アイザックス「『TAG TEAM TURBULENCE』ではブロディとディッキンソンに負けた。だが、TEAM FILTHYへ加入したら今度はあいつらを倒すことができた。トレーニングを怠っていたわけではないが、ここにきて成長を感じることができている」
ネルソン「たしか前回のバックステージコメントで『TEAM FILTHYにウエストコースト・レッキングクルーの実力者2人が加わった』と発言していたな。俺は前々からウエストコースト・レッキングクルーとTEAM FILTHYは最高の組み合わせだと思っていたんだ。結果もそれを物語っているだろ。前回はブロディとディッキンソンに負けたが、今回は勝利を収めることができた」
アイザックス「ブロディ、ディッキンソン。これで1勝1敗だ。次はグッド・ブラザーズ（カール・アンダーソン＆ドク・ギャローズ）だ、覚悟しておけよ」
クレイトス「TEAM FILTHY…（※とだけ言い残して立ち去る）」
アイザックス「（※クレイトスに続いて立ち去りつつスタッフへ向け）お前たち、戻ってきてもいいぞ」
　
　
キング「TEAM FILTHYと闘うときは、毎回、捕まえたと思ったヘビが手をすり抜けて逃げていくようだ」
ディッキンソン「いつもお前たちのやり方は同じだ。リングサイドにヘビがいたかと思ったら、今度は新しいヘビを2匹連れてきやがって、ローラー。俺のトレーニングパートナーでもあるロイスを詐欺集団のTEAM FILTHYに加えたんだ」
キング「いい響きだな」
ディッキンソン「そうだろ。俺は負けることが嫌いだ。ブロディ、お前もそうだろ？」
キング「大嫌いだ」
ディッキンソン「お前たちはTEAM FILTHYのヤツらがいないと勝てないんだ。ロイス・アイザックス、ジョレル・ネルソン、お前たちにスポーツマンシップはないのか!? お前たちが今日勝つためにやったことを思い出してみろ。TEAM FILTHYの助けがないと俺たちからピンフォールを奪うことも、ギブアップを奪うこともできない。自分たちが何をしているのか自分たちで気づくべきだな」
キング「汚い手を使いやがって。クレイトス。お前との闘いは一生終わらないぞ」