新日本プロレスLA道場のコグリンが、初参戦のモリスとシングル対決する「チャレンジマッチ」。
試合開始直後、モリスがヘッドロックで絞ると、コグリンがカウンターショルダータックルをお見舞い。だが、モリスはさらにヘッドロックを繰り出し、首投げでグラウンドへ持ち込む。
その後、モリスが軽快な動きでコグリンを惑わせ、トーキックを浴びせる。だが、コグリンがベアハグの体勢で捕まえ、フロントスープレックスで投げ捨てる。
これでコグリンがペースを掴み、逆水平チョップ、アームホイップ、首4の字固め、滞空式ブレーンバスター、チンロックなどで追撃。だが、モリスがコグリンの突進をかわしてニュートラルコーナーへ激突させ、串刺しジャンピングバックエルボー、トップロープ越えのセントーンアトミコなどで逆襲。
さらにモリスは、ロープ際のラリアットでコグリンを場外へ落とし、エプロンで助走をつけてトペコンヒーロをお見舞い。そしてリングへ戻ると、スワントーンボムで追い討ちをかける。
次にモリスはDDTの体勢に入るが、コグリンがパワーで持ち上げ、ニュートラルコーナーで串刺しにする。するとモリスは、カウンターエルボーとカウンターフロントキックでコグリンの動きを鈍らせ、コーナー最上段からフライングボディアタックを発射。しかし、コグリンが受け止めて後方回転し、そのまま立ち上がってブロックバスターホールドを敢行。
これをモリスがカウント2で返すと、コグリンは俵返しを繰り出す。だが、モリスが切り返し、カウンタージャンピングフロントハイキックで逆転。そして最後は、ディレクターズカット(変型DDT)を炸裂させ、コグリンを沈めた。
SUMMER STRUGGLE USA
- 日時
- 2021年8月21日(土) 開場 11:00 (JST)開始
- 会場
- 非公開
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第1試合 15分1本勝負
アレックス・コグリン チャレンジマッチシリーズ
MATCH REPORT
COMMENT
モリス「今日、少しだけ“ドラマ・キング”は新日本プロレスを体感することができた。アメリカだとテレビに出て試合をすることが目標になっているが、新日本ではスポーツとしてプロレスが行われている。これまで新日本以上に『ここにいたい』と思える団体はなかった。今日はほんの少ししか味わうことができなかったが、この胸の傷は一生残る傷になるところだった。この感じ、嫌いじゃないぜ。もっとしっかり新日本を味わいたい。“ドラマ・キング”を見るのは今日が最後ではない。“超能力”も“タッグチーム”もクソ食らえだ。俺こそが“ドラマ・キング”だ。邪魔するヤツはブッ飛ばしてやる。ありがとう、新日本プロレス。俺はまた戻ってくる」
コグリン「(※頭を押さえてコメントスペースへ座り込み)自分のかいた汗は嘘をつかない。数週間前、俺のオープンチャレンジが始まった。俺だって勝てるなら勝ちたいに決まっている。俺は世界中の一流の選手と闘うためにここにいるんだ。(※片膝立ちになり)これまで誰と闘ってきた!? PJブラック、ヒクレオ、ジョシュ・アレキサンダーだ。あいつらに何か共通点はあるか!? まったくと言ってないだろう。そして、今日闘ったのは“ドラマ・キング”だ。新日本にはいないタイプの選手だった。そして、最近あまり試合をしていなかったらしい。(※後頭部を押さえ)負けてしまったがいい試合ができたと思っている。だが、お前らも見てのとおりメチャクチャいい選手だった。あいつもベストを尽くしたことはわかっているが、(※指で小さな隙間を作り)あと少しのところでお前を倒すことができた。オープンチャレンジを重ねるたびに相手との差はどんどん縮まってきている。(※自分を指さし)それは俺が成長しているからだ。(※立ち上がり)負けることもあるかもしれない。ケガをすることもあるかもしれない。今日みたいなDDTをまた食らうこともあるかもしれない。だが、毎回負けていて満足するはずないだろ。次こそは勝利を掴んでやる。(※カメラを指さし)今日がお前との最後の対戦じゃないぜ」