第3試合は後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&天山広吉&小島聡vsタイチ&ザック・セイバーJr.&鈴木みのる&DOUKI。9.5メットライフドームのIWGPタッグ3WAYマッチで激突する挑戦者・後藤&YOSHI-HASHIと王者タイチ&ザックの前哨戦となる。前日の同一カードでは、YOSHI-HASHIが後藤と共にGYWでDOUKIを沈めている。

　後藤&YOSHI-HASHIはNEVER6人タッグ、タイチ&ザックはIWGPタッグのベルトを携えて入場。タイチ&ザックは先発のYOSHI-HASHIを挑発するが、そのままリングを下りる。そしてDOUKIがYOSHI-HASHIに襲いかかり試合開始。

　DOUKIはティヘラからドロップキック。さらにラ・ランツァを突き刺してから、ラリアットと地獄突き。そしてロープに走るも、後藤&YOSHI-HASHIがダブルのショルダータックル。さらにざんまいを決める。
　後藤&YOSHI-HASHIはリングに入ったタイチに太鼓の乱れ打ち。ザックに対しては、テンコジも加わり太鼓の乱れ打ちを見舞う。
　次は小島がリングに入るが、DOUKIは顔面かきむしりからロープへ。すると小島がショルダータックル。
　スイッチした鈴木は、小島と打撃の応酬。小島はコーナーまで押し込むとマシンガンチョップ。さらに串刺しエルボーから「いっちゃうぞバカヤロー！」の雄叫びを上げる。だが、鈴木はすぐに立ち上がってエルボーを食らわせ、小島はダウン。
　小島もローリングエルボーでダウンを奪い返し、ラリアットを狙う。だが、かわした鈴木はぶら下がり式腕ひしぎ逆十字固め。これを合図に鈴木軍は場外戦に持ち込む。
　鈴木は小島を鉄柵に叩きつけ、さらにイスを振り下ろす。タイチはセコンドのTシャツを奪い、YOSHI-HASHIにチョーク攻撃。
　続いてタイチは鉄柵を用いて小島の首を痛めつける。さらに鈴木が小島の背中にイスをおもいきり振り下ろす。
　小島がリングに上がると、鈴木はカバー。小島が返すと、ザックと鈴木が小島の両足を締め上げる。天山がカットに入るも、ザックがネックロックを見舞う。
　タイチは小島にチョーク攻撃。タイチは小島を引きずり起こすと喉輪で自軍コーナーに押し込む。すかさず鈴木軍が蹂躙。
　次はザックが小島にエルボーアッパーを連発。さらにネックロックで締め上げ、ここから鈴木と共に小島の右腕を次々にひねり上げていく。
　鈴木は小島をスリーパーで捕獲。そしてゴッチ式パイルドライバーを狙うも、天山がカット。天山は鈴木にモンゴリアンチョップを連発。だが、鈴木はエルボー一発で天山を排除。
　さらに鈴木はロープワークの攻防から小島をスリーパーで捕獲。すると小島はコジコジカッターを炸裂。
　スイッチした後藤はタイチとショルダータックルの応酬。競り勝った後藤は、タイチに村正。さらにブルドッキングヘッドロックで叩きつけてカバーするが、カウントは2。
　そして後藤は牛殺しを狙うも、タイチは回避。続くバックの取り合いから、タイチはジャンピングキックをヒット。
　タイチは人間魚雷ラリアットからバックドロップを狙う。後藤が切り抜けると、タイチは喉輪落としの体勢に。後藤も喉輪で回避するが、タイチはスピンキックをヒット。
　スイッチしたザックは後藤に串刺しエルボー。だが、後藤もエルボーを返し、激しい打撃戦に。そして技の読み合いから、後藤&YOSHI-HASHIはザックに隠し狭間。さらにGYRを狙うが、ザックは切り抜ける。ここから両軍入り乱れる混戦模様に。
　タイチはYOSHI-HASHIにジャンピングキックをヒットするが、そのタイチに対して後藤が牛殺し。すかさずザックが後藤にキックを叩き込むも、後藤はラリアットでなぎ倒す。
　スイッチした天山はザック、DOUKIをショルダータックルで吹っ飛ばす。さらに天山はザックに真モンゴリアンチョップを連発。そしてヘッドバット、串刺しラリアット、ブレーンバスターとたたみかける。
　ここから天山はアナコンダバイスをザックに決める。しかし、鈴木がカット。すると天山は鈴木に真モンゴリアンチョップ。
　続いてテンコジはザックに真モンゴリアンチョップ&エルボーを乱打。そしてテンコジカッターを狙うも、タイチがカット。
　タイチ&ザックは天山にキックの波状攻撃。そして天翔ザックドライバーを狙うが、天山は回避。だが、ザックは天山をオクトパスホールドで捕獲。タイチは後藤を聖帝十字陵 、DOUKIはYOSHI-HASHIをイタリアンストレッチNo.32、鈴木は小島をスリーパーで捕らえる。最後は天山がギブアップ、鈴木軍に凱歌が上がった。

天山「ああ、ああ……シット！　ファ〇ク！　クッソーー…！」

小島「まだ生きてるぞ？　ああ？　一回、呼吸止まっちまったけど、まだ生きてっから。生きてるぞ！ 鈴木みのる…テメー！　覚えとけよ、コノヤロー！」

後藤「あたたたた…」
※後藤は先に控室へ

YOSHI-HASHI「今日は、ちょっとうまくタッチが回らなかったけど、まだ一回……」
※ここでいきなりタイチが乱入して、揉み舞う両者。
タイチ「調子に乗んな、コラ！　さっさと帰れコラ、テメー、顔じゃねーんだよ！　調子に乗んな、YOSHI-HASHI！　早く行け。おら！」
※激しい乱闘、揉み合いの末に、タイチのベルトを奪って、YOSHI-HASHIは控室へ。

タイチ「（呼吸を整えたあとに）……調子に乗んなよ、オラ。YOSHI-HASHI？　言うことだけはいっちょまえだから。……ハポンは？　ハポンはどこいった？」
※ここで遅れて、ザックが登場。
ザック「ソーリー。スミマセン！ スミマセン！」
タイチ「YOSHI-HASHIのこと、殺しといたよ」
ザック「本当にバカなヤツらだ。どうだ、テンコジは俺たちに完敗だぞ！レジェンドなんじゃなかったっけ？歴代の『G1』優勝者で、IWGP王者で、タッグでも何度もベルトを巻いてきたらしいが、楽勝な相手だったぞ！　汗一つかいてない。この汗は俺のじゃない。まあ、おっさんにしては強いな、そこは認めてやる。でも、この俺があのメロン頭（天山）をサクッとギブアップさせてやった！それからあのバカ2人、YOSHI-HASHIとゴトーは自分の名前の漢字もまともに書けない。あいつらなんか眼中にない。ナイトー＆SANADAにも前回勝ってる。それに、今日も現れもしなかった。3WAYマッチ、やるだけムダだろ！（メットライフドームは）休みでいいだろ。他に挑戦者はいないのか？一年タッグのベルトを巻いてきたけど、その中で評価できるのはイブシ＆タナハシ組くらいだ。アイツらはやる気はあったしな。今ではアイツらと闘ってた頃が懐かしいぐらいだ」
タイチ「あーあ、拍子抜けだ。どうすんだコレ。ハポンはいねーしよ。YOSHI-HASHIと後藤はあんなんだしよ、調子に乗るな？　もし、今日良かったら、今日テンコジちょっと考えてやってもよかったけどよ。ダメだよ」
ザック「ベルトはどうした？」
タイチ「（英語で）YOSHI-HASHIが持ってった」
ザック「なんだって？盗まれただと？俺があの野郎をしばき倒してやる！俺のベルトをやるよ」
※ザックがタイチにベルトをかける。
タイチ「ああ、ありがとう。ザックのオッパイだけは、痛めつけるのは止めてくれよ？」
ザック「キョウハ、ダイジョーブ！」
タイチ「あーあ。なんだか、どうすんの？　わかんなくなってきたね？　タッグ、やるのやらないの？　やっぱり……やっぱり川田＆田上組か？」
ザック「（川田＆田上は）イエー。ホントニ。シリアスにドリームマッチだ。」
タイチ「川田、田上、渕……」
ザック「フチ？　フチも？」

DOUKI「YOSHI-HASHI！ 目の前のタッグにばっかり目いってんじゃねーか。オイ、俺はな、おまえの6人タッグのベルト、おまえの6人タッグのベルトだ。何度防衛しようが、関係ねーよ。おまえからベルトを獲るのは、この俺だよ！ よく覚えとけ。絶対、おまえからベルトを獲るのは、もう一回言うぞ？　この俺だ。ああ、SHOも行動を起こしたみたいだな。YOHと別れるみてーだな、別れるのかわかんねーけど。俺と組む気になったか？　もう、俺がこれ以上、俺が蚊帳の外っていうのはおもしろくねーからな。おまえら、よく見とけよ？」

※鈴木はノーコメント