第5試合はスペシャルシングルマッチとして石井智宏が、かつて新日本にも来日経験がある現・IMPACT WRESTLING のスーパーヘビー級レスラー、ムースと激突。
ムースは元NFL選手というキャリアを誇り、身長196cm、体重136kgという巨体から繰り出す豪快なファイトが持ち味。突貫ファイトが信条の石井は、この大型ファイターを相手にどんな試合を繰り広げるのか?
石井はNEVER6人タッグのベルトを手に入場。
開始のゴング、両者はリング中央でにらみあい。体格差が目立つが、真っ向からロックアップで組み合う。ムースは石井を押し込んでエルボー。しかし、石井もエルボーで反撃。
石井はロープに走ってショルダータックルを連発。だが、ムースは仁王立ち。逆にムースが石井からダウンを奪う。
続いてムースは石井に強烈な逆水平チョップ。さらに背中にハンマーパンチを落とす。
石井は串刺し攻撃を切り抜けると、ショルダータックルを連発。よろめかせるが、またもムースがなぎ倒す。
ムースは石井にコーナーを背負わせて逆水平チョップ。だが、石井は「カモーン!」と挑発。するとムースは逆水平チョップから顔面かきむしり。
そしてムースは串刺しエルボーから串刺しドロップキック。石井が腰を落とすと、ムースは顔面に串刺しドロップキックを決め、場内をどよめかす。
ムースは石井を場外に蹴落とすと、鉄柵を背にする石井に突進。だが、これは石井がかわし、ムースは鉄柵に自爆。
石井はムースをリングに戻し、お返しの逆水平チョップを連発。ムースも雄叫びを上げてやり返し、逆水平チョップの応酬に。
石井がヒザから崩れると、ムースは引きずりここして串刺し攻撃を狙う。だが、逆に石井が串刺しラリアット。そしてブレーンバスターを狙うも、ムースがこらえる。
ムースはエルボーで石井からダウンを奪うと、さらに立たせてエルボーを連打。だが、石井は険しい表情で仁王立ち。そしてムースの土手っ腹にヘッドバットを見舞い、エルボーを炸裂。続いてブレーンバスターで叩きつけ、場内は拍手と歓声に包まれる。
石井は逆水平チョップ&エルボーを乱打。続いて串刺し攻撃を狙うが、ムースは切り抜けショルダータックルでダウンを奪う。
そしてムースはパワーボムの体勢に入るも、石井はこらえてエルボー。するとムースはフロントキック。石井が雄叫びを上げて耐えると、ムースはショルダータックル。
再び石井が立ち上がって雄叫びを上げると、ムースはローリングエルボーを繰り出すが、かわした石井はバックドロップ。
ムースもすぐに立ち上がり、両者はラリアットの相打ち。二発目でダブルダウンに。
先に立ち上がったムースは石井を捕らえる。だが、石井は逆水平チョップを連発。ムースも重い逆水平チョップを食らわせ、コーナーに向けてハンマースルー。
逆に石井が投げ返すも、ムースは巨体から想像つかないような身軽さでコーナーを上り、振り向きざまにフライングボディアタックを炸裂。さらに軽快に飛び起きると、パワーボムで叩きつけてカバー。しかし、石井はカウント3寸前でキックアウト。
するとムースは石井をトップコーナーに設置。だが、石井はヘッドバットを連発。すかさずムースはドロップキックでコーナー上の石井の動きを止め、ネックハンギングボム。しかし、これも石井が執念で跳ね返す。
ムースはゲーム・ブリーカーを狙うも、石井は回避してラリアットを繰り出す。だが、ムースは切り抜けてフロントキック。そしてカバーするも、石井はカウント1で跳ね返す。
そして石井はラリアットを食らわすが、ムースは倒れず、フロントキックをお見舞い。そしてロープに飛ぶも、石井はカウンターのラリアットでなぎ倒してカバー。しかし、ムースもカウント1でキックアウト。
石井はエルボーの乱打からロープに走ると、ムースは打点の高いドロップキック。そして必殺のライツアウトを狙うも、石井はかわしてコーナーに激突させると、ジャーマンを炸裂。
石井は先に立ち上がりラリアットをお見舞い。だが、ムースはこらえるとヘッドバット。石井もヘッドバットを返し、ラリアットで一回転させてカバー。しかし、ムースはカウント2でキックアウト。
すると石井は雄叫びを上げ、垂直落下式ブレーンバスターを狙う。だが、ムースはこらえて変形のチョークスラム。そしてゲームブリーカーを繰り出すが、石井は切り抜け、技の読み合いから延髄斬り。そしてスライディングラリアットを決めてカバーするも、これもカウント2。
石井は気合いを入れ、ついにムースの巨体に垂直落下式ブレーンバスターを炸裂。この一撃で難敵を下した。
試合後、場内は両者に大きな拍手を送る。石井は勝ち名乗りを受けると、足早にリングをあとに。