第2試合は後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&石井智宏&小島聡vs内藤哲也&SANADA&BUSHI&鷹木信悟。8.10横浜のNEVER6人タッグ王座戦（王者・後藤&YOSHI-HASHI&石井vs挑戦者・内藤&SANADA&BUSHI）、そして9.5メットライフドームのIWGPタッグ王座戦3WAYマッチ（王者タイチ&ザックvs後藤&YOSHI-HASHIvs内藤&SANADA）を見据えた8人タッグとなる。

　後藤&YOSHI-HASHI&石井はNEVER6人タッグ、鷹木はIWGP世界ヘビーのベルトを携えて入場。

　CHAOSはゴングを待たずに奇襲攻撃を仕掛ける。リング上、小島と鷹木がエルボー合戦。続くロープワークの攻防では、鷹木が小島をショルダータックルでなぎ倒す。だが、セントーンをかわした小島は、ショルダータックルでお返しのダウンを奪う。
　次は後藤vsSANADA。ロープワークの攻防となると、後藤がヒップトス。さらに突進するが、SANADAがオーバー・ザ・トップロープで場外に追いやる。そしてロープ際の攻防から、SANADAがスワンダイブで飛びかかるも、後藤はかわすと、YOSHI-HASHIと共にさるかに合戦。さらに石井を加えて、SANADAに太鼓の乱れ打ち。続いて内藤にも太鼓の乱れ打ちをお見舞い。
　次は後藤と小島がSANADAにストンピングを連発。SANADAも小島にエルボーを返すが、小島は重いエルボー一発でダウンを奪い、さらにエルボードロップから執拗にカバー。
　今度はYOSHI-HASHIがSANADAの後頭部にエルボー。さらに鋭い逆水平チョップを連発し、トップロープにSANADAを固定すると背中にショットガンドロップキック。
　スイッチした石井はSANADAに挑発するように打撃を浴びせる。SANADAもエルボーを返すが、石井は仁王立ち。そして強烈なエルボーでダウンを奪う。
　続いて石井はバックドロップを狙うが、SANADAはこらえ、石井のヒザに低空ドロップキック。そしてバックドロップをお見舞いする。
　次はBUSHIが石井をミサイルキックで場外に吹っ飛ばす。さらにYOSHI-HASHI、後藤、小島と一掃すると、BUSHIは石井にトペ・スイシーダをヒット。
　勢いに乗るBUSHIは石井をリングに戻し、エプロンからロープの反動を使ってDDTで突き刺す。さらにBUSHIはフィッシャーマンズスクリューからカバーするが、これはカウント2。
　BUSHIは石井に「どうした、オイ！」と挑発し、エルボーを連発。だが、石井もエルボーを連発。しかし、BUSHIは石井を喉輪からエルボーでひるませ、低空ドロップキックをヒット。続いてブレーンバスターの体勢に入るも、これは石井が逆に投げ返す。
　スイッチしたYOSHI-HASHIはBUSHIに串刺しラリアット。だが、BUSHIはスピンキック、そして延髄斬りをヒット。
　交代した内藤はYOSHI-HASHIにストンピング。さらに首筋にエルボーを連発し、串刺し攻撃へ。YOSHI-HASHIは切り抜けて突進するが、内藤はアームホイップ。さらに内藤は低空ドロップキック、変形ネックブリーカー、変形ネックロックとたたみかける。YOSHI-HASHIは必死にロープエスケープ。
　ならばと内藤はYOSHI-HASHIをトップコーナーに設置し、雪崩式攻撃を狙う。だが、YOSHI-HASHIがエルボーで撃墜。そして突進するも、内藤は食い止めると延髄斬り。さらにトルネードDDTを狙うが、YOSHI-HASHIはこらえる。技の読み合いから、YOSHI-HASHIはヘッドハンターを炸裂。
　スイッチした小島は内藤にマシンガンチョップ。カットに入ったSANADAにも小島はマシンガンチョップを叩き込む。そして、小島は内藤に対して串刺しエルボーから「いっちゃうぞバカヤロー！」の雄叫びを上げ、ロープを上る。だが、BUSHIが食い止め、SANADAがデッドリードライブ。
　次は鷹木が小島に追走式キチンシンクからショルダータックル。そしてブレーンバスターで叩きつけてカバーするが、小島はカウント2でキックアウト。
　ならばと熨斗紙を狙うも、小島はこらえてDDT。そして串刺しラリアットを狙うが、鷹木がかわすと、ここからL･I･Jが小島に波状攻撃。最後はBUSHIのバッククラッカーから、鷹木がスライディングラリアットを炸裂。
　鷹木は「来た来た来た～！」と叫ぶと、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンを狙う。すると後藤がカットに入り、ここから両軍入り乱れる混戦模様に。最後は鷹木がパンピングボンバーをYOSHI-HASHIを排除。
　そして鷹木は小島にもパンピングボンバー。だが、小島も右腕を突き上げて相打ちに。競り勝った小島は鷹木をブレーンバスターで叩きつけ、ラリアットの体勢に。しかし、鷹木はバックエルボー、ナックル、そして龍魂ラリアットをお見舞い。
　鷹木はパンピングボンバーでなぎ倒してカバーするも、小島は必死にカウント2でキックアウト。すると鷹木は雄叫びを上げ、最後はラスト・オブ・ザ・ドラゴンで小島を撃沈。軍配はL･I･Jに上がった。

鷹木「さすがは小島聡。あいつの右腕、強烈だな。だが、あいつは一撃必殺にこだわってるようだが、俺はな、勝つためにだったらこの右腕、何発でも放ってやるからな。それからオイ！ EVIL。あの野郎、今日も来てねぇな。どういうことだ!? え、EVIL!? 何してるかわかんねぇけどよ、オイ！ お前、会場に来て、東郷・外道のセコンドについて、プロレス勉強したほうがいいじゃねぇのか、オイ!?」

内藤「もう少ししたら、いま欠場中の“あの男”が帰ってくる。鷹木、そして、BUSHI、SANADA、内藤。4人全員がチャンピオンベルトを持った状態で、“彼”の帰りを待つっていうのもアリかな？ そんなシチュエーションもアリでしょう。

いやむしろ、そういうシチュエーションに持ってって、“彼”を焦らせたいかな。そして俺は“彼”にこう言ってやるよ。そうまさに、トランキーロ！ あっせんなよ…ってね」

小島「（※コメントスペースで仰向けに倒れ）IWGP（世界ヘビー）のチャンピオンと、NEVERの6人タッグチャンピオンと、その挑戦者たちがいる現実、その中に1人だけ入っているこの現実を、俺の中でもちゃんと受け入れていこうと思ってるから。

（※立ち上がり）ずっと、ずーっと前向きにやってきた。前向きじゃなきゃ、30年もプロレスラーでいられねぇんだ」

　
YOSHI-HASHI「いよいよ明後日。明後日、横浜で（NEVER 6人タッグ）タイトルマッチ。BUSHI、SANADA、もちろん大歓迎だ。ただ、俺がリング上で内藤に「はぇーよ」って言ったのはな、前にも言ったと思うけど、逆に、立場が、お前と俺、逆だったら、ネチネチ文句言うだろ？ それに対して俺はちょっと引っかかっただけだよ。俺も、もちろん、横浜のタイトルマッチ、楽しみにしてるぞ、バカ野郎」

後藤「意思の疎通ができないヤツが、8回も（ベルトを）防衛できると思うか!? そろそろ答えてみろよ。（IWGP）2冠を獲った人間が、お願いまでして、このNEVER 6人タッグチャンピオンに挑む、そのお前の気持ちを。そして、これからの展望を、語ってみろよ」

石井「オイ、BUSHI。オメェが（タイトルマッチを）やりてぇっつったんだろ!? オメェがリベンジしてぇんだろ!? あぁっ!? そのわりにはおとなしいな、オラ。あぁっ!? そんなんで勝てるわけねぇだろ!? 俺らのことナメてんのか、オイ!? あぁっ!? それよりお前、マスク・コスチュームに力入れるくらい、 いや、それ以上に、試合に力入れんかい。あぁっ!? 『次、なんのマスクにしようかな？』じゃねぇんだよ。どうやったら相手に勝てるか！ どうやったら相手を潰すか!! それを先に考えろ。

オメェにとっては、どんだけ大事な物か知んねぇが、俺にとっちゃただの（※マスクを勢いよく床へ叩きつけ）“布”だ（※と言い残し、マスクを置き去りにして立ち去る）」
　

　
BUSHI「（※石井が捨てたマスクを回収し）ハッハッハ…。ここにあったか。オイ、石井。テメェふざけんなよ、この野郎！ …と言いたいところだけどな。ありがとう。完全に“やる気スイッチ”押してもらったよ。まあ別に、このリベンジ（マッチ）が決まったときから、やる気は入ってたよ。

でも、改めてマスクを剥がされて今日、俺らが勝ったのにマスクが脱がされたんだよ、俺は。完全に“やる気スイッチ”押してもらったよ」
※SANADAはノーコメント