第1試合は9.4メットライフドームの「KOPW 2021」争奪戦で激突する挑戦者の矢野通と保持者のチェーズ・オーエンズが、それぞれ真壁刀義&本間朋晃、高橋裕二郎&邪道とトリオを結成して前哨戦。
争奪戦の特別ルールとして「アイ・クイット・マッチ」(先にマイクで「参った」と言ったほうが負け)を要求している矢野は、前日の8.7後楽園でオーエンズと「アイ、クイット!」を巡ってつばぜり合い。試合後、オーエンズは「俺が“アイ・クイット”と言うことは絶対にないし、俺はそんなルール認めないぞ」とコメントを残している。
オーエンズはKOPWのトロフィー、テキサスへビーのベルトを携えて入場。
BULLET CLUBはゴングを待たずに奇襲攻撃。オーエンズは矢野に馬乗りパンチを連発。そして裕二郎とダブル攻撃を狙うも、矢野はロープにもたれかかって「ア~ア~ア~」と雄叫び。そして裕二郎を場外に追いやり、邪道にはマンハッタン・ドロップ。
さらに矢野はオーエンズのうしろ髪をつかむ。そしてコーナーパッドを外してフルスイング。だが、かわしたオーエンズがコーナーパッドを手にする。しかし、これはレフェリーが阻止。
矢野はロープに走るも、邪道が場外から足を引っ張って妨害。オーエンズは本間を鉄柵に叩きつける。
オーエンズは矢野に場外でチョーク攻撃。そして、裕二郎が矢野をリングに投げ入れると、オーエンズが左足にニードロップ。そして顔面かきむしりをお見舞い。
次はオーエンズが矢野を捕らえ、邪道が腹にパンチを連発。本間がカットに入るが、BULLET CLUBは連携攻撃。最後はオーエンズがジュエルヘイストを見舞う。
BULLET CLUBは矢野を狙い撃ち。裕二郎はフロントキックを叩き込んでカバーするが、これはカウント2。そして馬乗りエルボーを乱打。
オーエンズは立てない矢野の後頭部を踏みつけ、挑発するようにYTRポーズ。矢野も反撃するが、オーエンズはさらに串刺しエルボーから引き寄せてのショートレンジラリアット。
劣勢の矢野だったが、オーエンズのうしろ髪をつかんで引き倒し、ようやく真壁にスイッチ。真壁はオーエンズにショルダータックル。さらに裕二郎に串刺しラリアットから頭部にナックルを振り落とし、ノーザンライトスープレックスを決める。これはカウント2。
真壁はブレーンバスターを狙うも、裕二郎は手にかみつく反則攻撃。さらに低空キックを真壁の顔面にお見舞い。
裕二郎は真壁をロープにはりつけ、フロントキックを打ち抜く。そしてフィッシャーマンズバスターを狙うが、真壁が逆にブレーンバスターで投げつける。
真壁はロープに走るも、邪道が妨害。続いてオーエンズと裕二郎がダブル攻撃を狙うも、真壁は切り抜けてラリアットで二人まとめて吹っ飛ばす。
スイッチした本間はオーエンズにエルボーを連発。すると背後から邪道が襲いかかり、オーエンズと共にダブル攻撃を狙う。しかし、本間は切り抜け、DDT&コンプリートショットを二人に同時に決める。
続いて本間はオーエンズ、邪道に小こけしを連発でヒット。そして本間はセカンドロープからこけしロケットを発射。だが、これはオーエンズがかわす。
オーエンズはランニングニーからパッケージドライバーの体勢に。だが、矢野がカット。しかし、オーエンズは本間と矢野を同士打ちさせ、本間にローブロー。すかさずオーエンズが丸め込んで3カウントを奪取した。
試合後、オーエンズは矢野にもローブローをお見舞い。そして顔面を踏みつけて挑発。怒りの真壁がチェーンを手にリングに上がると、すかさずBULLET CLUBは退散した。