メイン(第5試合)ではNEVER無差別級6人タッグ王座の防衛連続記録を更新し続ける後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&石井智宏組が、内藤哲也&SANADA&BUSHI組を相手に通算9度目の防衛戦に臨む。
王者組は8.1後楽園で8度目の防衛戦としてタイチ&ザック・セイバーJr.&鈴木みのる組を撃破。その直後、L・I・Jトリオが次期挑戦をアピールした。L・I・Jトリオは6.2後楽園でNEVER6人タッグに挑むも、BUSHIがYOSHI-HASHIのバタフライロックにギブアップ負け。そのときの雪辱に向けて闘志を燃やすBUSHIは、前哨戦で石井と真っ向勝負を展開。マスクを剥がされる一幕もあったが、王座戦ではどのようなファイトを見せるか?
また、後藤&YOSHI-HASHIと内藤&SANADAにとっては9.5メットライフドームのIWGPタッグ王座戦3WAYマッチを見据えた戦いとなる。二ケタ防衛も見えてきた王者組が、L・I・Jを返り討ちにするか? それとも挑戦者組がCHAOSの快進撃を食い止めるか?
BUSHIは黒いスーツ、SANADAは大一番仕様のガウン、そして内藤は白いスーツガウンで花道を進む。後藤&YOSHI-HASHI&石井はNEVER6人タッグのベルトを携えて入場。
BUSHIはゴングを待たずに石井にドロップキック。これを合図にL・I・Jは場外戦に持ち込む。BUSHIはトペ・スイシーダを狙うも、これはフェイント。そして、BUSHIは石井にスライディングキックを食らわせ、あらためてロープに走るが、すばやく後藤&YOSHI-HASHIがリングに戻りダブルのショルダータックル。
だが、内藤とSANADAがエルボーで後藤&YOSHI-HASHIを排除。さらに石井には、BUSHIが連携の低空ドロップキックをヒット。
だが、後藤&YOSHI-HASHIは内藤&SANADAを鉢合わせにし、ショルダータックルで反撃。後藤は内藤にフライングメイヤーから背中にサッカーボールキック。
続いて後藤&YOSHI-HASHIは内藤&SANADAにダブルのショルダータックルからざんまい。さらにYOSHI-HASHIは内藤をトップロープに固定し、背中にショットガンドロップキック。
次は石井が内藤の背中にストンピング。さらに逆水平チョップを連発する。内藤もエルボーで応戦するが、石井はビクともせず逆水平チョップを重ねる。
続くロープワークの攻防では、BUSHIがエプロンから石井にキック。そして、内藤がカニバサミで石井を転倒させ、BUSHIが低空ドロップキックをヒット。
内藤は石井をキャメルクラッチで捕獲。そして自軍コーナーに運ぶと、BUSHIが石井の背中にダブルアックスハンドルを落としていく。
BUSHIは石井にネックブリーカー。さらにTシャツでチョーク攻撃をお見舞い。
L・I・Jは石井を自軍コーナーで蹂躙。内藤がTシャツで石井の首を締め上げ、石井は腰から崩れてしまう。すかさずSANADAがカバーするが、これは海野レフェリーが認めず。
SANADAは石井に対しバックエルボーからその場飛びムーンサルトプレス。これはカウント2。次は内藤が石井に顔面かきむしりから変形ネックブリーカー、そしてネックロック。後藤がストンピングでカットに入るも、SANADAが場外に追いやる。石井はなんとかロープに逃げるが、内藤はなかなか技を解かない。
次はBUSHIが石井に「どうした、オラ!」とストンピングを連発。石井は腹部にヘッドバットを放つが、BUSHIはものともせず、エルボーを乱打する。
劣勢の石井だったが、カウンターのショルダータックルで反撃。ようやくスイッチした後藤は、BUSHIにショルダータックル。そしてSANADAをブレーンバスターでBUSHIの上に投げつけようとするが、SANADAは回避。
しかし、後藤はSANADAの串刺し攻撃をかわすと、BUSHIに串刺しラリアット。さらに突進してきたSANADAをかわし、BUSHIに誤爆させる。後藤はSANADAのうしろ髪をつかんで引き倒すと、BUSHIにはブルドッキングヘッドロックをお見舞い。
勢いに乗る後藤は牛殺しを狙うも、BUSHIは回避。そして追走式ドロップキックを決める。
スイッチした内藤は後藤にストンピングからエルボー。さらに後藤の串刺し攻撃をしのぎ、ヒザに低空ドロップキック。だが、後藤も意地のバックエルボーで反撃。
次はYOSHI-HASHIが内藤にエルボーを連発。さらに逆水平チョップ、トラースキック、ネックブリーカーとたたみかける。
YOSHI-HASHIはヘッドバスターを狙うが、内藤はこらえる。そして串刺し攻撃をかわすと、すかさずSANADAが串刺しエルボー。そして内藤&SANADAが波状攻撃を見舞う。SANADAのドロップキックから内藤はマンハッタン・ドロップ。さらにトルネードDDTでYOSHI-HASHIを突き刺す。
内藤はYOSHI-HASHIをコーナー上に設置し、雪崩式攻撃を狙う。だが、YOSHI-HASHIは切り抜けてパワーボムの体勢に。しかし、内藤はウラカンホイップ。だが、YOSHI-HASHIもティヘラで対抗。
ここから後藤&YOSHI-HASHIは内藤に串刺しラリアットのトレイン攻撃。さらに後藤ごとハントを炸裂。
続いてYOSHI-HASHIは内藤にシットダウン式パワーボムからカバーするが、これはBUSHIがカット。すると石井がBUSHIにジャーマン。
YOSHI-HASHIは内藤に対してカチ上げ式ラリアットからカバーするが、これもカウントは2。ならばとKUMAGOROSHIを狙うも、内藤は反動をつけてDDTで切り返す。
ここから内藤とYOSHI-HASHIはエルボー合戦に突入。YOSHI-HASHIは逆水平チョップに切り替えて優勢に。すると内藤はリストをつかんで首筋にエルボーを連発。
競り勝った内藤は、YOSHI-HASHIにエスペランサを炸裂。そしてコリエンド式デスティーノを狙うも、YOSHI-HASHIはバックエルボー。
しかし、内藤は延髄斬り。さらにジャンピングフォアアームを決め、デスティーノの体勢に。しかし、YOSHI-HASHIは切り抜ける。
すると内藤はエルボーの乱打からバレンティアを狙う。だが、YOSHI-HASHIは回避しトラースキック。そして技の読み合いからバッククラッカーを炸裂。
次は石井とSANADAのマッチアップ。すばやい技の読み合いから、SANADAはフロントキック。しかし、石井はショルダータックルでなぎ倒す。続いて石井はバックドロップの体勢に入るが、SANADAはこらえる。そしてセカンドロープからトンボを切ってバックに周ろうとするが、石井はこの動きを読んでジャーマン。しかし、SANADAは着地するとドロップキックをヒット。
場外に落ちた石井に対し、SANADAはプランチャを炸裂。そしてリングに投げ入れ、スワンダイブで飛びかかる。石井がかわすと、SANADAは着地するが、後藤がスリーパーで捕獲。
ここからCHAOSはトレイン攻撃を狙うが、SANADAはかわし、後藤に低空ドロップキック。BUSHIは石井に串刺しエルボー。さらに石井に対してキックの波状攻撃から、SANADAがバックドロップ。
SANADAは石井にTKOを狙う。だが、石井は切り抜ける。そして技の読み合いを経て、SANADAはオコーナーブリッジの体勢から、石井をSkull Endで捕獲。
そして、SANADAは自ら技を解くとラウンディング・ボディプレス。石井がかわすとSANADAは着地するが、YOSHI-HASHIがトラースキック。
続いて後藤&YOSHI-HASHIはSANADAにダブル攻撃を狙うも、SANADAは二人まとめてドロップキック。しかし、後藤&YOSHI-HASHIはSANADAにガットバスター。そして、内藤とBUSHIに対して、同時にプランチャを炸裂。
リング上、石井は「立て、SANADA!」と叫び、ラリアットを狙う。SANADAは切り抜けてスタンディングのドラゴンスリーパーの体勢に入るが、石井は回避してジャンピングキック。
そしてSANADAを引きずり起こしてパワーボムで叩きつけるが、これはカウント2。石井は今度こそSANADAにラリアットを決めてカバーするが、内藤がカット。すると後藤が内藤を場外に連れ出す。
石井は気合いを入れて垂直落下式ブレーンバスターを狙うも、SANADAは切り抜けてオコーナーブリッジ。だが、これはYOSHI-HASHIがカット。
スイッチしたBUSHIは石井にDDT。だが、YOSHI-HASHIがBUSHIに逆水平チョップ。しかし、かわしたBUSHIは、YOSHI-HASHIと石井にブルドッキングヘッドロック&キックを同時に決める。
BUSHIは石井にフィッシャーマンズスクリューを狙うも、石井は切り抜けて、ぶちかましでダウンを奪う。
石井は後藤にタッチしようとするも、内藤が後藤の足を引っ張って阻止。そしてBUSHIと共に、石井に対して連携の低空ドロップキック。
続いてL・I・Jは石井にトレイン攻撃。さらに内藤の延髄斬りからBUSHIがコードブレイカーを決めてカバーするが、これはカウント2。
ならばとBUSHIはMXを狙うも、後藤が妨害し、牛殺しの体勢に。BUSHIは切り抜けるが、後藤は追走式ラリアット。ここから両軍入り乱れる混戦模様に。
YOSHI-HASHIは内藤の低空ドロップキックをかわし、逆に低空ドロップキックを決める。そしてBUSHIに逆水平チョップからラリアットへ。だが、かわしたBUSHIはその勢いで、場外の後藤にトペ・スイシーダ。そして、内藤がYOSHI-HASHIに低空ドロップキックをヒット。
内藤は石井にバックエルボーを連発するが、石井はバックドロップで切り返す。ここで試合は30分経過のアナウンス。
BUSHIが石井にミサイルキック。さらに石井のラリアットをディフェンスし、腕へのコードブレイカー。だが、石井はレフトアームのラリアットを炸裂。
BUSHIはエルボーを返すが、石井が強烈なエルボー。するとBUSHIは両手で顔面に張り手。だが、石井はヘッドバットでなぎ倒す。
石井は「立て、オラ!」と叫び、ラリアットへ。だが、かわしたBUSHIは毒霧を噴射。しかし、石井はよけて、ショートレンジラリアットを炸裂。BUSHIはなんとかカウント2でキックアウト。
石井はBUSHIを引きずり起こし、垂直落下式ブレーンバスターへ。しかし、BUSHIは切り抜けて回転十字架固め。石井はこらえるも、SANADAがドロップキックでアシスト。BUSHIは丸め込むが、石井はカウント3寸前でキックアウト。
すると、SANADAが石井をスタンディングのドラゴンスリーパーで捕獲。そして内藤に向けて突き飛ばすも、石井はエルボー。だが、SANADAがローリングソバットで石井をひるませると、内藤はコリエンド式デスティーノを炸裂する。
ここでBUSHIはとどめのMXを炸裂。そしてカバーするが、後藤が必死にカット。すかさず内藤が後藤を場外に連れ出す。
BUSHIは石井を引きずり起こし、テリブレを決めてカバー。しかし、石井は自力でなんとか跳ね返す。
するとBUSHIはトップコーナーからスーパーMXを狙う。だが、石井がかわすと、後藤がBUSHIを牛殺しの体勢で捕らえる。しかし、BUSHIは切り抜けてスピンキック。そして、後藤にカナディアンデストロイヤーを狙うも、後藤はこらえ、YOSHI-HASHIと共に激烈一閃。
続いて後藤&YOSHI-HASHIはGYWを狙うが、BUSHIは回避。そしてSANADAはYOSHI-HASHIをスタンディングのドラゴンスリーパーで捕獲。BUSHIは後藤を突き飛ばし、内藤がエルボー。しかし、後藤は内藤をラリアットで一回転させる。さらに後藤はSANADAもラリアットでなぎ倒す。
続いて後藤&YOSHI-HASHIはBUSHIに隠し狭間。そしてGYRを決めると、石井がスライディングラリアットからカバー。だが、BUSHIは執念のキックアウト。
すると、石井は雄叫びを上げ、とどめの垂直落下式ブレーンバスターを炸裂。この一撃で36分超えの死闘に終止符を打ち、王者チームが9度目の防衛に成功した。