メインイベントⅠ(第7試合)ではNEVER無差別級王者のジェイ・ホワイトが、デビッド・フィンレーを相手に初防衛戦。
ジェイは5.3福岡で棚橋弘至からNEVERを初奪取。これまでIWGPヘビー、IWGPインターコンチネンタル、IWGP USヘビーという3つの王座を獲得してきたSWITHCBLADEが、新日本マットで4つ目のシングル王座を獲得し、公約どおり“四冠王”となった。そしてジェイは次期挑戦者として、自身が『NEW JAPAN CUP 2021』準々決勝(3.18静岡)で敗北を喫したフィンレーを逆指名。
これまでの両者のシングル対戦成績は通算12勝2敗とジェイが圧倒。しかし、フィンレーも今年はジュース・ロビンソンと共にIMPACT世界タッグ王座戴冠、さらに『NJC』ベスト4進出と
上り調子。その勢いを駆って、今回は新日本でのシングル王座初戴冠を狙う。“新日本育ち”の両雄は、アメリカのファンの前でどのような戦いを見せるのか?
ジェイはNEVERのベルトを腰に堂々の入場。そしてフィンレーの目の前で誇らしげにベルトを突き上げる。
開始のゴング、ロックアップで組み合うとフィンレーがロープに押し込む。続いてフィンレーはバックに回ってグラウンドに持ち込むが、ジェイはすぐにロープに手を伸ばす。
ジェイは小刻みに拍手をして挑発。再びフィンレーがロープに押し込むと、ジェイはバックエルボー。するとフィンレーは低空タックルからパンチを連発。
続いてコーナーで両者は逆水平チョップの応酬。競り勝ったフィンレーは串刺し攻撃を狙うが、逆にジェイがハンマースルー。フィンレーはコーナーに上るも、ジェイはエルボーで場外に落下させる。
ジェイは場外に下りると、ブレーンバスターの体勢でフィンレーを持ち上げ、前方に落としてエプロンに叩きつける。
戦場をリングに戻したジェイは、フィンレーにワンハンドバックブリーカー。さらにバックに回ると、そのままコーナーに押し込んで激突させ、逆水平チョップ。
ジェイはフィンレーにコーナーを背負わせ、ショートレンジのショルダータックルを連発。さらにコーナーにハンマースルーで叩きつけると、フィンレーは転倒。
ジェイはフィンレーを場外に放り捨てて挑発。フィンレーがリングに戻ると、すかさずジェイは蹴りつけ、またも場外に投棄。
フィンレーが悔しげな表情でリングに上がると、ジェイはストンピングから場外に追放。そして自身もリングに下りるが、フィンレーはエルボーで応戦。そしてジェイをリングに投げ入れる。
フィンレーはジェイにショルダースルー。そしてエルボーの連発から飛び込んでヨーロピアンアッパーカット。ジェイが場外に落ちると、フィンレーはプランチャをお見舞い。
フィンレーはジェイをリングに戻し、串刺しエルボーをヒット。さらにセカンドロープからヨーロピアンアッパーカットを決める。
続いてフィンレーは変形のバックブリーカーを狙うも、ジェイはロープをつかんでディフェンス。そして、エプロンからフィンレーの土手っ腹にショートレンジのショルダータックルを食らわせ、ひるんだところにDDTをお見舞い。
ジェイは串刺しエルボーからブレーンバスターの体勢で持ち上げ、フィンレーの腹部をトップロープに打ち付ける。そしてブレードバスターを炸裂。
続いてジェイは変形の裏投げを狙うも、フィンレーはコーナーに押し込んでディフェンス。さらにバックエルボーを連発。
ジェイもキックで対抗するが、フィンレーはヨーロピアンアッパーカットで何度もダウンを奪う。さらにコーナー付近でパンチとキックの雨嵐。思わずレフェリーが割って入る。
すると、ジェイはスキをついてスタンガン。そしてエプロンでフィンレーを捕らえ、なんと場外に向けてバックドロップを狙う。フィンレーはロープをつかんでこらえ、エルボーでジェイを場外に落とす。そしてフィンレーはジェイをバックドロップで抱え上げ、エプロンに叩きつける。
フィンレーはジェイをリングに戻すが、ジェイはスキをついてフィンレーをバックドロップの体勢に捕らえ、トップロープ越しに場外に放り投げる。
ジェイはフィンレーをリングに戻し、変形の裏投げをお見舞い。ジェイはフィンレーをコーナー上で捕らえると、トップロープに上り雪崩式バックドロップを狙う。しかし、フィンレーはエルボーで阻止。逆にフィンレーはトップロープからジェイに雪崩式ブレーンバスターを敢行。
両者はフラフラと立ち上がりながらエルボー合戦に突入。フィンレーの一撃で、ジェイは場外に落ちてしまう。ジェイはリングに戻るとエルボーを打ち返し、フィンレーはダウン。
フィンレーが反撃のエルボーを繰り出すが、かわしたジェイはショートレンジラリアット。だが、フィンレーもお返しのショートレンジラリアット。
そしてフィンレーがロープに走ると、ジェイはカウンターのコンプリートショット。そしてジャーマンからブレードランナーを狙う。
切り抜けたフィンレーはPrima Noctaの体勢に入るが、ジェイも回避。しかし、ロープワークの攻防から、フィンレーが旋回式のバックドロップ。さらにブルーサンダーを決めてカバーするが、これはカウント2。
するとフィンレーはSTFで捕獲。その体勢から、フィンレーは両足でジェイの左腕を捕獲。そしてナガタロックⅢに移行する。だが、ジェイは足で必死にロープエスケープ。
フィンレーは雄叫びを上げ、ラストショットを狙う。だが、切り抜けたジェイはフィンレーを突き飛ばしてレフェリーに衝突させ、ローブローをお見舞い。
ここでレフェリーがローブローを疑うと、ジェイはレフェリーを突き飛ばす。すると、今度はフィンレーがジェイにローブローをお返し。
そしてフィンレーはラストショットを決めてカバーするも、ジェイはカウント2でキックアウト。
フィンレーはジェイを引きずり起こしてACID DROPの体勢に。だが、ジェイは切り抜け、技の読み合いからSSSを炸裂。そしてブレードランナーを狙うも、フィンレーはPrima Nocta。
すかさずフィンレーはACID DROPの体勢に入るが、ジェイはディフェンスし、ブレードランナーのモーションに。しかし、フィンレーも丸め込みで切り返す。
ジェイが返すと、フィンレーは相手のお株を奪うSSSを連発。そしてACID DROPへ。だが、ジェイは踏ん張って回避すると、すばやくブレードランナーを炸裂。この一撃で勝利を収め、NEVER無差別級王座の初防衛に成功した。