第4試合は後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&石井智宏&YOH&SHOvsタイチ&ザック・セイバーJr.&鈴木みのる&エル・デスペラード&金丸義信。8.1後楽園のNEVER無差別級6人タッグ王座戦(王者・後藤&YOSHI-HASHI&石井vs挑戦者タイチ&ザック&鈴木)、9.5メットライフドームのIWGPタッグ王座戦(王者タイチ&ザックvs挑戦者・後藤&YOSHI-HASHIvs挑戦者・内藤哲也&SANADA)のダブル前哨戦となる。さらに8.7後楽園から開幕する『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2021』に出場するSHO&YOH、デスペラード&金丸が絡んだ10人タッグは、それぞれが獲物を見据えて一瞬足りとも目の離せない攻防を繰り広げるのは必至だ。
後藤&YOSHI-HASHI&石井はNEVER6人タッグ、タイチ&ザックはIWGPタッグのベルトを携えて入場。ゴング前に後藤&YOSHI-HASHIとタイチ&ザックは至近距離で視殺戦を展開。そしてタイチが大胸筋をピクつかせて挑発。
先発は後藤とザック。ロックアップからザックはグラウンドに持ち込むが、後藤も応戦。ザックはフロントネックロックで捕らえるも、後藤はロープに押し込む。
一旦離れ、後藤は手四つの体勢を要求。ザックも応じるが、力比べは後藤が優勢に。しかし、ザックは巧みに切り抜ける。続いて逆さ押さえ込みの体勢での張り合いを経て、ザックがロープに走るも、後藤はショルダータックルでなぎ倒す。
次はSHOとデスペラードのマッチアップ。しかし、背後から金丸がSHOを襲撃。SHOは切り抜け、YOHと共に金丸に連携の低空ドロップキック。デスペラードにはダブルのドロップキックをお見舞い。
続いてCHAOSは5人がかりでデスペラード、金丸の順で太鼓の乱れ打ち。続いてSHOがデスペラードの左腕にエルボーを落とし、さらに腕にミドルキック、アームブリーカーと集中攻撃。
デスペラードはサミングで切り抜けると、SHOをオーバー・ザ・トップロープで場外に落とす。ここから鈴木軍は場外戦に持ち込む。タイチは後藤とYOH、二人まとめて喉輪。鈴木は打撃で石井に競り勝つ。さらに鈴木軍はSHOに交互に打撃でいたぶっていく。
タイチがSHOをリングに戻すと、デスペラード&金丸が合体のバックドロップ。さらに金丸がブリティッシュフォールからカバーするも、SHOはカウント2でキックアウト。
次はタイチが相手コーナーに見せつけるようにSHOにストンピングを連打。そして、鈴木軍総出でSHOを痛めつける。
続いて鈴木とザックがSHOの左腕を入れ代わり立ち代わりでねじ上げる。さらに鈴木がハンマーロックを決める。YOHがカットに入るも、鈴木はエルボー一発で蹴散らす。
鈴木はSHOを捕らえるが、SHOはブレーンバスターで切り返す。スイッチした石井に対し、デスペラード&金丸が襲いかかるも、後藤&YOSHI-HASHIがダブルのショルダータックルでねじ伏せる。
そして石井が鈴木に串刺しラリアット。さらにショルダータックルでダウンを奪い、バックドロップを狙う。
鈴木は切り抜け、サッカーボールキックをヒット。そして顔面を蹴り飛ばしていく。そしてエルボーを見舞うが、石井もエルボーを返す。だが、鈴木は強烈なエルボーでダウンを奪う。
鈴木は石井を引きずり起こしてスリーパー。石井が崩れ落ちるとカバーするが、これはカウント2。すると鈴木はゴッチ式パイルドライバーを狙うも、切り抜けた石井はバックドロップを炸裂。
次はYOSHI-HASHIとタイチのマッチアップ。YOSHI-HASHIは逆水平チョップを連発。さらにトラースキック、ネックブリーカードロップとたたみかける。勢いに乗るYOSHI-HASHIはヘッドバスターを狙うも、こらえたタイチはリストをつかんでのスピンキック。続いてYOSHI-HASHIの顔面にステップキック。
怒ったYOSHI-HASHIはエルボーで反撃。だが、タイチはソバットで応戦。YOSHI-HASHIは負けじとトラースキックを決めるが、タイチもジャンピングキック。
タイチはアックスボンバーを繰り出すが、YOSHI-HASHIはしのいで逆水平チョップ。だが、ザックがYOSHI-HASHIの腕にオーバーヘッドキック。すると、後藤がザックに牛殺し。
しかし、タイチが後藤の突進をかわしてジャンピングキック。するとYOSHI-HASHIがタイチをカチ上げ式ラリアットでなぎ倒す。
次はYOHとデスペラードのマッチアップ。YOHはデスペラードと金丸をドロップキックで蹴散らし、タイチにはフライングフォアアーム。
だが、タイチは喉輪から一気に喉輪落としへ。YOHはなんとか切り抜け、SHOのアシストを受けてタイチにジャーマンスープレックス。タイチが返すと、YOHはDIRECT DRIVEを狙う。
タイチは回避するも、RPG 3Kはダブルのジャンピングニー。そして3Kを狙うが、デスペラード&金丸が阻止。
すかさずタイチはYOHにアックスボンバーをヒット。そしてタイチ式ラストライドを狙うが、YOHはウラカンラナ。だが、タイチは跳ね除け、高角度バックドロップを炸裂。続いて聖帝十字陵を決める。ほかの鈴木軍もCHAOSをそれぞれ関節技で捕らえてカットを阻止。タイチがそのまま締め上げると、ついにYOHはギブアップ。めまぐるしく攻守が入れ替わった一戦は鈴木軍に凱歌が上がった。