新日本プロレスLA道場のコグリンが挑む「チャレンジマッチシリーズ」の第2戦。今回が久々の登場となったPJと一騎打ちで対決。

　試合開始早々、コグリンがヘッドロックで絞ると、PJは腕を取って対抗。そして、変型ラ・マヒストラルで押さえ込むが、カウントは2。
　その後、PJがエルボーと逆水平チョップを浴びせると、コグリンもエルボーで応戦。そこから両者がチョップを打ち合ったのち、PJが顔面パンチでコグリンの動きを止める。そして、ローリングソバット→トーキック→ハイキックの連続技をお見舞い。
　ここからPJのペースとなり、変型卍固め、バックスピンキック、ランニングローキック、サイドバスター、トップロープからのムーンサルトプレス、ダイビングエルボースタンプ、ダイビングフィストドロップなどで猛攻。そして、フロントネックチャンスリーから変型サーフボードストレッチで絞り上げる。
　しかし、コグリンがパワーで切り返し、逆さ押さえ込みで逆襲。さらには逆水平チョップから首固めを繰り出すが、PJがキックアウトしてランニングエルボーを浴びせる。
　これでコグリンは動きが止まってしまい、PJがトーキック、ストンピング、エルボー、ローキック、張り手、低空ランニングフロントキックなどで追い討ち。だが、コグリンはカウンタージャンピングショルダータックルで逆転し、俵返し、ジャーマンスープレックスホイップへ繋ぐ。
　するとPJは、ハンマースルーを切り返し、コグリンを青コーナーへ激突させる。それでもコグリンは自らコーナーへのぼるが、PJが飛びついて雪崩式スパニッシュフライを敢行。
　さらにPJは、串刺しフライングボディアタックからダイビングボディアタックを放つが、コグリンが受け止めてブロックバスターホールドで巻き返す。その後、両者が互いの左手を掴んだまま右手でエルボーを打ち合い、そこからPJが右ローキック→左ミドルキック→顔面パンチの連続攻撃をお見舞い。そして、そのまま左手を離さずにバッドハビットを炸裂させ、3カウントを奪取した。
　
　試合後、勝ち名乗りを受けたPJは、足もとで倒れているコグリンへ向かって握手を要求。これをコグリンが拒否して自ら立ち上がり、PJに急接近して睨みつける。だが、PJは余裕の笑みを浮かべて距離を取り、両手を広げながら退場した。

PJ「おお、すまない。6ヶ月ぶりの試合で気分も最高だぜ。こんなにもいい試合ができるとは思っていなかった。ヤングライオンとの試合を組んでくれた新日本にも感謝しないとな。だが、なんでヤングライオンとの試合なんだ!? あいつは素晴らしい才能を持っている。俺を限界まで追い込んできやがった。いや、限界を少し超えたかもしれない。あいつのこれからに期待だな（※と言って敬礼）。帰って来たぜ！ ハハハ…」
　
　
コグリン（※首の後ろを押さえて苦しそうに）あいつが6ヶ月も試合をしていなかったって本当かなのか!? 俺では6ヶ月ぶりの復帰戦の相手にならないと言うヤツもいるかもしれないが、俺はそうは思わない。長期欠場をしていたのにあんなに調子がいいなんてな！ （※笑顔になり）もう少しで倒せるところだった。お前たちも見てただろ!? （※親指と人差し指を小さく広げ）ほんの少しの差だった。しかも何回もチャンスはあった。PJブラックについて言えることは、あいつはいろんな団体に出場している。今回だって、あいつと闘ったのは初めてじゃない。（※自分を指さし）あいつも言っていたように、俺だって試合を重ねるたびに成長している。それでこそアレックス・コグリンオープンチャレンジなんだ！ ケガをしようが、疲れていようが、俺には関係ない。俺の魂が折れないかぎり、俺は成長を続け、強くなり、そして勝利を掴み取る。今日は世界最高峰の選手の1人に勝てなかった。そしていま、俺は次の対戦相手になるヤツを受け付けている。（※カメラを指さし）次に相手になるヤツの健闘を祈る。イジョウ」