タイチ&ザックのIWGPタッグ王座の初防衛戦。北海道石狩市出身のタイチが地元で、約10年ぶりにタッグ王座に挑戦する内藤とSANADAを挑戦者に迎え撃つ。
試合前にタイチ&ザックと同じ鈴木軍のデスペラードが登場。放送席のヒロムをスマホで撮影すると、そのままゲスト解説として放送席に座った。あとから入場したタイチとザックは、セコンドのDOUKI、あべみほを4人で記念撮影。DOUKIは試合が始まると会場から姿を消した。
先発はザックと内藤。しかし、ザックは何もしないまますぐにタイチにタッチだ。するとタイチは内藤を無視してSANADAを指名。SANADAを呼び込むが、タイチはすぐにザックとタッチだ。
ようやくこの二人で試合開始。まずはリストの奪い合いからグラウンドの攻防へ。ザックがネックロックで首を獲ると、SANADAも切り返してザックの足首を奪って一旦ブレイク。今度は手四つで組み合い、ザックは両腕を使って首を絞める。
SANADAも同じ技でやり返すと足を獲ってテイクダウン。足首を極めにかかるが、ザックはこれを足技で外してネックロックとお互いに譲らない。今度は手四つからザックが素早い動きでSANADAの足首をキャッチ。
SANADAが外しにかかったのを利用してボーアンドアローへ。しかし、SANADAはこれを潰して素早くアームホイップ。ザックもヘッドシザースで切り返して、またもブレイクだ。今度はリストの奪い合いから、SANADAが掴んだまま自軍のコーナーへ移動して内藤にタッチ。
これを逃れたザックも引き上げてタイチにタッチだ。内藤とタイチはロックアップ。内藤がロープに押し込むが、タイチは体勢を入れ替える。そしてクリーンブレイクするが、内藤はコーナーのザックを襲撃だ。
タイチもすぐに内藤に襲いかかるが、内藤はロープで足を突き出して防御。続けて、エプロンに戻ってきたザックの足に低空のドロップキックを炸裂させる。そしてタイチも場外に転落させるとリングで一回転してトランキーロポーズだ。
苛立ちを見せたタイチとザックだが、一旦間を置いてからリングに戻る。そしてタイチはザックの要求でタッチ。ならばと内藤もSANADAにタッチだ。SANADAはザックをロープに振ると、場外から内藤が足を掴んでテイクダウン。そこにSANADAが低空のドロップキックを食らわせる。
そしてカットに入ってきたタイチもSANADAは蟹挟み。今度はリングインしてきた内藤がタイチの顔面に低空のドロップキックをお見舞いだ。ここでタッチを受けた内藤はザックをストンピングで滅多打ちしてからプルマブランカ。
続いてタッチを受けたSANADAもネックロックからフライングメイヤー。そしてエルボードロップを投下する。そして、またも内藤にタッチ。内藤はザックを挑発するようにエルボー。そしてネックロックでザックの首にダメージを与えていく。
しつこく締めていく内藤。だが、これを逃れたザックは内藤の左腕にオーバーヘッドキック。ここでタッチを受けたタイチがミドルキックをお見舞い。さらにダンシングドールキックを炸裂させると内藤を場外へ。
タイチは内藤を鉄柵に叩きつけると、続けて放送席にいるヒロムの前の鉄柵にも叩きつける。そして内藤をリングに戻すと左腕に踏みつけ攻撃。さらにハンマーロックで左腕を固めてから自軍のコーナーに叩きつける。続いてザックもアームロックでいたぶり、タイチも喉輪で追撃だ。
ここでザックにタッチ。ザックは内藤の左腕を固めてからその腕にストンピング。すぐにタッチを受けたタイチはまたも喉輪だ。ここでSANADAがカットに入ってくるが、これも喉輪で迎撃するタイチ。内藤をハンマーロックで極めながら喉輪でコーナーに押し付ける。
続いてタッチを受けたザックは内藤の左腕を数回ねじり回す。内藤もエルボーで反撃。コーナーに飛ばされながらもキックで反撃し、マンハッタンドロップ、ショルダーネックブリーカーを連続で食らわせてSANADAにタッチだ。
ここですぐさまタイチが入ってくるが、SANADAはその攻撃をリープフロッグでかわしてドロップキックで場外に排除。立ち上がってきたザックには低空のドロップキックだ。そして、場外に出たザックに向かってプランチャを発射。
しかし、ザックがリングに戻ったのを見てエプロンに着地。ザックの蹴り足をエプロンでキャッチするとドラゴンスクリューだ。続けて、コーナートップからフライングボディアタックを炸裂させたSANADA。
足4の字固めを狙うが、ザックも足で蹴飛ばして脱出。SANADAに逆さ押さえ込みを仕掛けるが、SANADAはエビ固めに切り返す。ザックとSANADAはお互いに上下を入れ替えてのエビ固めの掛け合いだ。
一旦ブレイクしてからSANADAはザックの蹴り足をキャッチ。続けてザックがオーバーヘッドキックを放ってくるとこれをスカしてその場飛び式のムーンサルトプレスを発射だ。しかし、これを剣山で迎撃したザックはすぐさま三角絞めに捕獲する。
SANADAも強引に立ち上がってTKOの体勢に持ち込む。だが、ザックはSANADAの左腕を獲ると、着地してから一本背負いのようにマットに叩きつけてみせる。そしてタッチを受けたタイチがステップキックを連発だ。
続けてラリアット、サッカーボールキックを見舞ったタイチ。これで怒ったSANADAは立ち上がってエルボーで反撃に出る。タイチもローキックで迎撃。エルボーとローキックの打ち合いで両者一歩も譲らない。
続いて両者ビッグブーツの打ち合い。SANADAがエルボースマッシュを放てば、タイチはミドルキック。ならばとSANADAがローリングエルボーを放てば、タイチはジャンピングハイキックだ。
そしてバズソーキックを放ったタイチ。SANADAはこれを避けてTKOの体勢からドラゴンスリーパーへ。しかし、タイチもブラックメフィストに切り返す。そして、これを脱出したSANADAが突っ込んできたところにハイキックだ。
そしてタイチ式ラストライドへ。これをSANADAはフランケンシュタイナーで切り返し、TKOを炸裂させて内藤にタッチだ。内藤はタイチをコーナーに飛ばし、エプロンからの足払い。続けてトップロープを超えてのドロップキックを炸裂させる。
そして雪崩式のフランケンシュタイナーの体勢に。しかし、タイチもコーナートップで踏ん張ってブラックメフィストを仕掛けていく。これに競り勝ったのは内藤。タイチに雪崩式フランケンシュタイナーを決めると、グロリアを仕掛けに行く。
しかし、タイチはコーナーにバックしてこれを外すとザックが入ってきてエルボースマッシュ。このザックにSANADAが低空ドロップキックだ。そのSANADAに今度はタイチがローリングソバット。ならばと内藤がエルボーで倒してから低空のドロップキックを首筋にお見舞いだ。
そこにザックが襲いかかってフライングメイヤー。内藤の首にネックツイストだ。ならばとSANADAがザックにもう一度低空のドロップキックを発射。ザックはこれを避けてサッカーボールキック。しかし、蹴り足をキャッチしたSANADAはドラゴンスクリューを決める。
そのSANADAをタイチが襲撃。SANADAはコーナーでバックエルボーで迎え撃ち、一回転してバックを奪うが、タイチは察知してエルボーで一撃。突っ込んできた内藤もコーナーで自爆させてハイキックをお見舞いだ。
これで4者ダウンという状況になるが内藤とタイチが立ち上がる。内藤がスイング式DDTを決めると、タイチもすぐさまバックドロップでお返しだ。息も絶え絶えなタイチはなんとかザックにタッチ。
ザックは内藤の顔を蹴飛ばしてからエルボースマッシュを連発。内藤も左足への関節蹴りでザックを倒すが、ザックは足を使ってすぐさま内藤をテイクダウン。うつ伏せになった内藤にネックツイストだ。しかし、コーナーでザックを自爆させるとすぐさまSANADAが入ってきてバックエルボー。
すかさず内藤もエルボーを食らわせると、SANADAがドロップキック。続けて内藤も延髄斬りと連携を見せる。そしてSANADAのバックドロップから内藤がジャックナイフ式のエビ固めだ。ここはタイチがカット。
そのタイチをSANADAが場外に排除。プランチャを放って、タイチを場外に釘付けにすると、内藤はエスペランサだ。そして続けてコリエンド式のデスティーノを仕掛けた内藤。しかし、ザックはこれを卍固めに切り返す。
カットに入ってきたSANADAをタイチが捕獲して聖帝十字陵だ。内藤もロープに近づくが、ザックは思いっきり体を仰け反らせてグラウンドに引きずり込んで締め上げる。しかし、内藤は足を伸ばしてなんとかロープエスケープだ。
ザックは座りながら足で内藤の顔を起こしながらの蹴りを連発。そして立ち上がってサッカーボールキックだ。しかし、内藤はキャッチしてガード。それでもザックは内藤の胸元に蹴りを連発すると、再び助走をつけてキックを発射だ。
内藤はこれもキャッチ。立ち上がってバックエルボーを連発し、思いっきりバックエルボーを振り抜いてザックをダウンさせる。そしてジャンピングエルボーアタックからバレンティアへ。ザックもザックドライバーに切り返すが内藤も阻止。ならばとバックを奪ってドラゴンスープレックスだ。
ここはSANADAがカット。ならばとタイチは立合いからの諸手突き。そのままSANADAを喉輪でコーナーに押し込んでから喉輪落としだ。さらに内藤にもアックスボンバーを炸裂させる。そしてブラックメフィストの体勢に。しかし、内藤は暴れてこれを回避。
ならばとその内藤をザックが捕まえてコブラツイストだ。そしてタイチにパスすると、タイチがタイチ式ラストライド。続けてザックがPKだ。しかし、内藤はカウント2でキックアウト。ならばとタイチはパンタロンを脱いで天翔十字鳳の構え。
そして、ザックも内藤をザックドライバーに捕獲し、天翔ザックドライバーの体勢に入る。しかし、ここでSANADAがリングに帰還。タイチを捕まえてドラゴンスリーパーだ。そして内藤もデスティーノに切り返す。
それを見たSANADAは技を解いてコーナーへ。ラウンディングボディプレスをザックに炸裂させる。タイチも天翔十字鳳を発射するが、それを読んでいたSANADAはタイチをキャッチ。後方に一回転してドラゴンスリーパーからSkull Endにガッチリ捕獲する。
その隙きに内藤が拳を突き上げて雄叫びを上げると、ザックにトドメのデスティーノ。これで内藤がザックから3カウントを奪い、内藤&SANADAがIWGPタッグ王座を獲得した。