第1試合では辻陽太が飯伏幸太にチャレンジ。辻は先シリーズに引き続き、今シリーズの後楽園大会でも上位陣にチャレンジ。6.14で棚橋弘至、6.15でタイチ、6.16でオカダ・カズチカ、6.22でザック・セイバーJr.、6.23ではグレート-O-カーンの胸を借り、連日敗れるも得がたい経験を重ねてきた。そしてシリーズ最終戦では、7.25ドームで鷹木信悟のIWGP世界ヘビーに挑む飯伏と激突。辻は強豪相手にどこまで存在感を示すことができるか?
開始のゴングと同時に辻は気合いの雄叫び。辻はタックルにいくが、飯伏はこれを切る。そしてバックの取り合いから、飯伏がヘッドロック。
辻は切り抜けてフロントネックロック。だが、飯伏も回避してレッグロックへ。辻は腕ひしぎ逆十字を仕掛けるも、飯伏は冷静に対処し、横四方の体勢に。辻ははねのけ、両者は一旦離れる。
続いてロックアップから、辻がリストを捕獲。しかし、飯伏も取り返す。辻はエルボーを連発するが、飯伏は「来い!」と挑発。
続くロープワークの攻防で、辻がショルダータックルを仕掛けるが、飯伏はキック。そしてロープに走るも、辻はショルダータックルでダウンを奪う。
続いて辻はチンロック。そしてスリーパーで捕獲。飯伏は「もっと決めろ!」と叫ぶと、辻は胴締めスリーパーへ。飯伏は足でロープエスケープ。
今度はエルボーの応酬。辻は必死に繰り出すが、飯伏は受けきると強烈なキック一発でダウンを奪う。
次は飯伏がスリーパー。そしてキャメルクラッチにつなぐ。辻は必死にロープに手を伸ばすが、その手を飯伏は捕らえる。辻はもう片方の手でなんとかロープエスケープ。
飯伏は「来いよ、来いよ」と張り手。辻は胸板に張り手を連発。さらに逆水平チョップを重ねていくが、飯伏は重いキックでコーナーまで吹っ飛ばす。
飯伏は串刺しフロントキックからロープへ。だが、辻はカウンターのドロップキックをヒット。
辻は「よし!」と拳を握ると、飯伏に串刺しエルボー。そしてボディスラムで叩きつけ、サンセットフリップ、ランニングボディプレスをたたみかける。
そして辻は逆エビ固めを狙うが、飯伏は首を持ってひっくり返し、その場飛びのフットスタンプ。
飯伏は辻の背中にサッカーボールキックを連発。さらに胸板に強烈なキックを乱打。辻は必死の形相で立ち上がり、飯伏の顔面に張り手。飯伏も応戦し、張り手合戦に突入。
競り勝った飯伏は、さらに打撃のコンビネーションを見舞うが、辻はスピアーで反撃。続いて辻はジャイアントスイングを敢行。そのまま逆エビ固めを決めるが、飯伏はロープエスケープ。
ならばと辻はリバースゴリースペシャルを狙うも、飯伏はこらえる。すると、辻はトケで丸め込む。返されると、辻はロープへ。しかし、これは飯伏がカウンターのラリアット。そしてカバーするも、辻はカウント2で必死にはね返す。
続いて飯伏は逆片エビ固め。辻はロープに逃げようとするが、飯伏はリング中央に戻してものすごい角度で締め上げる。辻はたまらずギブアップ、飯伏が貫禄の勝利を収めた。
試合後、飯伏は座った状態で辻の健闘を称えるように拍手。そして辻にしばらく言葉をかけてから、立ち上がる。続いてレフェリーの勝ち名乗りを拒否すると、あらためて辻に拍手を送ってからリングをあとに。