7月25日(日)東京ドームで行われる「IWGP世界ヘビー戦」鷹木vs飯伏の前哨対決。なお、内藤&SANADAは、2月11日(日)札幌でタイチ&ザックが持つIWGPタッグ王座へ挑戦する。
飯伏と鷹木の対決で試合の幕が開き、飯伏のドロップキックに対して鷹木がショルダータックルで報復。
棚橋対内藤となり、棚橋が内藤&BUSHIの合体攻撃を回避。そして、BUSHIに張り手を食らわせ、内藤をフライングボディアタックで押し潰す。
続いて本間が登場し、真壁とのダブルタックルから内藤に小こけしをクリーンヒットさせる。しかし、内藤がブレーンバスターをこらえ、マンハッタンドロップで叩きつける。そして、BUSHIが脚を狙って低空ドロップキックを見舞い、さらにSANADAが頭部にも低空ドロップキックを食らわせる。
これをきっかけに本間のローンバトルとなり、内藤が執拗なフェースロックでハスキーな悲鳴をあげさせる。
その後もLOS INGOBERNABLES de JAPONは好き放題に暴れまくり、本間をいたぶり続ける。しかし本間は、内藤にDDT、SANADAにコンプリートショットを同時に見舞って脱出。
真壁対内藤となり、真壁が串刺しラリアット、頭部へのパンチ連打、ノーザンライトスープレックスホールド。ところが、控えのSANADAが真壁のロープワークを妨害し、首をトップロープへ打ちつける。そして、すかさず内藤がスイングネックブリーカードロップで逆転。
だが、本間は替わった鷹木とラリアット合戦を繰り広げ、左のショートレンジラリアットでなぎ倒す。これで飯伏の出番となり、スワンダイブミサイルキック、プランチャ、ミドルキック連打、その場飛びムーンサルトプレスで鷹木に追撃していく。
その後、鷹木がフランケンシュタイナーを抵抗し、スライディングエルボーをお見舞い。そして、スライディングラリアットを放つが、回避した飯伏が側頭部へキックを食らわせた。
棚橋対SANADAとなり、両者が交互に低空ドロップキックとドラゴンスクリューを繰り出す。そこから2人が互いに相手の脚を持ち、同時に手を離す約束をする。ところが、棚橋だけが手を離さず、ドラゴンスクリューを敢行。そのままSANADAは攻め込まれてしまうが、棚橋をフランケンシュタイナーで叩きつけて脱出した。
棚橋対BUSHIとなり、BUSHIがミサイルキックで先制。そして、串刺しバックエルボーを見舞うと、鷹木が串刺しラリアット、内藤がフェイント式延髄斬り、BUSHIがバッククラッカーで追い討ちをかける。
その後、両軍の選手が次々と登場し、飯伏がBUSHIにミドルキック、鷹木が飯伏にジャーマンスープレックスホイップ、本間が鷹木にこけしロケット、内藤が本間に低空ドロップキック、真壁が内藤&SANADAにダブルハンドラリアット、BUSHIが真壁に低空ドロップキック、棚橋がBUSHIにツイスト&シャウト。
その直後、棚橋がスリングブレイドでBUSHIに追撃し、最後はハイフライフローからの片エビ固めで3カウントを奪った。
本間「メインの勝利、気持ちいい。気持ちいいなんてもんじゃない。やっぱ勝つっていいね。今日の勝因は初っ端の小こけしが当たったことかな(笑)。勢いつきましたよ。内藤は俺のことバカにしてますけど、お前らの欲しい物(IWGPタッグ王座)、俺と真壁で獲りに行くよ。“それ”は俺と真壁のだ」
真壁「いいねぇ。こうでなくっちゃ。地方はこうでなくっちゃ。バッチリ(勝利を)獲ったから、文句は言わせねぇ。さんざんチームプレーで、ロス・インゴにはやられちまってたけど、それを全部いなしたろ? これでこそ本隊。本隊に勢いねぇって思ってるだろ? 俺も思ってる。でも、それを全部ひっくり返したのが、俺たちの勝利だと思ってるから。(※棚橋のマイクが聞こえてきて)まだやってんの? 『長い』って言ってこい。あいつは……。まあ、あいつも動き戻ってきたろ? だから白星につながった。これからの新日本プロレス見とけ。新日本プロレスの本隊見とけ。勢い全部ひっくり返してやる」
飯伏「やっぱ、真壁さんも本間さんも棚橋さんも、心強いですね。まあ僕1人だけのパワーじゃいないし、やっぱり一体感っていうか、それも必要だなと思いました。でも。僕の標的は、敵だけじゃなく味方もそうなんで。やっぱり、うん、全員がライバルだし、全員が敵だし。このへんがちょっと難しいとこでもあるけど、時にはライバルになったり、敵になったりすることもあるけど、一体感っていうのは必要だなと、あらためて感じましたね。あと、僕がシングルマッチ(の相手)として、鷹木信悟しか見てない。それだけと言ったらそうじゃないけど、いまは鷹木信悟しか見てない。それだけ。まだまだ。時間があるし。時間があると思ったら、時間はないし。まああの、この17年間をぶつけ合いますよ。かわりにぶつけてきたら、ぶつけ返すんで」
棚橋「(※最後のマイクアピールが)久々すぎてテンション上がっちゃったんですけど(苦笑)、僕たちもファンの皆さんも、記憶っていうのは、楽しい記憶、興奮した記憶っていうのは、いつまでもしっかり残ってて。そのみんなの感情がワーッと湧き上がるスイッチが棚橋の『愛してまーす』かもしれないし、エアギターかもしれないし、ハイフライ(フロー)なのか、スリングブレイドなのか。そういうファンもね、少なからずいてくれるし。内藤の『トランキーロ』なのか、(オカダの)『カネの雨が降るぞ』なのか、(飯伏の)カミゴェなのかっていうね。みんなのプロレスに対する楽しい記憶のスイッチは、人それぞれあるよ。人それぞれあるけどやっぱりね、2011年からこの10年、10年の駆け上がってきた記憶っていうのは、俺の中にもね、すごく熱くて、楽しくて、充実した記憶として残ってるから。いまはね、いまは難しいかもしれないけど、記憶も含めて、楽しめるのがプロレスじゃないかと。だからいまは、我慢して我慢して、それがどれだけ長くなっても、希望だけは手放さないように……」
鷹木「飯伏~、飯伏~、飯伏幸太よ。今日の蹴りは強烈だったな。おかげで頭がフラフラするぜ。だが、俺は強烈な打撃を食らえば食らうほど、本物の鷹木信悟が出てくるからな。明日の高岡でも激しくやろうぜ」
内藤「わかっていたことだけど、今日もタイチ選手とザック・セイバーJr.選手は休み。IWGPタッグ王座を保持してる偉大なタッグチャンピオンチームなのに休み。ねえ、なんで休みなの? なんで新日本プロレスは2人を出場させないの? コロナでいろいろと大変な状況の中、わざわざ会場へ観戦に来てくれているお客様に失礼だと思わないの? 一昨日の仙台大会のコメントでも言ったけど、俺はタイチ選手とザック・セイバーJr.選手に文句を言ってるんじゃない。2人の試合を組まない新日本プロレスに文句を言ってるんだ。新日本プロレスにとってIWGPタッグチャンピオンチームの存在って、けっきょくその程度ってことなんだね、カブロン!!」
※SANADA&BUSHIはノーコメント