『映画『ゴジラvsコング』Presents KIZUNA ROAD 2021』第8戦として開催される仙台サンプラザホール大会。
オープニングマッチは、新日本プロレス本隊の本間とタイガーがタッグを組み、辻&上村のヤングライオン同期コンビと対決。
本間対辻で試合が始まり、辻がヘッドロックからショルダータックルを連発。最初は本間にブロックされたが、3発目でなぎ倒す。
タイガー対上村となり、タイガーがモンキーフリップ~ローキックを連発。そこから上村は長時間のローンバトルを強いられるが、ドロップキックでタイガーに逆襲。
替わった辻がタイガーと本間にタックルを食らわせ、ボディスラム、フライングボディプレスでタイガーに追い討ちをかける。
だが、タイガーが低空ドロップキックで逆転し、スイッチした本間が逆水平チョップ連打、串刺しバックエルボー、フェースクラッシャーと得意技を連発。しかし、次の小こけしは辻が回避し、アバランシュホールドで巻き返した。
本間対上村となり、上村がエルボー連打、フライングフォーアーム。そして、串刺しバックエルボーからドロップキックへ繋ぐ。
続いて上村&辻がダブルカウンターバックエルボー、辻がセントーン、上村がジャンピングエルボードロップで本間に追撃。
次に上村&辻は合体ブレーンバスターを仕掛けるが、本間が切り返し、上村を逆エビ固めで捕獲。その後、上村がバックドロップで本間を叩きつけ、強烈な張り手をお見舞い。
しかし、本間がカウンターこけしロケットで動きを止め、小こけしで追撃。そして最後は、赤コーナー2段目からこけしを炸裂させ、片エビ固めで3カウントを奪った。
本間「大好きな会場の仙台サンプラザでの勝利、最高です。勝つよろこび、忘れてたよ。1番大切なことだよね。辻と優也はメチャクチャ強かった。やっぱトップ選手とシングルやって自信つけたんだろうなあ。いつ彼らに負けてもおかしくないけどさ、俺はしぶといよ。負けないから。自称“世界一諦めの悪い男”だからさ。フフフ。負けないよ。ただ、優也の張り手めちゃくちゃ効いたよ。久しぶりに鼓膜破れて耳聞こえないよ、バカヤロー」
タイガー「正直ね、正直、いまの僕の試合期間がね、けっこう、1ヶ月に1回試合すると、かなり開いちゃうんですよね。やはり練習だけしてるっていうのじゃ、モチベーションもまったく上がらないしね。だけど、逆に今日みたいな1発目にね、辻君と上村君と試合をいっしょにやるっていうのはね、逆に刺激もらいますよね。なんかいままでなかったのに、急にこんな刺激になるから、やっててすごく楽しいし。あとはもう僕が休んでる部分っていうのが長くなってきてるから、どうしても彼らのほうが試合経験もあるし、まあ後楽園でね、いままで当たったことにないような人とシングル(マッチ)やっていい経験なってるし、ホントいつ抜かれてもおかしくはない状態ですね。本間と今日組んでみたけども、正直まだ本間のアグレッシブさっていうの、あいつやられてやられて(そこから返していく)っていうタイプだからね。あんまり自分から(攻めていく)っていうタイプじゃないような気がするんでね。それの部分では、俺たち押されてたんじゃないかな? 逆に彼らはホントに成長してるし、いつ抜かれてもおかしくない状況にあるんじゃないかな。それは僕に限らず、全員あること。これはもう、こないだ試合した連中、やはりもうロス・インゴもそうだし。ベルト持ってる人間はそこまでいかないだろうけど、ベルト持ってない連中は、いつ彼らに獲られるって思ったほうがって思います。逆に僕は、こういつもやってる立場から見て、王様のような試合はそろそろ彼らには通用しなくなってきたなと思いますね」
上村「今日の負けも忘れません。また本間、タイガーに当たったときは、次は勝ちます。ありがとうございました」
辻「いままでシングルマッチを9戦闘ってきて、俺はどれだけ成長したのかっていうのを証明しなくちゃいけないんだ。その思いは上村も同じだろう。あと2戦、タッグで闘うが、そこで必ず結果を残してやる」