第3試合は後藤洋央紀&石井智宏&YOSHI-HASHI&オカダ・カズチカ&矢野通vs天山広吉&小島聡&永田裕志&真壁刀義&本間朋晃。
　後藤&石井&YOSHI-HASHI組は昨日の6.22後楽園でEVIL&高橋裕二郎&ディック東郷組を下してNEVER6人タッグ王座を防衛。その直後、天山&小島&永田の第三世代トリオが次期挑戦をアピールした。すると、石井はバックステージで「もうBULLETとは終わったんだ。オマエら3人入れ。あと、本隊にまだクズどもがいるな。二人用意しろ。いっちょ揉んでやるよ」とコメント。それを受けて、今大会の対戦相手がEVIL&高橋裕二郎&ディック東郷&外道&邪道組から、天山組に急遽変更となった。

　矢野はKOPWのトロフィー、後藤&石井&YOSHI-HASHIはNEVERのベルトを携えて入場。

　先発は石井と永田。永田がロックアップで石井をロープに押し込むと、石井は永田の顔面に張り手。すかさず永田はニーリフトの連発から張り手。そして石井をロープに飛ばすと、石井はその勢いでテンコジに攻撃。怒ったテンコジがリングに入ると、後藤&YOSHI-HASHIもリングインし、混戦模様に。
　続いて第三世代トリオは石井に打撃の波状攻撃。最後に永田がフロントキックで排除する。次は天山&小島が後藤&YOSHI-HASHIを鉢合わせにし、ショルダータックルで吹っ飛ばす。
　今度は真壁とオカダのマッチアップ。真壁は串刺しラリアットから脳天にナックルを落とす。だが、続くノーザンライトスープレックスはオカダがディフェンス。
　すると真壁はエルボーを連発。しかし、オカダも串刺しエルボーからのDDTで反撃。
　スイッチした矢野はコーナーパッドを外すが、真壁が背後から襲いかかる。そして本間と共にダブル攻撃を狙うが、矢野は同士打ちを誘い、真壁を金具むき出しのコーナーにハンマースルー。
　次はYOSHI-HASHIが真壁にキック。場外では石井が天山、永田、小島を鉄柵に叩きつける。
　YOSHI-HASHIは真壁に逆水平チョップを浴びせ、後藤にスイッチ。後藤は真壁に強烈なキックを連発。そしてロープに走るが、真壁はパワースラム。
　次は小島が後藤にバックエルボー連発。そしてマシンガンチョップを見舞い、串刺しエルボーから「いっちゃうぞバカヤロー！」の雄叫びを上げる。だが、ここでYOSHI-HASHIが飛び込んで小島にエルボー。
　さらに後藤&YOSHI-HASHIは小島にトレイン攻撃。続いて連携攻撃を狙うが、天山がカットに入り、真モンゴリアンチョップの乱れ打ち。
　テンコジは後藤にダブルのブレーンバスター。さらに小島がエルボーの乱打からローリングエルボー。そして技の読み合いを経て、小島がコジコジカッターを炸裂する。
　スイッチした永田は後藤にローキックを連発。さらにフェイントからヒザに低空ドロップキック。だが、後藤も追走式ラリアットで反撃。
　タッチした石井は永田にエルボー。しかし、永田もキックで対抗。続いて串刺しフロントキックからエクスプロイダーの体勢に。石井が耐えると、永田はダブルアームスープレックスに切り替える。
　だが、石井もカウンターのパワースラムで反撃。すると永田も意地のエクスプロイダー。
　スイッチした本間は石井に逆水平チョップを連発。さらに串刺しエルボーからフェイスクラッシャーをお見舞い。そして小こけしを繰り出すが、石井はかわす。
　ここからCHAOSは分断作戦に出る。CHAOSは孤立した本間にトレイン攻撃を狙うが、脱出した本間は後藤&YOSHI-HASHIにDDT&コンプリートショット。さらに石井をラリアットでねじ伏せる。
　勢いに乗る本間はこけし落としを狙うが、オカダがカット。真壁がリングに入ると、オカダはツームストンパイルドライバーを狙う。しかし、真壁は切り抜け、レフトハンドのラリアット。
　今度は矢野が真壁を金具むき出しのコーナーにハンマースルー。そしてオカダとダブル攻撃を狙うも、真壁はダブルのラリアットで二人まとめてなぎ倒す。
　リング上、真壁&本間が石井にサンドイッチラリアット。さらに本間はこけしロケットからロープへ。だが、切り抜けた石井はブレーンバスターの体勢に。しかし、逆に本間が投げ返す。そしてこけしロケットからカバーするも、石井はカウント2でキックアウト。
　本間は石井をボディスラムで叩きつけ、トップコーナーへ。だが、後藤が捕獲し、YOSHI-HASHIと連携攻撃を狙う。本間は切り抜けるも、後藤&YOSHI-HASHIは隠し狭間。そして、石井がラリアットでなぎ倒してカバーするが、本間は必死にキックアウト。
　ならばと石井は垂直落下式ブレーンバスターの体勢に。本間は切り抜け、石井にカウンターのこけしロケット。さらに小こけしを決め、こけし落としを狙う。だが、逆に石井が垂直落下式ブレーンバスターで突き刺し、一気に3カウントを奪取。CHAOSに軍配が上がった。

　
後藤「相手にとって……不足ありだな、オイ」
YOSHI-HASHI「昨日は言ったよ。やってやるって言ったよ。でもね、なんか今日闘って、ベルト懸ける価値がねぇんじゃねぇかなと思っちゃったよ。どうだろう？」
後藤「それでもよ、大先輩だから敬意をもって叩き潰すよ」
　

　
石井「あいつらなんでこういう試合をいつもやらねぇんだ？ 目的がねぇとできねぇのか？ 目的がねぇと熱くなれねぇのか？ オイ、普段からやれ、コラ！ 俺言ったよな、2年前に。『あいつら組まれた試合をただこなしてるだけだ』って。『あいつらの試合は進化がない』って。なんでやんねぇんだよ？ 相手がヤングライオンだからか？ 組まれたのが1試合目だからか？ 2試合目だからか？ ふざけろよ、オラ！ 何様だ、テメェら、オイ！」
　

　
「元IWGPヘビー級チャンピオン？ 元『G1（CLIMAX）』覇者？ そんな肩書はクソの役にも立たねぇんだよ。そのクソの役にも立たねぇ肩書にあいつらしがみついてるだけなんだよ。なにデーンと構えてんだよ。なに余裕ぶっこいてんだよ。『かかって来いよ』じゃねぇんだよ！ テメェらから来いよ！ テメェらで火種作れよ。テメェらが相手に火をつけろよ。どうせ今回も俺が挑発しなかったら来なかったんだろ？ ふざけやがって」
　

　
「いいよ。やってやるよ。テメェらのプロレス人生、最後の思い出作りに俺が協力してやるよ。せいぜい悔いのないように頑張れよ。テメェらとの違い見せつけてやる！」
　
※オカダ＆矢野はノーコメント
　
　

　
真壁「活きがいいじゃねぇか、この野郎。活きがいいよな。面白ぇじゃねぇか、第三世代よ。オイ、レスラーはナメられたら最後だからよ。いいんじゃねぇ、あれが先輩の姿だよ。言いてぇことはそれだけだよ。（※一旦帰ると見せかけて）まだあんだよ！ 油断すんじゃねぇぞ。それだけだよ」
　

　
小島「ぜんぜん若造だぞ、3人とも。石井智宏は新卒の新社会人だ。後藤洋央紀は高校生、YOSHI-HASHIは中学生だ。俺たち3人から見たら、お前ら3人なんてその程度の経験しか積んでない。そういうことだ。俺たちのエキスパートぶりをこの目で思い知るがいい。その体で思い知るがいい。チーム・エキスパート、ナメんなよ！」
　

　
永田「さてと、何か？ 何もないスか？ 何もない？ 何もなければ（帰ります）」
──第三世代3人でベルトに挑戦するのは？
永田「初めてでしょう。あのチームで組んでやるのは初めてですよ、6人タッグは。まあ、天山と1回組んだかな？ はるか昔ね。いいんじゃないですか、自分らの存在意義を示す上では。俺たちが終わってるだなんだっていろいろ言ってますけど、だったら殺してみろよって。殺せるもんなら殺してみろ。そんなに俺はヤワじゃないから。まだまだ闘えるから。まだまだ闘って、お前らなんかよりハードトレーニングもして、パワーもまだまだあるから。心配すんな。叩きのめしてやる」
　

　　
天山「クソーッ、あの野郎。オイ、石井よ、お前ナメてんなよ、コラ！ 第三世代が腰抜け？ やったろうやんけ！ 昨日言ったけど、ベルトいつでも獲ったるって。早く決めてくれよ。明日でも明後日でも、今日だってやってもええんやからな。石井、そして洋央紀。YOSHI-HASHIもいたな。まとめてやったるよ。俺ら第三世代3人がガッチリ組んだら、どうなるかわかっとるやろうな？ 見したるよ、お前らに俺らの怖さ。えげつないのやったるからな。まあ、半ギレもええとこやぞ。バカタレが！」
　
※本間はノーコメント