メイン(第5試合)はIWGPジュニアタッグ王者のROPPONGI 3K(SHO&YOH)に、石森太二&エル・ファンタズモ組が挑戦。
RPG 3Kは4.4両国でエル・デスペラード&金丸義信組を破り、IWGPジュニアタッグ王座を奪取。YOHは長期欠場からの復帰戦だったが、SHOとの絆の力で見事タッグチャンピオンに返り咲いた。そして、YOHはジュニア二冠王を目指して6.7大阪城でIWGPジュニアヘビー級王者のデスペラードに挑むも、接戦の末にピンチェ・ロコの前に撃沈。
その試合後、SHOがYOHに駆け寄ると、間髪入れずに石森&ファンタズモが現れ、ジュニアタッグ王座挑戦をアピール。今シリーズ、両チームは激しい抗争を繰り広げてきた。昨日の最終前哨戦で鼻血にみまわれたファンタズモは、試合後に「先週から俺たちの秘策を見せてやると言ってきたが、練り直したほうがいいな。ベルトだけじゃない。今度は俺たちがYOHとSHOの顔を鼻血まみれにしてやる! 明日はBULLET CLUB史上最高にバイオレントな戦を見せてやる!」と激高。これを受けて石森は「ファンタズモ、怒っちゃったよ。爽やかなそよ風とか言ってないで、暴風化して、大電流を流さねえと、そのベルト、間違いなく俺たちのものになるぞ」とRPG 3Kに通告している。
RPG 3Kが息のあったチームプレーで難敵タッグを攻略するか? それとも海千山千のBULLETタッグがダーティーファイトを駆使してベルトを強奪するか?
先発はYOHと石森。まずはバックの取り合いから、リストの取り合いに。YOHはグラウンドに持ち込むが、石森は腕ひしぎ逆十字の体勢に。しかし、YOHは切り抜けて馬乗りになる。石森は切り抜けてフェイスロック。
続いて石森がリストを捕らえるが、YOHは身軽な動きで切り抜けてドロップキックをヒット。
次はRPG 3Kが石森に連携の低空ドロップキック。さらにファンタズモを連携のエルボーアタックで場外に排除。
リング上、SHOが石森にエルボー。さらにロープに飛ばすも、石森は一旦場外にエスケープ。
SHOが追いかけると、石森はリングに戻る。SHOはリングに入るも、またも石森は場外に。
SHOはフェイントをかけて石森をリングで捕獲すると、エルボーを連発。だが、石森は巧みにSHOの左腕を捕獲し、アームスクリュー。
スイッチしたファンタズモはSHOの左腕に集中攻撃。石森もセカンドロープからダブルアックスハンドルをSHOの左腕に落とす。BULLET CLUBはすばやいスイッチワークでSHOの左腕を攻め立てる。
石森はSHOを場外に追いやると、カニバサミで転倒させ鉄柵に叩きつける。スイッチしたファンタズモは、SHOを挑発するようにキック。さらに左腕にエルボー、ニードロップをお見舞い。
SHOはボディパンチで切り抜ける。さらにファンタズモのティヘラを空中で捕獲。これはファンタズモが脱出するが、SHOはショルダータックルで吹っ飛ばす。
スイッチしたYOHはファンタズモにバックエルボーからフライングフォアアーム。さらにマンハッタン・ドロップから串刺し攻撃を狙う。ファンタズモが切り抜けると、YOHはスワンダイブ攻撃を狙う。だが、石森が足を引っ張って妨害。
石森はYOHを鉄柵に叩きつける。ファンタズモも鉄柵を用いて、SHOの左腕に攻撃。
ファンタズモはYOHをハンマースルーでコーナーに叩きつけると、YOHはその衝撃で転倒。さらにファンタズモはYOHをコーナーに詰めて逆水平チョップ。そしてマット運動からニードロップをお見舞い。
劣勢のYOHだったが、逆にファンタズモをハンマースルーでコーナーに叩きつける。そしてスイッチしようとするも、ファンタズモが妨害。
ファンタズモは石森が外した金具むき出しのコーナーに、YOHをハンマースルー。続いて石森がYOHにスライディングジャーマンスープレックスをお見舞い。そしてカバーするが、YOHはカウント2でキックアウト。
ならばとBULLET CLUBはYOHをコーナーに逆さ吊りにし、石森が急所を踏みつける拷問攻撃。ファンタズモも同じ技でYOHを苦しめる。
石森&ファンタズモはダブル攻撃を狙うが、YOHは同士打ちを誘い、ファンタズモにネックブリーカードロップ。
そして、SHOとスイッチかと思いきや、石森が足を引っ張って妨害。石森&ファンタズモはYOHにトレイン攻撃。だが、YOHは切り抜けて石森に低空ドロップキック。ファンタズモにはショルダースルー。そして、YOHは石森とファンタズモの妨害を切り抜け、ようやくSHOにスイッチ。
SHOはランニングエルボーを石森&ファンタズモに連発。さらに二人まとめてスピアーでなぎ倒す。SHOは石森に串刺しラリアット。そして腕を掴んだまま胸板と背中にキックを連打。
カバーを石森が返すと、SHOはサッカーボールキック。しかし、石森は蹴り足をつかんでエルボー。SHOもエルボーを返し、激しい打撃の応酬に。
競り勝った石森はハンドスプリング式のスクリューキックを狙うが、SHOが空中で捕らえて腕ひしぎ逆十字。ファンタズモがリングに入るも、YOHが4の字固めで捕獲。しかし、ファンタズモは技にかかりながらも、SHOの顔面をかきむしってカットする。
SHOは石森に左右のエルボー。さらにラリアットでなぎ倒してカバーするが、これはカウント2。SHOはロープに走るが、石森はキックで動きを止めラ・ミスティカ。そしてYes Lockを決める。ファンタズモはYOHをコブラツイストで捕獲。
SHOはロープに逃げようとするが、石森は体勢をリング中央に戻してBone Lock。すると、YOHがコブラツイストをヒップトスの要領で切り返し、ファンタズモを石森に激突させSHOを救助。
だが、石森がSHOにジャンピングニー。続くブラディークロスを切り抜けたSHOは、クロスアーム・パイルドライバーの体勢に。しかし、石森も回避し、力尽くでサイファーウタキの体勢に持ち込む。SHOはなんとか脱出。
ならばと石森はフランケンシュタイナーで飛びつくが、SHOは空中で捕らえてパワーブリーカーを炸裂。
次はYOHとファンタズモのマッチアップ。両者はエルボー合戦を繰り広げる。競り勝ったYOHに対し、ファンタズモは顔面に張り手。するとYOHも同じ技を返す。
続いて胸板への張り手の応酬に。ファンタズモは乳首をねじってYOHをひるませ、ここから丸め込み合戦に。そしてバックの取り合いからファンタズモがジャーマン。
YOHは場外に落ちかけるも、ロープをつかんで逆上がりの要領でリングにカムバック。そしてトラースキックをヒット。ファンタズモはラリアットを繰り出すが、YOHはバク転で切り抜けてトラースキック。そしてジャーマンスープレックスを決めるも、カウントは2。
ならばとYOHはDIRECT DRIVEを狙うが、ファンタズモは回避して首固め。YOHが返すと、ファンタズモはバズソーキック。そしてCRⅡの体勢に入るが、YOHはジャックナイフ式エビ固め。しかし、ファンタズモはカウント2でキックアウト。
ファンタズモはニーを叩き込み、銃口を向けてから突進。かわしたYOHは丸め込むも、ファンタズモは回避するとYOHを突き飛ばし、場外から石森がキック。すかさずファンタズモがジャックナイフで丸め込むも、YOHはカウント2で跳ね返す。
するとファンタズモはスピニングアルゼンチンバックブリーカーの体勢に。そこに石森がスワンダイブのジャンピングニーを合わせ、石森は返す刀で場外のSHOにプランチャ。
石森はすばやくリングに戻ってYOHをカバーするが、これはカウント2。すると石森はサイファーウタキを見舞い、ファンタズモがフライングボディプレス。だが、YOHはなんとかカウント2でキックアウト。
ならばとBULLET CLUBは連携のコードブレイカー。そのまま石森がYOHを固定し、ファンタズモがムーンサルトプレスを繰り出すが、YOHは避けて同士打ちを誘う。
ここでSHOがファンタズモにバックドロップ。続いてYOHがジャンピングキックからカバーするも、ファンタズモがキックアウト。するとRPG 3Kはファンタズモに3Kを狙うが、石森がカットする。だが、RPG 3Kは石森に3Kを炸裂。
そして、RPG 3Kはファンタズモにダブルのジャンピングニーからダブルのトラースキック。そしてストロングXを発射。YOHがカバーするが、石森がなんとかカット。
すかさずSHOが石森をジャーマンで叩きつける。さらに場外に落ちた石森に対し、エプロンからサッカーボールキック。
勝負を託されたYOHは雄叫びを上げ、ファンタズモにDIRECT DRIVEを狙う。ファンタズモはこらえると、YOHの左足を疑惑のリングシューズで踏みつける。そして、ひるんだYOHに対してサドンデス一閃。カバーすると3カウントが数えられ、まんまとBULLET CLUBがIWGPタッグを奪取した。
映画『ゴジラvsコング』Presents KIZUNA ROAD 2021
- 日時
- 2021年6月23日(水) 17:30開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 放送
- 観衆
- 403人
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第5試合 60分1本勝負
IWGPジュニアタッグ選手権試合<第65代チャンピオンチーム>
<チャレンジャーチーム>
※SHO&YOHが2度目の防衛に失敗。石森&ファンタズモが新チャンピオンとなるレフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
COMMENT
石森「3Kか。まあまあ、大したことねぇと思ったけど、まあやるんじゃね?」
ファンタズモ「先にコメントしてくれ。俺はアイスパックをもらってくる!」
石森「(心配そうな顔で)ネック?」
ファンタズモ「クソッ、首が! お前のおかげで助かったよ(※と言ってアイスパックを取りに一旦姿を消す)」
石森「今日は本当にファンタズモ様々だよ。やっぱりこいつがパートナーで本当によかった。次はデスペ、お前だ。いやあ、楽しみだよ。こっからだよ、こっから! 前哨戦からガンガン行くぜ!」
ファンタズモ「(※コメントスペースへ戻ってきて)まだ何か言う必要あるか? お前らバカ野郎ども全員、プロレス界で最も危険な俺のキック、サドンデスをすっかり忘れていただろ。ニュージャパンで1番強力な俺のスーパーキックだ。YOSHI-HASHIとタイチのキックなんてゴミだ。(※シューズを脱いで)カナダでサイズ12のボクシングブーツをちょっと脱がせてもらうぞ。赤の靴下が見えるか? SHOとYOHは左と右の違いもわからない大バカだ。それに何度食らっても俺のキックの威力がまだわからないらしい」
「でも、俺はとっておきの秘策があるって言っただろ。この日のためにずっとサドンデスを温存していた。そしたら、お前ら全員簡単に忘れちゃって。でも、これでもう一生忘れないだろ。俺のZIMAはどこだ? コウラクエンホールには用意してないってか?」
SHO「クソッ! あいつらがどんな手を使ってこようが、俺たちは俺たちの闘い方でベルトを守るって言っちまったんだ。言っちまったからこそ、今日の負けはメチャクチャメチャクチャ悔しいよ。でも、まあ決めきれなかった俺たちがまだまだ。だからと言って、俺たちは俺たちの闘い方を変えるつもりはない。俺たちは俺たちの闘い方で必ずベルトを取り戻してやる」
※YOHはノーコメント