第4試合は内藤哲也&SANADA&鷹木信悟&BUSHIvsタイチ&ザック・セイバーJr.&エル・デスペラード&金丸義信。現在、内藤&SANADAはタイチ&ザックの保持するIWGPタッグへの挑戦をアピール中。前日の6.15後楽園では、内藤が今シリーズのパンフを持参し、表紙になっているタイチからサインをゲット。バックステージでは
「あとはザックのサインをもらえば完璧。明日どうやってもらおっかな~」とコメントを残している。
タイチ&ザックはIWGPタッグ、デスペラードはIWGPジュニアヘビーのベルトを携えリングイン。内藤はパンフとサインペンを手に登場。鷹木はIWGP世界ヘビーのベルトを巻いて堂々の入場。内藤はザックにサインをねだるが、ザックは応じず。
BUSHIは先発を買って出ると、デスペラードを挑発。デスペラードは「コレがほしいか?」とベルトを突き出す。デスペラードは先発で出ると見せかけ、金丸が登場。すると鷹木が「だったら、俺がやってやる」と先発に。
開始のゴングが鳴ると、デスペラードが背後から鷹木に襲いかかる。そしてデスペラード&金丸はダブル攻撃を狙うも、鷹木は切り抜けてデスペラードにショルダータックル、金丸にボディスラム。そしてデスペラード&金丸に交互に串刺しラリアット。さらに二人まとめてラリアットでなぎ倒す。
次はSANADAが金丸の左腕を何度もひね上げる。スイッチした内藤は、金丸の左腕にトップコーナーからダブルアックスハンドル。鷹木も同じ技を繰り出す。
続いて内藤が金丸のリストをつかみ、振り回してコントロール。L・I・Jはすばやいスイッチワーク。次はBUSHIが金丸にストンピング。さらに脇固めで締め上げる。
スイッチした鷹木は金丸をブレーンバスターで叩きつけてカバー。これはカウント2。金丸もエルボーで反撃するが、鷹木はロープを用いて金丸の左腕を攻め立てる。
鷹木は串刺しラリアットを決め、ロープに走るが、金丸はレフェリーを盾にする。そして延髄斬りをヒット。さらに金丸はサミングを見舞う。鷹木はお返しのバックエルボー、ナックル。そして龍魂ラリアットを狙うも、切り抜けた金丸は旋回式のDDT。
次はSANADAとタイチのマッチアップ。SANADAがエルボー、タイチがローキックを激しく打ち合う。続いてタイチは顔面にステップキックを連発。
SANADAはセカンドロープからトンボを切ってタイチのバックに周ろうとするが、切り抜けたタイチは聖帝十字陵で捕獲。内藤がカットに入り、タイチに変形ネックブリーカー。すかさずザックがリングに入り、内藤と技の読み合いを展開。最後はザックがネックツイストを決める。
SANADAがザックを担ぎ上げるが、ザックはコブラツイストに切り返す。SANADAは逃れ、ザックに低空ドロップキックをヒット。そしてタイチにドロップキック。だが、タイチはSANADAにアックスボンバー。すると内藤がタイチの後頭部に低空ドロップキックをお見舞い。
次はBUSHIとデスペラードのマッチアップ。BUSHIはセカンドロープからのティヘラ。さらにDDTで突き刺してカバーするが、デスペラードはカウント2でキックアウト。
続いてBUSHIはコードブレイカー。これをしのいだデスペラードは、カウンターのスパインバスターを炸裂。そしてデスペラードはBUSHIのマスクを剥ごうとするが、レフェリーが阻止する。
怒ったBUSHIはエルボーを連発。だが、デスペラードは金丸と共に合体のバックドロップを炸裂。デスペラードは気合いを入れるとBUSHIをギターラ・デ・アンヘルで叩きつけてカバーするが、内藤とSANADAがカット。
デスペラードはピンチェ・ロコを狙うも、BUSHIは切り抜けてスピンキック。そしてコードブレイカーを決めるが、カバーはカウント2。ならばとBUSHIはテリブレを狙うも、デスペラードは切り抜けて、BUSHIをレフェリーにぶつける。そしてBUSHIのマスクに手をかけて意識をそらすと、すかさずエル・エス・クレロで押さえ込んで3カウントを奪取した。
ザック「(※タイチに向かって)なんでサインなんかしたんだよ!?」
タイチ「何回も来るから、何回も。うるさいから、もう(苦笑)。もう、これで気済んだろ、お前ら。内藤・SANAやん。俺らのファンだってことはわかったよ。(IWGPタッグに)挑戦したいっていうよりなにより、俺らが好きだったんだな。ファンだったんだな。コレクションしたかったんだな。サイン欲しかったんだな。そりゃチャンピオンからのサイン、貴重だもんな。公式だしな。これで終わりでいいか、内藤・SANAやん? だってもうサインもらえたし」
ザック「ナイトーなんかが俺たちのサインをもらうなんて生意気だ。SANADAはいいけど。SANADAはイケメンだからな」
タイチ「これが、俺らからのギフトだよ(ニヤリ)」
ザック「ハハハハハ!」
タイチ「これでディスるのはもうやめてくれ、つきまとうのは。けっきょく、お前らが挑戦したいのか、なんのつもりで言ったかわかんねぇけど。これで予定どおり(次期挑戦者は)川田・田上。でも、今日、(7.25)東京ドーム発表されたな、さっきな。でも、その前に…まあ、みんな東京ドームに出てぇだろ。やりてぇだろ。もちろん東京ドームは川田・田上組に決まってるけど、その前に久しぶりに札幌があんだよ。俺は札幌にはやさしいからな。毎回やさしいんだよ。なぁ? 毎回毎回、俺がメインイベントで、内藤対タイチばっか見せられて。もうイヤだろ? ここで終わらしておかないと、また内藤対タイチになっちまうぞ。札幌はいいよ、もう。(※ザックに)札幌でタイトルマッチでいいでしょ?」
ザック「ウン。そうだよな。それでサッポロビールで乾杯だ」
タイチ「タイトルマッチ頼むぞ。久しぶりに札幌行くな。でも、行けるかはわかんない。約束はできない。先のことは。それは誰もわかんない。だけど、久しぶりの札幌。楽しませてもらうよ。東京ドームは川田・田上。これで終わりだ。また次が楽しみにしておくよ、誰が来るか」
※金丸はノーコメント
BUSHI「オイ! ふざけんなよオイ、デスペラード!? 最後、マスク引っ張ったろ、なぁ!? 引っ張ったろ!? 引っ張って、俺を丸め込みやがったな。なぁ!? でもな、いいよ。“卑怯”だの“反則”だの言わないよ。俺もさんざんやってきたんだよ…」
デスペラード「へッへッへッへッ! へェ~~~、へェ~~~、へェ~~~…!(※などと笑いながらコメントスペースへ乱入)」
BUSHI「お前、最後、引っ張ったろ、マスク!」
デスペラード「ちょっと待て待て待て待て…(マスクを)取ってないじゃん。取ってないけどさ、そりゃマスク引っ張りゃ誰だって気にするよ。俺だって取られそうになったら気にしちゃうよ」
BUSHI「そりゃそうだよ」
デスペラード「な!! だから丸められたんだよ。ねぇ~~? 別にマスクなんてわざわざ取んなくたって、丸められんだよ。隙さえありゃよ。なんだったらレフェリー潰してんだ。キ○タマ蹴り上げたってよかったんだぜ!? でもやらなかったのは俺の、(IWGPジュニア)チャン(ピオン)…まあ暫定ですけどね、のプライドだぜ、お前!? まだこれならクリーンにやったほうじゃん? ほめてくれたっていいのに。でも、いままであんまりこいつさ、俺に面と向かってタイトルマッチの直前ぐらいしか言わなかったんだ、モノをよ。だけど、俺、次、挑戦者決まってんのに、それでも言ってきてんだよ。だから楽しくてしょうがないよ。それは別に、ヘビーのタッグの前哨戦じゃん!? だからナメてるわけじゃねぇだろ、俺たちジュニアだってよ! な!! 楽しみにしてるよ。まあ、防衛できたらだけどな…(※と言い残して立ち去る)」
BUSHI「まあ、たしかに、チャンピオンの言うとおりだよ。レフェリーが(カウントを)みっつ数えたほうが強いんだよ。証明されたよ。でもな、今シリーズ、まだまだチャンスはある。言っておくけど、俺は別に挑戦表明したわけでもない。今シリーズ、結果を残して、デスペラード、お前から3カウント、俺が獲ってやるよ」
鷹木「(※IWGP世界ヘビーベルトを肩にかけ)よし…! ついに(タイトルマッチが)決まったな!! ついに! 発表されたな。菅林(直樹)会長も“タヌキ”だよな、オイ、あの人も。昨日の時点では『前向きに検討してます』とか言ってたのによ、オイ! 昨日の時点でほとんど決まってただろ!? まあ、とにかく! 7.25、IWGP世界ヘビー級タイトルマッチ“チャンピオン”鷹木信悟対“チャンレンジャー”飯伏幸太。場所は! お隣の東京ドームだ(※と言って横方向を指さす)。
もう1度言う。東京ドームだ! きた、きた、きた~! (※ベルトを平手で2度叩き)まあ、俺にとっては、いやいやいやいや、アスリートにとって、東京ドームってのはホント最高の舞台だな。その最高の舞台で、最高の相手と闘えるんだ。オイ、俺の気分も最高だぜ。なあ、飯伏? 飯伏とならば、激烈な潰し合いができると思ってんだよ、俺は。な? オイ、プロ野球にも、総合格闘技にも負けるつもりはない。これぞ!プロレスというものを、俺たちが見せてやる」
内藤「(※SANADAと並んでコメントスペースに立ち、タイチ&ザックのサインが入ったパンフレット表紙をカメラに見せ)見てよ。ザック・セイバーJr.選手にサインもらったんだよ。これで完璧だね。
(※パンフレットの裏表紙も同時に見せ)IWGPタッグ選手権試合の調印書が完成したよ。見てよ、ここに、菅林会長のサインまで入ってるからね(と言って手書きで『すがばやし』と書かれたサインを指さす)。これで決定だね。さあ、どこでタイトルマッチをやろうか!?
この先、(6.18)キラメッセぬまづ、(6.20)水戸市民体育館(リリーアリーナMITO)、(6.22&23)後楽園ホール2連戦、(6.26)仙台サンプラザホール、(6.28)名古屋国際会議場(イベントホール)、(6.29)高岡テクノドーム、そして(7.1&2)後楽園ホール2連戦。さあ、どの会場がいいですか!? 好きな会場を選ばせてあげますよ。だって、その会場で、IWGPタッグ王座を俺とSANADAに渡すことになるんだからね。カブロン!」
※SANADAは内藤のコメントを横で聞いていたのみで言葉を発さず