メイン(第5試合)では元IWGPタッグ王者の“ゴールデン☆エース”飯伏幸太&棚橋弘至組が、ジェフ・コブ&グレート-O-カーン組と激突。昨日の5.23後楽園では、コブが飯伏の眼前で“コブゴェ”をマスター・ワトに炸裂。一騎打ち機運高まる中、互いを意識する両者は、どのような攻防を繰り広げるのか。
棚橋は入場すると肉体をアピール。だが、その隣にバキバキの飯伏が並ぶと、やや落ち込んだ表情を見せる。
先発は飯伏とコブ。両者はリング中央で額を突き合わせると、激しいエルボー合戦に突入。
飯伏はハンマースルーを狙うも、コブはこらえて、逆に飯伏を投げる。飯伏のリープフロッグをコブは片手でキャッチするが、飯伏は脱出。そして、打撃の読み合いから、両者は一旦距離を取る。
次は棚橋とオーカーンのマッチアップ。ロックアップからオーカーンはロープに押し込むも、棚橋は体勢を入れ替えてクリーンブレイク。
続いてリストの取り合いを経て、オーカーンは棚橋の足を捕らえるが、棚橋はキックではねのける。そしてエルボーからロープに走ろうとするが、コブを警戒して動きを止める。
するとオーカーンが棚橋に猫だましから足を捕らえてヒザ十字固め。さらにアンクルホールドに移行する。場外ではコブが飯伏を両足で踏み潰す。
棚橋がロープに逃げると、オーカーンは棚橋のヒザ裏にストンピングを連発。左足を攻め立てる。
スイッチしたコブは棚橋を担ぎ上げ、飯伏をにらみながらバックブリーカーを連発。さらにコブゴェの体勢に入るも、飯伏がリングに入るのを見て、技を解除する。
続いてオーカーンが棚橋に串刺しのフロントキック。さらに玉座を決めて痛めつける。
棚橋はエルボーで応戦するが、オーカーンはモンゴリアンチョップを連発。しかし、棚橋は切り抜けて張り手。さらにオーカーンの王統流二段蹴りを回避し、ドラゴンスクリューをお見舞い。
次は飯伏とコブのマッチアップ。飯伏はスワンダイブのミサイルキックでコブを場外に落とし、プランチャを炸裂。そしてコブをリングに戻し、打撃のコンビネーションでダウンを奪うと、その場飛びムーンサルトプレス。
勢いに乗る飯伏はカミゴェを狙うが、コブは飯伏をコーナーパッドに叩きつける。続く串刺し攻撃は飯伏が切り抜け、コブに突進。だが、コブはカウンターのドロップキックをヒット。さらに飯伏に対抗するように、その場飛びムーンサルトプレスを決める。
飯伏が突進すると、コブは肩に担ぎ上げる。だが、飯伏は脱出してオーバーヘッドキックをヒット。
スイッチした棚橋はコブにスリングブレイドを狙う。しかし、コブは豪快なアスレチックプレックスで切り返す。
次はオーカーンが棚橋にストンピングを連発。さらに追走式の串刺しラリアットから棚橋をコーナーに逆さ吊りにし、顔面にスライディングキックをお見舞い。
オーカーンは棚橋を抱え上げ、顔面をマットに叩きつけてカバー。飯伏がカットに入るが、コブが場外に排除する。
棚橋はオーカーンにボディブローを見舞い、ロープへ。だが、オーカーンはコブラツイストで捕獲し、その状態でアイアンクローも決める
棚橋が切り抜けようとすると、オーカーンは大空スバル式羊殺し。そして棚橋を抱え上げるが、棚橋はスリングブレイドのように切り返す。
スイッチした飯伏はオーカーンの胸板に強烈なキックを連発。しかし、三発目を受け止めたオーカーンは、ヒザ固めへ。だが、飯伏は必死にロープエスケープ。
ならばとオーカーンはリバースパワースラムのような投げを打つも、飯伏は着地。そしてレッグラリアットを決め、棚橋を呼び寄せる。
オーカーンは孤軍奮闘するが、飯伏はハイキックで動きを止め、カミゴェを狙う。ここでコブがリングに入り、棚橋がカットに入ろうとするも、コブはコブゴェの体勢で捕らえる。
飯伏とコブは同じ技のかたちで牽制。そして、飯伏は棚橋を救うため、カミゴェを解除する。しかし、コブは構わずコブゴェへ。だが、棚橋は寸前でかわし、コブにツイスト&シャウト。
それを見た飯伏は、あらためてオーカーンにカミゴェを狙う。しかし、オーカーンは切り抜けてアイアンクロー。そしてエリミネーターの体勢に入るも、飯伏はヒザ蹴りで回避。最後はコブの眼前で、オーカーンにカミゴェを食らわせて3カウントを奪取。飯伏がコブに見せつけるように勝利を収めた。