オープニングマッチはヤングライオンの辻がBULLET CLUBの“クセ者”チェーズ・オーエンズとシングル戦。
　辻は今シリーズ、格上の選手と連日シングル戦に臨む。5.22名古屋でYOSHI-HASHI、5.24後楽園で高橋裕二郎に敗北を喫しているが、今回はオーエンズを相手に番狂わせを狙う。

　オーエンズはテキサスヘビーのベルトを腰に入場。そして、辻にベルトを見せつける。

　開始のゴングと同時に辻は突進。しかし、オーエンズはヘッドロックで捕獲し、締め上げる。
　辻はハンマースルーでオーエンズをロープに飛ばし、ここからショルダータックル合戦に突入。そして、オーエンズは不意打ちの蹴りを放つも、辻はその蹴り足を捕らえてエルボー。
　続いて辻はオーエンズをヘッドロックで捕獲。オーエンズはハンマースルーを繰り出すが、辻はショルダータックルで二度にわたりダウンを奪う。
　辻はストンピングでオーエンズをエプロンに追いやる。しかし、オーエンズはトップロープに辻の喉元を打ち付けて形勢逆転。
　オーエンズは辻をコーナーパッドに叩きつける。そして足を取って転倒させ、エルボードロップからスリーパー。
　辻はエルボーで切り抜けようとするも、オーエンズはボディスラムで叩きつける。そしてセカンドロープからナックルを頭部にお見舞い。だが、カバーは辻がカウント2でキックアウト。
　オーエンズは辻の頭をはたいて挑発。さらにバックエルボーでダウンを奪い、立ち上がったところにナックルを振り下ろすも、かわした辻はボディにカウンターのパンチ。さらにボディスラムでオーエンズを叩きつける。
　辻は串刺しエルボーからドロップキックをヒット。そしてブレーンバスターで叩きつけてカバーするが、オーエンズはカウント2でキックアウト。
　ならばと辻は逆エビ固めを狙うが、オーエンズは切り抜け、辻の後頭部を河津がけのようにコーナーパッドにぶつける。そして串刺しエルボーから、辻を引き寄せてショートレンジラリアット。
　続いてオーエンズはパッケージドライバーの体勢に入るが、辻は脱出。するとオーエンズはラリアットを放つが、辻は仁王立ち。そして、変形の丸め込みから、逆エビ固めでオーエンズを捕獲。オーエンズはなんとかロープエスケープ。
　辻は気合いの雄叫びを上げ、張り手を連発。そしてスピアーを放つも、オーエンズがかわし、辻は場外に落下。するとオーエンズはスライディングキックを決め、すばやい動きで辻をリングに戻すと、肩を組んだ体勢から辻の頭部をマットに打ち付ける荒技。
　さらにランニングニーを繰り出すが、蹴り足を捕らえた辻はアバランシュホールド。そして突進するが、オーエンズはカウンターのニー。そして、最後はパッケージドライバーで辻を沈めた。　

　
オーエンズ「1ヶ月も試合してなかったけど、やっと調子が戻ってきた。体もちっとも痛くない。ツジ、お前も俺と同じグリーンベイ・パッカーズのファンらしいな。 知ってるか？ グリーンベイ・パッカーズはアメリカンフットボールのチームだぞ。ツジ、頭から落として悪かったな。でも、勝たないともっと稼げないからな、仕方ない。どうだ、これがテキサス・ナンバー1のレスラーの実力だ」
　
　


　
辻「今日は終わっちまった。残すはあとひとつ、鷹木信悟。俺とアンタ、鷹木信悟、どっちが強いかって言われたら、そりゃあ鷹木さんのほうだろうよ。ただ、99％負けたとしても、1％、たった1％でも勝機があるなら俺は闘う。それが男ってモンだろ、鷹木信悟！ それともうひとつ、鷹木信悟、もし俺がアンタに勝ったら、アンタが狙うIWGP世界ヘビー級への挑戦、俺と代われ！」