試合後、石井と後藤がYOSHI-HASHIを気遣う。ここでKENTAはマイクを握る。
■KENTAのマイクアピール
「(石井に対し)オイ、待て、トモ。トモ! オマエに話があんだよ。トモ! オイ! トモ! ゴトヒロは帰っていいぞ。オイ、オイ! 一つ覚えとけよ、オマエ。明日、明日のタイトルマッチも、試合後、そんな状態だからな。(見向きもせず引き上げる石井とYOSHI-HASHIを見て)聞いてますか、石井クン!?(場内拍手)。
オワ、ひさしぶりだな、こうやってマイク持つの(場内拍手)。前回のときはめちゃくちゃブーイングするヤツがいたの、よく覚えてるよ。まだ いんだろ、このへんに。誰だ、手挙げろ!(場内拍手)。まあ、いいや。こんな日が来るなんて、こんな日が来るなんて、俺は信じられない。まさか、オマエたちの前で、俺の彼女を紹介できるなんて(場内拍手)。
(ここでセコンドから棒を渡されると)はじめまして、俺の女の棒ちゃんです!(場内拍手)。(棒に耳を寄せて)拍手が小さいって? 棒ちゃんです!(場内拍手)。(棒に耳を寄せて)立ち上がって拍手してほしいって? 棒ちゃんです!(場内拍手)。いや、まだまだ! そんなにみんな、俺たちのこと興味ないみたい、じつは。
まあ、来月、俺はデビューして21周年になるんだけど。21年前……(場内が拍手すると)いや、いらないいらない。21年前、21年前の自分に教えてやりたいよ。オマエ、21年後、棒とリングに立ってるぞって(場内拍手)。でもね、そんな自分も嫌いじゃないんだよ、じつは(場内拍手)。なんでか、なんでかっていうと、俺はプロレスラーであり、エンターテイナーだからだよ(場内拍手)。俺は誰に何を言われてもやりたいようにやるし、俺はコイツを本気で愛してんだよ!(場内拍手)。
明日、俺たちの愛の証、NEVERの6人タッグを獲って、またオマエらに、もっとラブラブな俺たちで、オマエらの前に現れるから楽しみにしとけよ(場内拍手)。まあ、結局、俺が何が言いたいかっていうと、まん延防止だから家にまっすぐ帰れよってこと!」
そして、KENTAは棒を抱きしめてからリングを下り、お姫様抱っこをして退場。そして、放送席の棚橋弘至に見せつけるようにキスをしてバックステージへ。