大分県の別府ビーコンプラザを舞台に開催される『Road to レスリングどんたく 2021』最終戦。いよいよ目前に迫った5月3日(月・祝)&4日(火・祝)福岡2連戦へ向け、過激な前哨戦が繰り広げられる。
オープニングマッチは、ヤングライオンの上村とキッドが登場し、一騎打ちで対決。
序盤、キッドが強烈なヘッドロックで絞り上げ、ショルダータックルへ繋ぐ。そして、再びヘッドロックを極めるが、上村が強引に振り解き、カウンタードロップキックで逆転。
さらに上村は、エルボー連打、ストンピング連打、アームホイップ、ボディスラム、エルボードロップ、腕ひしぎ逆十字固めなどで攻め込む。
しかしキッドは、ハンマースルーを切り返し、カウンタードロップキックで挽回。そして、ダブルアームスープレックスを狙うが、上村が抵抗して丸め込む。
その後、両者がエルボーを打ち合い、そこからキッドが張り手を3連発で浴びせる。だが、上村がカウンターアームホイップで投げ飛ばし、最後は閂スープレックスホールドで3カウントを奪取した。
上村「僕の今年の『レスリングどんたく』(シリーズ)の試合は(今日で)最後ですけど、またいい経験ができたと思うので、次のシリーズから、それを生かした試合をしたいと思います。別に、ヤングライオンだろうが、黒パン(タイツ)はいてようが、勝ちゃいいだけの話なんで。ありがとうございました」
キッド「ヨコハマ・スタジアムとトーキョードームが近づいてきて、今日は特に気合を入れて臨んだ。それから今朝『(NJPW)STRONG』を見てきたから、LA道場の仲間たちのことも頭にあった。メインイベントのクラーク・コナーズvsカール・フレドリックスのシングルマッチ。2人の試合を見て、すごく刺激を受けた。試合を見てる中で、自分の中にいろんな感情があると気づいたよ。俺はやっぱりLA DOJO生であることに強いプライドを持ってるし、LA DOJO生の未来に大きく期待してる。そして、試合の中で使われてた技は、LA DOJOでシバタさんから教わり、みんなで何千回も繰り返し特訓したものだった。どの技も完成度が高くて完璧だった。稽古の賜物だと思ったよ。いまのLA DOJO生は、俺、カール・フレデリックス、クラーク・コナーズ、アレックス・コグリン、DKC、ケビン・ナイト、そしてナリタ……最強のヤングライオンたちだ。そして俺たちは、これからももっと強くなっていく。アリガトウゴザイマシタ」