レスリング薩摩の国

日時
2021年4月28日(水)   17:00開場 18:30開始
会場
鹿児島・西原商会アリーナ(鹿児島アリーナ)
放送
バナー
観衆
1,055人

MATCH REPORT

 第3試合はNEVER無差別級王者の棚橋弘至が、今シリーズは今大会から出場となる田口隆祐&マスター・ワトとトリオを結成し、高橋裕二郎&石森太二&外道組と激突。。5.3福岡でジェイ・ホワイトとの防衛戦が控える棚橋にとって、ジェイの相棒である外道との対戦はその代理戦争となる。

 棚橋はNEVERのベルトを携え入場。そして場内に肉体美を披露すると、田口が「すご~い! なんて日だ!」と賞賛、外道が「ブ~!」とブーイング。棚橋組はBULLET CLUBのお株を奪うToo Sweetサインと見せかけ、ワトのポーズを揃って披露。

 先発は棚橋と外道。ロックアップで棚橋はロープまで押し込むとクリーンブレイク。そしてマッスルポージングを見せる。
 もう一度ロックアップで組み合うが、やはり棚橋が押し込む。すると外道は棚橋の髪をつかむ。だが棚橋はヒゲをつかんで応戦。そのヒゲに田口がトップコーナーから腕を落としてダメージを与える。
 今度は田口が外道のヒザをつかみ、ワトがヒゲの部分に蹴りを見舞う。田口もやや手を痛めた素振り。
 続いてワトがヒゲをつかみ、棚橋がセカンドロープからダブルスレッジハンマー。
 しつこく棚橋が外道のヒゲを捕獲すると、田口がトップコーナーから拝んでダブルチョップ。
 ここから田口の指示で、棚橋とワトが外道にトレイン攻撃。そしてブロックサインから、田口がセカンドロープに登る。しかし、BULLET CLUBが棚橋とワトを排除。そして、裕二郎が田口の尻にかみつく。
 裕二郎は田口を場外に落とすと鉄柵、さらに鉄柱に叩きつける。裕二郎がリングに田口を戻すと、外道も尻に噛み付き攻撃。
 次は裕二郎が田口の手に噛み付くダーティーファイト。そして臀部にトラースキックを食らわせカバーするが、田口はカウント2でキックアウト。しかし、尻を押さえて悶絶。
 スイッチした石森は田口の臀部にストンピング。田口はヒップアタックを繰り出すが、石森はかわしてロープへ。すると田口は前転してからのジャンピングヒップアタック=回転地獄ケツをヒット。
 スイッチしたワトは石森を踏み台に外道にエルボー。さらに石森にソバット、ジャンピングキック、スワンダイブ式エルボーアッパーとたたみかける。
 しかし、続くレシエントメンテは石森が切り抜け、巧みな動きからYes Lockで捕獲。
 続いて石森はハンドスプリング式のスクリューキックを炸裂。スイッチした外道はワトにチンクラッシャーからトラースキック。しかし、回避したワトは旋風脚。
 スイッチした棚橋は外道にエルボーとボディブローを乱打。さらにフライングフォアアーム、エルボードロップ、サンセットフリップとたたみかける。
 棚橋はエアギターを披露してから、エースランナーのモーションに。だが、これは裕二郎がカットし、フィッシャーマンズバスターを狙う。
 しかし、田口がヒップアタックをヒット。さらに田口は石森にもヒップアタック。続いて外道に対し、田口&棚橋がダブルのヒップアタック。
 ここからワトが裕二郎、田口が石森に同時にプランチャをお見舞い。リング上では棚橋が外道にスリングブレイド。そしてテキサスクローバーホールドを決め、外道からギブアップ勝ちを収めた。
 
 試合後、棚橋組は堂々の勝ち名乗り。そして、場内に向けて勝利をアピール。田口は棚橋のように指を突き上げる。

COMMENT


 
田口「ケツをかまれたよ、ケツを。なんてヤツらだ。なんてヤツらだ! あいつら、ほんとに。次はケツに、絶対かめないようにしてやる。あいつらがかんだら最後、かんだら最後、仕掛けてやる……」
 

 
ワト「今日はさ、天山さんおらんかったけど、俺のグランドマスターへの道、IWGPジュニア挑戦への道は、まだまだこれから。始まったばかりだから。一人ずつ、一人ずつ倒していって、俺の目標への道を歩んでいきたいと思います。(※ポーズを取りながら)I will be the GRANDMASTER……」
 

 
棚橋「(※右肩にNEVER無差別級のベルトを掛けたまま)来た! ちょっとずつ、来ましたよ。なかなかね、パフォーマンスっていうのは、頑張ってても上がんないことあったけど、まず鹿児島でね、特殊なトレーニングやらせてもらって、質力、筋肉の質力自体も上がったし。見栄えもね、見た目の自信に変えていくから。なんとかあと1週間……間に合いそうかな。ウー(※といいながら、ベルトで腹部を隠し、少しずつ見せていくが、半分ほど見せたところでまた隠す)、ウーーーー。何が言いたいかっていうと、調子が上がってきたです」
 

 
「ヨシッ! だからね、あのう……テレビつけたら不安なニュース、暗くなるニュースがあるけど、それはもうね、共に生きていくしかない。その中でも、自分にとって楽しい時間っていうものを大切にしてほしいなって。それがプロレスでもいいし、読書でもいいし、音楽聴くことでもいいし。心からリラックスできる楽しい時間っていう時間がね、1日のうち1回でも、ちょっとあれば、そんだけまた、元気になれると思います」
 
 

 
石森「(※フロアにあぐらをかいて)オイ、ワト、お前、『昔、デスペ(ラード)に勝ったから(IWGPジュニアヘビー級の)シングル(のベルト)に挑戦させろ』だって? いやいやいやいや、しっつけえ男だなあ。いつの話を引きずり出してるんですか? しかもその挑戦は、東京ドームで(実現しないという)、無様な結果に終わっただろ。ま、なんとかベルトに絡みたい意気込み、それはわかる」
 

 
「だがな! お前まで勝手に、割り込んでくるんじゃないよ! 俺を脅かすぐらい力をつけてから、モノを言え!」
 
※裕二郎&外道はノーコメント

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