『Road to レスリングどんたく 2021』第10戦として開催される高知県民体育館大会。
オープニングマッチは、上村vsキッドのヤングライオンシングル対決。
序盤、ロープ際でキッドがクリーンブレイクせずにチョップを繰り出し、両者がエルボーとチョップを打ち合う。
そこからキッドがボディスラムで投げ、エルボー、ショルダータックルで追撃。さらに、ヘッドロックで絞り上げる。
だが、上村が脚を取って巻き返し、エルボー連打から膝を狙ってストンピングを連射。そして、串刺しバックエルボー、ランニングエルボーと畳み掛ける。
上村の攻勢は続き、逆水平チョップからボディスラム。そして、逆片エビ固めを極めるが、キッドがロープへ逃れ、カウンタードロップキックで逆転に成功。
さらにキッドは、ブレーンバスターで上村を叩きつけ、最後はダブルアームスープレックスからの片エビ固めで3カウントを奪取した。
キッド「昨日は言わなかったけど、今日も勝ったんで俺の希望を言わせてもらう。これはずっと考えてきたことだ。去年の12月、俺とツジは同じ思いを抱いてた。それは俺たちヤングライオンによるシングルマッチで、トーキョードームのオープニングマッチを飾りたいといういうこと。俺たちの闘いを認めさせて、それを実現したいと熱望していた。闘いはもちろん、リング内外でそれをアピールしてきた。だけど、それは実現しなかった。それから5ヶ月、ヨコハマスタジアムとトーキョードームでのビッグショーが発表された。この5月にね。そこでだ、ニュージャパンのスガバヤシサン(菅林直樹会長)、オーバリサン(大張高己社長)にお願いしたい。俺たちにチャンスをいただきたい。このパンデミックにも負けずに頑張ってきた俺たちに。選択肢はいろいろあるだろう。どれをチョイスするかまだ考えてるのなら、俺たちを選んでほしい。誰を起用しようと考えてるのかわからないけど、その舞台に俺たちを選んでほしい。それもシングルマッチで。ヨコハマスタジアムでもいいし、トーヨードームでもいい。次のカードのうちのどれかを選んでほしい。ゲイブリエル・キッドvsヨータ・ツジ、ゲイブリエル・キッドvsユーヤ・ウエムラ、ユーヤ・ウエムラvsヨータ・ツジ……。期待は裏切らない。それを約束してくれるなら、これからもさらに一生懸命闘っていく。だからお願いします。アリガトゴザイマシタ」
※上村はノーコメント