第4試合は内藤哲也&BUSHIvsグレート-O-カーン&ジェフ・コブ。4.26広島で内藤と一騎打ちを行なうオーカーンは、4.13後楽園の試合後に「内藤ごときが余に勝てるはずもなく、ロス・インゴごときが連合帝国に勝てるわけもない。下僕のくせに、夢を見るな!」と、3.4武道館に続く勝利を宣言。一方の内藤は「UNITED EMPIREの“広報”は、よく働くねえ」と挑発のコメントを残している。
内藤は入場時に立ち止まると、オーカーンのように両手をうしろに組んで挑発。自身のコールが終わっても、内藤はなかなか動かない。リング上ではオーカーンが仁王立ち。
レフェリーは内藤に花道を進むよう指示。しかし、内藤は応じない。するとテーマ曲が終わり、ようやく内藤が歩を進める。そして、セコンドが片付けた階段を、もう一度出すように注文。さらに内藤はL・I・Jのコールをやり直すように要求。リングアナが応じると、ようやく内藤はリングイン。L・I・Jはグータッチをかわす。
先発は内藤とオーカーン。内藤はロックアップをすかして挑発。内藤が蹴りを繰り出すも、オーカーンは受け止めて打撃を浴びせる。
続くロープワークの展開では、内藤が王統流二段蹴りをかわして寝転んでポーズ。オーカーンは「ハッハッハッ! いい余興だ」と高笑い。そして襲い掛かるも、内藤は場外にエスケープ。
オーカーンは「弱虫ヤローが、かかってこい!」と罵声を浴びせる。そして、相手コーナーのBUSHIに打撃を見舞うと、内藤のキャップを被り、寝転びポーズを見せる。すると、背後からBUSHIが低空ドロップキック。そしてL・I・Jがストンピングでオーカーンを袋叩き。
内藤はオーカーンの弁髪をつかんで自軍コーナーに運ぶ。スイッチしたBUSHIはオーカーンの右足をロープに固定してショットガンドロップキック。
次は内藤がオーカーンにストンピング。そしてコブにエルボーを見舞うが、コブは仁王立ち。内藤はオーカーンの弁髪をつかんで、キャメルクラッチのように引っ張る。するとコブが内藤にヘッドバットを見舞い阻止。
オーカーンは内藤にバックドロップのモーションからフェイスバスター。そして、内藤の髪をつかんでから、ストンピングの乱打。
オーカーンは奇声を発しながらモンゴリアンチョップ一発でダウンを奪いカバー。だが、内藤はカウント2でキックアウト。
スイッチしたコブは内藤にヘッドバット。さらにストンピングを連発。コブは内藤を踏みつけてからオーカーンにスイッチ。
オーカーンは内藤の背中にダブルハンマーパンチ。さらに大空スバル式羊殺し。BUSHIがカットに入るも、オーカーンは場外に放り投げる。
内藤はオーカーンにマンハッタン・ドロップ、さらにネックブリーカーで反撃。
スイッチしたBUSHIはオーカーンにミサイルキックをヒット。オーカーンが場外にエスケープすると、BUSHIは矢のようなトペ・スイシーダを突き刺す。
BUSHIはオーカーンにストンピングを連発。さらにフィッシャーマンズスクリューを狙うも、切り抜けたオーカーンは一本背負い。
スイッチしたコブは相手コーナーの内藤をエルボーで吹っ飛ばす。ここからUNITED EMPIREはBUSHIにトレイン攻撃。だが、BUSHIは切り抜けて二人同時にブルドッギングヘッドロック&ドロップキック。
続いてBUSHIはコブにコードブレイカー。これはコブが回避するも、L・I・Jは連携の低空ドロップキックをヒット。
BUSHIはコブにフィッシャーマンズスクリューからカバー。だが、コブはカウント2でキックアウト。ならばとBUSHIはテリブレを狙うも、オーカーンが王統流二段蹴りでカット。
そこに内藤が襲いかかり、ジャンピングエルボーアタックで飛びかかるも、オーカーンは空中で捕獲し、そのままマットに叩きつける。
続いてオーカーンがBUSHIを大空スバル式羊殺しで捕獲。そこからコブにスルーし、キャッチしたコブは一気にツアー・オブ・ジ・アイランドを決めて3カウントを奪取した。
試合後、オーカーンは場外の内藤を見下ろしてから、背中を見せ、弁髪をヒラヒラさせて挑発。
そして、UNITED EMPIREは勝ち名乗りを受ける。内藤は場外でオーカーンポーズを見せる。
最後にオーカーンは「ひれ伏せ、後楽園の愚民ども! 内藤ごときが、何度反逆しようが帝国には勝てない運命だ!(場内拍手)。いいか! これがジェフ・コブ、グレート-O-カーン、UNITED EMPIREのちからだ」と勝ち誇った。 内藤はオーカーンが引き下がるところを、カーテン越しに不敵な笑みで見届けてから、バックステージへ。