第1試合はタイガーマスク&辻陽太&上村優也&ゲイブリエル・キッドvs内藤哲也&SANADA&鷹木信悟&BUSHI。
　 辻は3.21仙台での内藤とのシングル戦をアピールし、Twitter上で「5.5万いいね」の獲得を目指すも、実現に至らず。だが、今シリーズはタッグながら、内藤と3日連続で対戦するチャンスが到来。だが、3.28群馬、3.29後楽園と連敗。昨日の試合後、内藤は「リング上できっちり俺を楽しませてくれよ」と余裕のコメント。辻は「明日こそ、あなたを振り向かせてみせる！」と言い放ったが、果たして？

　内藤が花道に現れると、辻がエプロンへ。そして、ロープを開けて内藤を誘う。内藤は辻の足をつかもうとするが、辻は下がって距離を取る。
　
　内藤はリングに入ると同時に辻に襲いかかり、試合はスタート。L･I･Jは場外戦に持ち込む。内藤は辻にTシャツでチョーク攻撃を見舞う。
　リング上では上村がSANADAにオコーナーブリッジを狙う。SANADAがこらえると、上村はアームドラッグからドロップキックをヒット。
　次は上村とゲイブリエルがSANADAにダブルのバックエルボー。さらにエルボードロップ、セントーンとたたみかける。
　ゲイブリエルはSANADAにブレーンバスター。しかし、SANADAは着地して低空ドロップキック。ここからまたL･I･Jは場外戦に持ち込む。
　内藤は辻を鉄柵に叩きつけ、さらに逆エビ固め。鷹木はゲイブリエルを担ぎ上げると、顔面をエプロンに叩きつける。
　戦場がリングに戻ると、鷹木はゲイブリエルにヒザ蹴りを連発。さらにショルダータックルからセントーンをお見舞い。鷹木はゲイブリエルの顔面にステップキック。
　怒ったゲイブリエルはエルボーを連発。鷹木もエルボーを返す。続いて逆水平チョップの応酬に突入。鷹木はグーパンチからダブルチョップでダウンを奪う。
　続いて鷹木は串刺しラリアット。だが、バックエルボー、ナックルからの龍魂ラリアットはゲイブリエルがディフェンス。そして、ゲイブリエルはブレーンバスターで鷹木を叩きつける。
　スイッチしたBUSHIに対し、ゲイブリエルはカウンターのドロップキックをヒット。次はタイガーがBUSHIにフライングクロスボディ。すかさず鷹木とSANADAがタイガーにダブル攻撃を狙うが、タイガーは切り抜けるとSANADAにカンガルーキック。
　しかし、BUSHIがタイガーに逆上がり式のオーバーヘッドキック。そしてロープに上るも、タイガーは雪崩式のアームホイップ。
　続いてタイガーはタイガードライバーを狙うが、BUSHIは切り抜けて追走式ドロップキック。
　今度は内藤が登場。技の読み合いから、タイガーが内藤にタイガードライバーを炸裂。
　スイッチした辻は内藤に力強いエルボーを連発。内藤もエルボーを返し、激しい応酬に。打ち勝った辻は雄叫びを上げ、串刺しエルボー。さらにショルダータックルでダウンを奪う。
　勢いに乗る辻はボディスラムからジャンピングボディプレス。しかし、内藤はカウント2でキックアウト。
　辻はブレーンバスターで持ち上げるが、内藤は脱出。そして延髄斬りからネックブリーカードロップ。さらに逆エビ固めを決めるが、タイガーがキックでカット。するとBUSHIがタイガーを場外に連れ出す。
　辻は必死に内藤にエルボー。しかし、内藤は打撃で黙らせる。すると、辻はカウンターのスピアーを炸裂。そして突進するが、内藤はバックエルボー。ここからL･I･Jは辻にトレイン攻撃。そして連携の低空ドロップキックをヒット。BUSHIは場外のタイガーにトペ・スイシーダを炸裂。
　内藤は辻にエスペランサを決め、逆エビ固めへ。辻は必死に返そうとするが、内藤はリング中央まで運んで絞り上げる。ついに辻はギブアップ、L･I･Jに凱歌が上がった。

　試合後、内藤は佐藤レフェリーに暴行。しかし、上村がカットに入る。内藤は上村に手を挙げるように要求。だが、上村は胸板に張り手を見舞う。内藤はわざとらしくよろけてニヤリ。辻は悔しげな表情で内藤を見上げてから、リングを下りる。
　佐藤レフェリーは内藤の腕を上げると、すばやく場外にエスケープ。L･I･Jはグータッチをかわしてからリングをあとに。

 
鷹木「（※胸のあたりを指差して）真っ赤だよ。まぁヤングライオンと遊ぶのも面白れぇけどよぉ、やっぱり俺が気になってるのは、4・4両国のＸだよ、Ｘ！　UNITED EMPIREのヤツらは秘密兵器だの、最終兵器だの言ってるが、一つだけ言っとくぞ。オイ、UNITED EMPIRE！　ガッカリさせんなよ」

内藤「チャンスは待ってるだけじゃ掴めない。自分から掴みに行かなきゃ、チャンスなんて絶対に訪れないと、俺は思いますよ。辻が、簡単に俺の名前を出していることに関して、ハッキリ言って迷惑でしかないけど、今日、俺があえてエスペランサって技を使った意味を、辻はよく考えた方がいいな。今、コロナの影響で、簡単に海外遠征に行けない状況になってしまっている。人間誰しも、時間的に限りがあるわけで、そりゃ焦る気持ちも分かるよ。でもさぁ、こんな時こそ、あの言葉を思い出せよ。そう、まさにトランキーロ！　あっせんなよ。

　それから、次の両国大会で、UNITED EMPIREが新たな同盟者を連れてくるらしいな。オーカーンが自信満々に『新たな兵器』って言うぐらいだからね、よっぽどの選手を連れてくるんだろうね。ハードルを（※右手を高々と上げて）めいっぱい高く上げて、そして4月4日両国大会、その時を楽しみにまってるぜ、カブロン！」
※SANADA、BUSHIはノーコメント。

ゲイブリエル「（※しばらく息を整えた後、カメラを見下ろすように立って）タカギさん、アリガトウゴザイマシタ。これこそ俺が望んでいたものだ。これでやっと今自分がどこに立っているのかハッキリ分かった。タカギ、もう一つ俺からリクエストだ…俺のことは忘れて、あなたにはIWGP世界ヘビー級王座を目指してほしい。間違いなくあなたは現在世界トップに立つ選手の1人だ。だから俺なんかも相手してないで、もっともっとベルト戦線に絡んでいってほしい。でも、俺もいつかあなたがいるところまで登りつめる。覚えててくれ。2年、3年、4年、5年…もしくは10年かかったとしても、必ずトップまで上がっていく。俺はあなたの後ろを追いかけていく。イジョー！」

上村「リング上見たら分かるでしょう。以上です」

タイガーマスク「BUSHI！　久々にオマエと試合したけどなぁ、オマエはロス・インゴにいるからBUSHIなんだぞ！　オマエ、BUSHI一人で俺にぶつかってこい！　俺とやろうじゃねぇか、シングルを！　オマエはロス・インゴのBUSHIなんだよ。だから今はみんなオマエに協力してくれてる。オマエ一人で俺にぶつかってこい！　俺もオマエにぶつかっていくから」

辻「（※フラつきながらインタビュースペースにたどり着くと、床に座り込んで）あー……。明日やろうはバカヤローだ。後でやろうもバカヤローだ。今日、結果を残せなかったヤツに次のチャンス、明日なんてないんだよ。ただ、諦めるか諦めないかは、チャンスがなかったとしても、次のチャンスがいつだったとしても、俺の勝手だろ！」