試合後、棚橋は辻の肩を借りて退場。ジェイは勝ち名乗りを受けるも、足のダメージが大きいのか、リングに座った状態でマイクを握り、以下のアピール。
■ジェイ・ホワイトのマイクアピール
「おい、辻の野郎はどこ行った? 負け犬の先輩を連れて出て行ったのか? 優也、ゲイブ、オマエらの憧れの先輩がやられる姿を見ただろ! ろくに自分の体重も管理できない先輩を見習うのはもう止めて、これからは今日勝った、この”REAL”勝者の言うことを聞け! “REAL“、“Jay1 CLIMAX’優勝者の俺が、この“NEW Jay-PAN CUP”を制覇する!
タナハシ、初めから俺の提案を素直に聞いていればよかったんだ。俺は優勝してIWGPヘビー級とインターコンチネンタルのベルトを復活させる。それがあのイかれた飯伏によって壊されたニュージャパンの歴史を建て直す唯一の方法だ。
もうオマエらファンだって飯伏の暴走にはついていけないと気づき始めているはずだ。俺の忠告を素直に聞き入れなかったから、こうなってしまったんだぞ! 次の相手はデビッド・フィンレーか。オマエが今日、YOSHI-HASHIに勝ったなんてウソみたいだな。
そうそう、IMPACT世界タッグチーム王座獲得、お見事だな。だけど、次はいつもオマエを助けてくれるジュースは一緒に闘えないぞ? フィンレー、最後にオマエとシングルでやったのは3年前のことだ。改めて勝敗を振り返ったんだが、知ってるか。12-1だ。1度目はオマエが運よく俺に勝てたものの、そのあと俺が12回連続で勝っている。
オマエがなかなか芽が出ずくすぶっている間も、俺は確実に進化しトップまで上がってきた。デビッド、まぐれでここまでは上がってこれたかもしれないが、これで終わりだ!
飯伏を片付けて、ニュージャパンを救おうとしているこの俺を、オマエなんかが止められると思ってるのか。いいか、“STILL MY ERA!””だ。
飯伏、『SAKURA GENESIS』で待ってろ。オマエが持つその新ベルトを獲った上で、俺と棚橋の名前が刻まれた2本のベルトを復活させる。棚橋、オマエは俺に感謝するべきだ。何なら感謝の印として、オマエが持ってるそのNEVERのベルトを俺にくれてもいいぞ? 俺が責任を持ってベルトの価値を高めてやる。ベルトもオマエに巻かれるより、俺の腰に巻かれた方が嬉しいと言ってる。タナ、飯伏、デビッド、そしてここにいるオマエたち全員、この“STILL MY REAL ERA”で、俺と一緒に呼吸しようじゃないか!」
そして、ジェイはセコンドの上村とゲイブリエルを呼び寄せると、自身を担がせて退場した。