第4試合の『NJC』2回戦ではYOSHI-HASHIvsデビッド・フィンレー。NEVER6人タッグ王者とIMPACT世界タッグ王者のシングル対決、軍配が上がるのは果たして？

　YOSHI-HASHIはNEVER6人タッグのベルトを巻いて入場。フィンレーにはセコンドとしてジュース・ロビンソンが帯同。

　開始のゴングと共にジュースが手拍子を煽る。フィンレーとYOSHI-HASHIはジックリとしたグラウンドの攻防を展開。
　続いてロープワークの攻防から、YOSHI-HASHIはフィンレーをうまくトップロープ越しに場外に落とす。そしてYOSHI-HASHIは空中技を繰り出そうとするも、フィンレーは距離を取って回避。それを見たYOSHI-HASHIも踏みとどまる
　フィンレーはリングに戻ると、カウンターのドロップキックをヒット。続いて低空ブレーンバスターをお見舞い。さらにヨーロピアンアッパーを繰り出すが、YOSHI-HASHIも逆水平チョップからソバット。そしてトップロープに固定しようとするが、フィンレーは脱出。
　両者はロープを挟んでエルボー合戦。YOSHI-HASHIはスタンガンでひるませると、フィンレーの股の間を抜けて場外に下り、相手の足を引っ張って相手の顔面付近をエプロンに打ち付ける。。
　YOSHI-HASHIは場外でフィンレーを鉄柱に叩きつける。そしてリングに戻し、ストンピングを浴びせる。続いて強烈な逆水平チョップ。だが、フィンレーも逆水平チョップを返し、打撃の応酬に。
　続いてエルボー合戦に突入。競り勝ったYOSHI-HASHIはブレーンバスターを狙うも、フィンレーが持ち上げる。YOSHI-HASHIはバックに着地してバックドロップの体勢に入るが、YOSHI-HASHIは回避すると逆にバックドロップで叩きつける。
　フィンレーはエルボーの連発から、ジャンピングのヨーロピアンアッパーカット。YOSHI-HASHIが場外にエスケープすると、フィンレーはプランチャを炸裂。
　フィンレーはYOSHI-HASHIをリングに戻し串刺しエルボー。さらにセカンドロープからのエルボーアッパーとたたみかける。
　フィンレーは変形バックブリーカーを狙うが、YOSHI-HASHIが耐えると、横入り式エビ固めで丸め込む。YOSHI-HASHIが返すと、すかさずフィンレーは変形バックブリーカーを決める。
　続いてフィンレーはコーナーに上るも、YOSHI-HASHIはその足を手ではらってリングに落とす。そして串刺しラリアットからヘッドバスターを狙うが、フィンレーは回避。するとYOSHI-HASHIは逆水平チョップを叩き込む。
　ここから両者は激しいエルボーの打ち合い。YOSHI-HASHIはエルボーを逆さ押さえ込みの要領で切り返してソバット。そしてシットダウン式パワーボムを決める。
　続いてYOSHI-HASHIはバタフライロックで捕獲。フィンレーが逃げようとするも、YOSHI-HASHIはリング中央に戻す。そしてスリーパーへ。すると、フィンレーは脱出してブルーサンダーで叩きつける。
　YOSHI-HASHIがPrima Noctaを逃れると、フィンレーはサムソンクラッチ。返したYOSHI-HASHIは、フィンレーのPrima Noctaに対し、カウンターのバッククラッカー。さらにダブルニーを決めてカバー。フィンレーは必死にカウント2でキックアウト。
　ここを勝機と見たYOSHI-HASHIはカルマを狙うも、フィンレーは切り抜ける。だが、YOSHI-HASHIはリストをつかんで逆水平チョップ。しかし、フィンレーは技の読み合いからPrima Noctaをお見舞い。
　フィンレーは気合いを入れるとブレーンバスターの体勢から、YOSHI-HASHIの首を自身のヒザに叩きつける荒技。だが、カバーはYOSHI-HASHIがカウント2で跳ね返す。
　フィンレーは首切りポーズからACID DROPを狙う。しかし、YOSHI-HASHIは回避するとカチ上げ式ラリアットを炸裂。
　YOSHI-HASHIは雄叫びを上げ、KUMAGOROSHIの体勢に。フィンレーが切り抜けると、YOSHI-HASHIはドラゴンスープレックスを狙う。フィンレーはこらえるも、YOSHI-HASHIは相手の後頭部にヘッドバット。そしてドラゴンスープレックスで投げ、もう一度カチ上げ式ラリアット。しかし、フィンレーはなんとかカウント2でキックアウト。
　YOSHI-HASHIはカルマを狙うが、フィンレーは逃れる。するとYOSHI-HASHIはソバットからKUMAGOROSHIを炸裂。しかし、これもフィンレーはカウント2でカバーを返す。
　ならばとYOSHI-HASHIはしつこくカルマを狙うも、フィンレーはPrima Noctaで切り返す。そして、最後はACID DROPを決めて3カウントを奪取。逆転勝利を収めたフィンレーは、今大会のメインの棚橋vsジェイの勝者と3.18静岡で対峙することに。

　試合後、フィンレーは勝ち名乗りを受けると、セカンドロープに上がって勝利のピースサイン。そして、場外のYOSHI-HASHIと至近距離で言葉をかわす。YOSHI-HASHIは悔しげな表情で退場。

　　
　　
フィンレー「言っただろ！ 俺が勝って、YOSHI-HASHIの『NEW JAPAN CUP』は今日で終わると！ その言葉どおりになった。俺はこのまま準々決勝に進出し、次の試合で勝ったほう、タナハシかジェイと当たる。キツくなる一方だな。タナハシはニックネームどおり本物のエースで、偉大なレスラーの1人だし、ジェイはジェイで、認めたくはないが、30歳以下のレスラーの中では間違いなくトップを張る1人だ。どっちが上がってきてもキツいな。

　
どっちと当たっても楽しみだけど、ジェイを相手にここで“NEW Jay-PAN CUP”を終わらせることができれば、最高にスカッとするだろう。あとはメインの結果次第だ。準々決勝戦も楽しみだ。今年の俺は一味違うぞ。必ず優勝する！」
　
　

　
YOSHI-HASHI「俺はもちろん、もちろん、最後まで残って、出るからには優勝を狙ってた。でも、そのグループ分けが決まったときに、俺は正直、棚橋弘至に目がいってしまったよ。『そこまでいってやる』って。最後、キツかった流れになったけど、なんとか最後、『これで決まった』と思ったよ。
　

　
でも、あいつのほうが上手だった。しょうがない。負けは負け。でも、いつも言ってるように俺は諦めてねぇからな、オイ。悔しいよ。メチャメチャ悔しい。だからもう1回、何回でも、勝つまでいくから」