イギリス出身で、母国では何度も戦ってきたザックとオスプレイによる『NEW JAPAN CUP 2021』2回戦。現在オスプレイが保持しているRPWブリティッシュヘビー級王座は、昨年の2月にザックから奪ったものだ。
ゴングと同時にオスプレイがドロップキックで先制。ザックが場外に転落すると、すかさずプランチャだ。そしてザックがリングに戻るとピッピーチェリオで追撃。ザックがキックアウトすると、早くもオスカッターを繰り出したオスプレイ。
これをザックが回避してヨーロピアンクラッチを仕掛けると、オスプレイもキックアウト。ザックを蹴り飛ばし、コーナーに詰めて顔面を踏みつけていく。しかし、ザックもオスプレイの蹴り足をキャッチ。つま先を捻って悶絶させると、右の手首を掴んで前方に投げを打つ。
右肩を痛めているオスプレイはこれで悶絶。ならばとザックはアームロックを仕掛けて、さらに痛めつけていく。しかし、オスプレイはこれを前方に回転して脱出。足をすくってテイクダウンするが、ザックはヘッドシザースだ。
だが、オスプレイはこれをスカしてキックを発射。ザックもこれを避けるとボディにヘッドバット。そして、ロープに振られながらもしつこく絡みついてコブラツイストだ。これを逃れたオスプレイは低空のドロップキック。ザックがたまらず場外に逃亡すると追いかけてエルボーで一撃だ。
そして逆水平チョップで追撃するオスプレイ。続いて鉄柵へハンマースローで叩きつけエルボースタンプをお見舞いだ。ザックもエルボースマッシュで反撃するが、オスプレイもすぐさまエルボーでやり返す。
そしてエプロンにザックの体をうつ伏せに乗せると、その首筋に危険なニードロップを投下してみせた。ザックがリングに戻ってくると、コーナーで膝を首筋に当てながら挑発するオスプレイ。エルボースマッシュで反撃してくるザックをキックで黙らせ、ニードロップを投下する。
続いてバックブリーカーを決めたオスプレイ。ザックを場外に転落させ、自身は座り込んで休憩だ。そして、ザックが入ってくるところを低空のドロップキックで迎撃。ザックの挑発に応じて、逆水平チョップを連発する。
ザックもエルボースマッシュで反撃するが、その足をすくってテイクダウン。足首を固めていく。ザックが脱出しようとするとボーアンドアローを仕掛ける。だが、ザックはこれを体を回転して潰してみせる。そして腕十字を仕掛けていく。
しかし、オスプレイは顔を踏みつけて脱出。ならばとザックは腕を捻って右腕にエルボースマッシュ。さらにオスプレイをロープに飛ばし、アームドラッグで形勢逆転だ。そして右腕をアームロックで固めてから、関節の上にストンピング。さらに両足で右足を挟んでツイストしていく。
続いて串刺し式のエルボースマッシュを食らわせるザック。オスプレイもエルボーで反撃し、ザックの動きをリープフロッグでかわすが、下に伏せたところをザックに捕まる。ザックはすかさず腕十字だ。
これを脱出したオスプレイだが、ザックは座ったままキックを連発。さらに立ち上がったところでボディを蹴り上げていく。オスプレイはハンドスプリング式のオーバーヘッドキック。これをかわしてザックはアンクルホールドを仕掛けるが、オスプレイもすぐに脱出。
別方向のロープに飛んでハンドスプリング式オーバーヘッドキックを食らわせてみせた。そして、逆水平チョップで追撃するオスプレイ。しかし、ザックも引かずに肩をぶつけながら、オスプレイの攻撃を誘う。
それでもオスプレイは構わず逆水平チョップでザックをコーナーに追い詰め蹴りを連発。そして、もう一発逆水平チョップだ。ザックはこの右腕をキャッチし、脇固めへ。だが、オスプレイはザックの体を抱え上げて、リバースのブラディサンデーだ。
そして、先程のお返しとばかりに座ったまま蹴りを出すオスプレイ。ザックも蹴りを放って対抗。そのザックをエルボーで黙らせる。しかし、ザックはその右腕をキャッチしてアームブリーカー。そして、挑発するようにオスプレイにエルボーを打たせる。
攻撃しているオスプレイだが、右腕のダメージで悶絶。そのオスプレイにザックは張り手を食らわせるが、オスプレイもステップキックで反撃だ。ならばとザックはオスプレイに絡みついて腕十字へ。
しかし、オスプレイはパワーで踏ん張ってグラウンドに持ち込ませない。そのままファイヤーマンズキャリーで抱え上げて、天山戦で見せたロンドン・ハズ・フォールンを繰り出す。だが、ザックは着地して、すぐさまサッカーボールキックを発射だ。
そしてザックはザックドライバーの体勢に。オスプレイが踏ん張るとエルボースマッシュで追撃する。だが、オスプレイもサイレントウィスパーを側頭部に叩き込む。そして、オスプレイはバックを奪う。だが、ザックは前方回転エビ固めからバックを奪って、胴締めのスリーパーダ。
しかし、オスプレイはザックを抱えたまま立ち上がりコーナーへ。そして、ザックの頭を固定するとチーキーナンドスキック。続けてオスカッターを炸裂させる。そして、トドメのストームブレイカーの体勢に入る。
だが、ザックはこれを後方に着地して足をすくってテイクダウン。ジャパニーズレッグロールクラッチホールドへ。だが、オスプレイはブリッジを阻止。逆に下から前方回転エビ固めを仕掛ける。これをザックは押し潰してフォール。
これをオスプレイはキックアウト。ザックのキックをキャッチすると、ローリングエルボーで一撃だ。そしてシットダウン式パワーボムの体勢に入ったオスプレイ。しかし、ザックはフロントネックロックに切り返す。
これをオスプレイが振りほどくと、左腕を掴んでそこにオーバーヘッドキック。そして、ラ・ミスティカ。続けてクラーキー・キャットに捕獲する。しかし、これを脱出したオスプレイ。すぐさまザックは三角絞めを仕掛けるが、オスプレイも強引に持ち上げる。
ならばと、ザックはザックドライバーで追撃。オスプレイがキックアウトするとすぐさま三角絞めだ。しかし、オスプレイはこれも強引に持ち上げると、自らコーナーに登る。ならばと、ザックはコーナー上で右腕にアームロックだ。
オスプレイはこれを外すと、体勢を入れ替えて雪崩式のストームブレーカーを仕掛けにいく。だが、ザックはこれを外してヘッドバット。そして、雪崩式の飛びつき腕十字だ。さらにザックは両腕をなんとかクラーキー・キャットに移行し、ガッチリと固めていく。
万事休すかと思われたオスプレイだったが、なんとか足を伸ばしてロープエスケープだ。ザックは顔面をキックで蹴り上げ、続けてPK。オスプレイはこれをキャッチする。ならばとザックは張り手。しかし、オスプレイは飛び込んできたザックを背中合わせにキャッチだ。
ザックはすぐさま抜け出して卍固めを仕掛ける。しかし、オスプレイは今度こそロンドン・ハズ・フォールンを炸裂させる。ザックがキックアウトすると、オスプレイはショルダーネックブリーカーの体勢に。
しかし、ザックはこれを逆さ押さえ込みに切り返してジャックナイフ固め。オスプレイがキックアウトすると、ザックはPKで蹴り飛ばす。しかし、すぐさま立ち上がったオスプレイはサイレントウィスパーで一撃。そして、スーパーオスカッターを放つ。
だが、ザックはこれをかわしてスリーパーへ。続けてザックドライバーの体勢に入る。しかし、これを回避したオスプレイは後方に着地。後頭部に強烈なエルボーで一撃だ。これでザックも万事休す。最後はオスプレイが必殺のストームブレイカーでトドメを刺し、3カウントを奪ったのだった。
これでオスプレイは準々決勝進出が決定。永田を破ったSANADAと、3.18静岡大会で準決勝進出を懸けて対戦する。