第5試合の『NJC』2回戦では永田裕志vsSANADAが対決。3.9岡山大会の1回戦でSANADAは石井智宏、永田は辻に勝利を収め、2回戦にコマを進めた。
永田とSANADAは2.17後楽園で、内藤哲也の負傷欠場を受けたカード変更により、急遽シングルで激突。重厚なレスリング勝負の末、最後はSANADAがSkull Endからのラウンディング・ボディプレスで3カウントを奪取。永田にとってはそのリベンジマッチとなる。
開始のゴング、まずはロックアップからリストの取り合いに。だが、永田は蹴りではねのけ、一旦距離を取る。
次は手四つの体勢から力比べ、永田はフルネルソンから流れるようにネックロック。しかし、続くフライングメイヤーはSANADAが一回転して着地。
永田がヘッドロックで捕獲し、ここからロープワークの攻防に。そして、永田がドロップキックをかわせば、SANADAもサッカーボールキックを回避。
再び手四つで組み合うと、永田が力で押し込む。だが、SANADAは永田の脇に頭を入れてスープレックス。そして永田のヒザに低空ドロップキック。
永田が場外にエスケープすると、SANADAは追いかけ、鉄柵に二度にわたりハンマースルー。さらに場外でパイルドライバーを炸裂。
永田がリングに戻ると、SANADAはバックドロップをお見舞い。そしてスリーパーで固める。永田は足でロープエスケープ。
劣勢の永田はエルボーを打ち込む。だが、SANADAもエルボーで応戦。そしてロープに走るが、永田はカウンターのキチンシンクを食らわせる。
ここから永田はSANADAにキックを連発。さらに串刺しフロントキックからエクスプロイダーの体勢に。SANADAがこらえると、永田はエルボーからダブルアームスープレックスで叩きつける。
続いて永田はブレーンバスターの体勢に入るも、SANADAはこらえる。そしてカウンターのフランケンシュタイナー。さらにドロップキックで場外に落とし、華麗なプランチャをヒット。SANADAは会場の拍手を煽る。
SANADAは永田をリングに戻してカバーするが、カウントは2。するとSANADAはTKOを狙うも、永田は回避。そして、串刺し攻撃を狙うが、SANADAは切り抜けスワンダイブ式ミサイルキック。だが、永田はすぐに立ち上がってエクスプロイダー。SANADAも負けじと立ち上がりTKOを決める。
SANADAはスタンディングのドラゴンスリーパーで捕らえるも、永田は脱出。するとSANADAはマジックスクリューを決め、すかさずラウンディング・ボディプレスへ。だが、これは永田がかわす。
先に立ち上がった永田はタイナーを決めてから、SANADAをコーナー上に設置。雪崩式攻撃を狙うが、SANADAはエルボー。永田は気合いでこらえ、一気に雪崩式エクスプロイダーを炸裂。
永田はSANADAに強烈なキックを浴びせてカバー。だが、SANADAはカウント2でキックアウト。ならばと永田はバックドロップの体勢に入るが、SANADAはこらえる。
すると永田はヒザ蹴りから延髄斬り。これをかわしたSANADAはすかさずジャパニーズレッグロールクラッチホールド。だが、永田は跳ね返すと流れるようにナガタロックⅡで捕獲。SANADAがロープに逃げようとするも、永田はリング中央に戻して締め上げる。SANADAはなんとか足でロープエスケープ。
エプロンに逃れたSANADAを捕獲した永田は、マジックスクリューからカバー。SANADAが返すとバックドロップで持ち上げるも、SANADAは身体を浴びせかけて回避。
続くブレーンバスターを巡る攻防では、SANADAがバックに着地してスタンディングのドラゴンスリーパー。そしてSkull Endに持ち込む。しかし、技をかけられた状態で永田はSANADAにレッグロック。SANADAは苦悶の表情でロープに逃げる。
永田は「来い、SANADA!」と叫んで、エルボー合戦に突入。SANADAはローリングエルボーを狙うも、永田は延髄斬りをヒット。
さらに大☆中西ジャーマンを繰り出すが、SANADAは着地。しかし、永田はフライングニールキックを炸裂する。続く串刺し攻撃をかわしたSANADAは、セカンドロープからトンボを切って永田のバックに周り、ドラゴンスリーパーで捕獲。
そこからSANADAはSkull Endに引き込み、永田の動きが止まると自ら技を解除。そして、最後はラウンディング・ボディプレスで3カウントを奪取した。
SANADAは3.18静岡の準々決勝で、今大会のメインのザック・セイバーJr.vsウィル・オスプレイの勝者と激突することに。
試合後、SANADAは肩で息をしながら勝ち名乗りを受ける。退場する永田には健闘を称える拍手が送られる。その背中をSANADAはリング上から見つめる。すると永田は振り返り、視線をかわしてからバックステージへ。