第5試合の『NJC』2回戦では鈴木みのるとKENTAが対決。KENTAは『NJC』1回戦(3.6大田区)でジュース・ロビンソン(3.6大田区)、鈴木は本間朋晃を下している。
二人のシングルマッチは、プロレスリング・ノアで行われた2005年8.27ディファ有明大会以来、約15年半ぶり。 KENTAは今回、ツイッター上で鈴木の画像を加工して挑発を繰り広げているが、鈴木は無反応。その怒りをリングにぶつけるか?
リングに上がったKENTAは、コーナーに座るとスポーツ新聞を広げ、寝転びながら読み始める。鈴木はリングに入ると、KENTAを見下ろす。だが、KENTAは鈴木を見ることはなく、東スポを読み続ける。そして、「終わったの? 長い入場」と鈴木を挑発。KENTAは立ち上がっても新聞を熟読。鈴木がそれを振り払うと、KENTAは場外へ。ここで開戦のゴング。
鈴木は「上がってこいよ!」と挑発。KENTAは「上がるよ」と言いつつ、場外を徘徊。そしてリングに入るも、すぐに場外に下りて、またも新聞を読み始める。すると、鈴木はリング上から新聞を取り上げ、リング中央で広げる。そしてあぐらをかくと「中で読め」とKENTAを挑発。
鈴木がコーナーまで下がると、KENTAは警戒しながらリングイン。そして新聞を拾おうとすると、鈴木が襲いかかりロープに詰める。
鈴木が離れると、KENTAは顔面に張り手。そして場外に下り、鈴木の足を引っ張って転倒させる。怒った鈴木が場外に出ると、KENTAはリングへ。イラ立つ鈴木は鉄柵を蹴っ飛ばす。
鈴木がエプロンに上がるとKENTAはフロントキック。だが、鈴木もぶら下がり式腕ひしぎ逆十字で反撃。そしてKENTAを場外に引きずり出し、鉄柵に二度にわたり叩きつける。
鈴木はリング下からイスを取り出し、KENTAの土手っ腹に一撃。さらに背中にふり下ろそうとするが、レフェリーが阻止。するとKENTAが一瞬のスキをついてフロントキック。そして馬乗りになってエルボー。
KENTAはイスを手に取ると、鈴木に振り下ろす。さらにイスでノド元を押し当てていく。
続いてKENTAは鈴木を鉄柵に叩きつけ、打撃を浴びせてからリングに戻す。そして鈴木の胸板にキックを連発。鈴木もエルボーで反撃するが、KENTAは顔面かきむしりでひるませてキックを見舞い、ダウンを奪う。
KENTAは鈴木の顔面を踏みつける拷問攻撃。さらにフライングメイヤーから背中にサッカーボールキック。鈴木は気合いと共に立ち上がり、ここからエルボーの応酬に。KENTAは鈴木のエルボーを誘い、鈴木が打ち込もうとしたところをカニバサミで転倒させる。
KENTAはリズムがメチャクチャの手拍子を煽り、観客を戸惑わせる。続いてKENTAは鈴木に強引なネックブリーカードロップ。
KENTAは挑発するように顔面を蹴りつける。すると鈴木は高笑いと共に、強烈なエルボーでダウンを奪う。さらに一本足頭突きでひるませ、串刺しフロントキック。
続いて鈴木はフライングメイヤーからサッカーボールキック連発。そして踏み潰してカバーするが、KENTAは跳ね返す。
KENTAはエルボーを繰り出すが、鈴木は強烈なエルボー。だが、3発目をかわしたKENTAはDDT。そして、エプロンに転がった鈴木にストンピングを連発。続いてグリーンキラーからカバーするが、鈴木はカウント1でキックアウト。
KENTAは串刺しフロントキック。さらにエルボーの乱打から、もう一度串刺し攻撃を狙う。だが、鈴木は追走してフロントキック。そしてエルボーを連発。
KENTAも追走してのフロントキックをお見舞いし、エルボーを乱打。今度こそKENTAは串刺しの低空ドロップキック。
KENTAはトップコーナーに上るとダイビングフットスタンプ。だが、これも鈴木はカバーを返す。ならばとKENTAは首切りポーズからgo 2 sleepを狙うも、鈴木はフロントネックロックで捕獲。そしてゴッチ式パイルドライバーの体勢に入るが、KENTAはうまく切り抜けてGAME OVERへ。しかし、KENTAは完成させず、足でロープエスケープ。
勢いに乗るKENTAは鈴木の後頭部にランニングニー。さらにブサイクへの膝蹴りを決めてカバー、これを鈴木が返すと、KENTAは一気にgo 2 sleepへ。だが、鈴木はヒザを捕らえて逆片エビ固めで捕獲。KENTAがロープに逃げようとするも、鈴木はリング中央まで戻す。だが、KENTAは必死にロープエスケープ。
鈴木は「KENTA、立てよ、オラ」と頭部を蹴りつける。KENTAは立ち上がると強烈な張り手。すると鈴木は往復の張り手。だが、KENTAも返し、壮絶な張り手合戦に。
KENTAが舌を出すと、鈴木も高笑いと共に張り手。KENTAは燕返しの連発からgo 2 sleepの体勢に。だが、鈴木は背後に回ってスリーパーへ。
さらに鈴木は往復の張り手でKENTAを削り、もう一度スリーパー。そしてゴッチ式パイルドライバーを狙うも、KENTAは一気に担ぎ上げてgo 2 sleepを炸裂。この一撃でKENTAが3カウントを奪い勝利。3.16後楽園の準々決勝では、今大会のメインの後藤洋央紀vs鷹木信悟の勝者と激突する。
試合後、鈴木は場外に下りると、介抱するゲイブリエルに対し、パンチを浴びせる。KENTAは耳を触り、鼓膜を気にしながら花道をあとに。