第4試合の「NJC」1回戦では因縁を持つジュース・ロビンソンとKENTAがついに対峙。ジュースは昨年の12.21後楽園で、KENTAが当時保持していたIWGP USヘビー級王座挑戦権利証への挑戦をアピール。そして、1.5ドームで両者の権利証争奪戦がマッチメイクされたが、ジュースは前哨戦で左目眼窩底骨折を負ったため無念の欠場に。
KENTAはその代役として名乗りを上げた小島をドームで下し、権利証を死守。そして、アメリカで2月27日(現地時間)に開催された「NEW BEGINNING USA 2021」でUSヘビー級王者のジョン・モクスリーに挑むが、惜敗を喫してしまった。KENTAとしてはチャンスを棒に振ったかたちだが、今度は『NJC』でトップ戦線への再浮上を狙う。一方のジュースはひさびさの来日で復調ぶりをアピールしたいところ。両者による3カ月越しの対決、その勝敗の行方は?
開始のゴングが鳴ると、ジュースは手拍子を煽る。そしてロックアップで組み合い、KENTAをロープに押し込む。しかし、KENTAは体勢を入れ替えてからサイドヘッドロックで捕獲。
ジュースが逃れようとするも、KENTAは髪をつかんで離さない。ジュースはようやく切り抜け、ここからショルダータックルの攻防。しかし、KENTAはスキをついてヘッドロック。するとジュースはバックドロップで叩きつけ、セントーンをお見舞い。
ジュースはジャブから逆水平チョップ。そしてコーナーにハンマースルーで叩きつけ、串刺しラリアットをお見舞い。KENTAが尻餅をつくと、ジュースはキャノンボールを狙うも、KENTAは場外にエスケープ。
KENTAは本部席のゴングを手にする、そしてジュースがリングからKENTAを捕らえようとしたところで、KENTAはレフェリーの死角をついてゴングをジュースの顔面に叩きつける。
KENTAはリングに戻ると、ジュースの負傷箇所である顔面に攻撃を見舞う。そして、ジュースを場外に投げ、勢いよく鉄柵に叩きつける。続いて鉄柵を用いてジュースの顔面を絞め上げる。今度はレフェリーの気をそらしたスキに、鉄柵のドアにジュースの顔面を挟む拷問攻撃。
KENTAはジュースをリングに戻すとストンピング。さらに顔面にパンチを見舞う。すかさずレフェリーは注意を与える。KENTAはレフェリーのブラインドをついてジュースの顔面にパンチを繰り出し、さらにロープに顔面を押し当てる。
続いてKENTAは変則的な手拍子で場内を惑わせてから、ジュースをフェイスロックで捕獲。ジュースがボディへのエルボーで切り抜けるが、KENTAは顔面かきむしり。そしてロープに走ると、ジュースはカウンターのスパインバスターを炸裂。
ジュースは串刺しラリアットを連発。さらに身体ごとぶつかるラリアットでダウンを奪い、雄叫びを上げる。ジュースはリズミカルにジャブを打ち込み、左ストレートを狙うも、KENTAが顔面かきむしり。すると、ジュースも顔面かきむしりで反撃。
続いてジュースはヘッドバット。だが、串刺し攻撃はKENTAが切り抜け、トルネード式のスタンガンからダイビングラリアットをヒット。
ここでKENTAがGAME OVERを狙うが、ジュースはすかさずロープエスケープ。続いて互いにフロントキックをヒット。そして、KENTAはジュースをうまくエプロンに追いやると、フロントキックで鉄柵まで吹っ飛ばす。
KENTAがジュースを本部席に叩きつけようとするが、逆にジュースが叩きつける。しかし、KENTAは突進してきたジュースを抱え上げて本部席にクラッシュ。
ここでKENTAはトップコーナーに上ろうとするも、ジュースが阻止。そして、場外に向けてデッドリードライブを狙うが、KENTAは顔面かきむしりで切り抜ける。
KENTAはエプロンからダイブするが、ジュースは空中でキャッチすると、KENTAを両肩に担ぎ上げて場外でデスバレーボムをお見舞い。
ジュースはKENTAをリングに投げ入れ、豪快なパワーボムで叩きつける。しかし、カバーはカウント2。ジュースは気合いの雄叫びからパルプフリクションの体勢に。しかし、KENTAは切り抜けて横入り式エビ固め。
ジュースはカバーを返すと突進。しかし、KENTAはうまく体勢を入れ替えてグリーンキラーを炸裂。
KENTAは串刺しフロントキックから串刺しの低空ドロップキックをヒット。そしてトップコーナーからフットスタンプ。しかし、ジュースはかわすとシザースキック。
ジュースがKENTAを立たせようとすると、KENTAはGAME OVERを狙う。しかし、ジュースは切り抜け、技の読み合いからプリンスズスロウンを決めてカバーする。KENTAはカウント2でなんとかキックアウト。
ならばとジュースはパルプフリクションを狙うも、KENTAは回避してgo 2 sleepの体勢に。ジュースも切り抜けて、もう一度パルプフリクションへ。しかし、KENTAも脱出し、しつこくgo 2 sleepの体勢に。ジュースはうまく回避し、横入り式エビ固めで固めるが、KENTAはカウント2でキックアウト。
そして、KENTAは打撃のコンビネーション。しかし、ジュースは切り抜け、強烈なナックルをヒット。そして、パルプフリクションを狙うも、KENTAは脱出しするとGAME OVERに持ち込み、一気に締め上げると、ついにジュースはギブアップ。KENTAが3.13愛知の2回戦で、鈴木みのると対戦することに。
試合後、ジュースは氷のうで顔を冷やし、フィンレーと共に退場。KENTAは勝ち名乗りを上げ、堂々と花道をあとに。