第3試合の『NJC』1回戦は、本間朋晃vs鈴木みのる。両者は昨日の3.5後楽園での前哨戦で、バチバチのファイトを展開。試合後、鈴木は「本間、貴様ごときに俺の首が獲れるわけがねえんだよ! IWGP世界ヘビー級タイトル、狙ってんのはオカダよ、棚橋よ、テメーらだけじゃねえんだよ!」とコメント。対する本間は「明日はこけしでプロレス王から3カウントを奪ってみせる。俺が、こけし王だ!」と高笑いを見せた。両者による初の一騎打ちの結末は?
ゴングが鳴ると、両者はリング中央に歩を進め、胸板への張り手の応酬を繰り広げる。本間はボディスラムで叩きつけ、いきなり小こけしを繰り出すが、鈴木はかわす。本間はもう一度放つも、やはり鈴木は回避。
鈴木は打撃の連発からエプロンに出ると、本間をロープまで誘ってぶら下がり式の腕ひしぎ逆十字。ここから鈴木は場外戦に連れ出し、本間を鉄柵に叩きつける。そして、鉄柵を用いてネックロックを見舞う。さらに鈴木は場外でネックロックを敢行。
続いて鈴木は本間を鉄柵に叩きつけ、顔面を鉄柵に押し付ける。先に鈴木はリングに戻り、本間はカウント19でギリギリ生還。
鈴木は本間にキャメルクラッチの体勢でフェイスロック。そして、正調のフェイスロックに持ち込むと、本間は足でロープエスケープ。
本間はエルボーを繰り出すが、鈴木は不敵な笑みで挑発。そして、鈴木は強烈なエルボーを叩き込むと、本間はダウン。すかさず鈴木はサッカーボールキックを決めるが、本間は雄叫びを上げて立ち上がる。
本間は鈴木の蹴り足をつかむ。鈴木が切り抜けると、技の読み合いから、本間はDDTを炸裂。続いて本間はバックドロップをお見舞いし、カバーするがカウントは2。
本間は鈴木をコーナーに追い込み逆水平チョップを連発。さらに串刺しエルボーからフェイスクラッシャーを決め、ついに小こけしをヒット。
本間は「立て!」と挑発し、ラリアットへ。これを鈴木はかわすと、本間のリストをつかんで張り手を連発。さらに打撃の猛攻で本間の動きを止める。
鈴木はとどめのゴッチ式パイルドライバーを狙うも、本間はショルダースルーでリバース。だが、鈴木はすぐに立ち上がり、ヒザ立ち状態の本間の胸板にキックを乱打。
本間が立ち上がると、鈴木はエルボーを連発。しかし、本間は顔面に張り手。鈴木も張り手を返すが、本間はこけしロケットを顔面にヒット。
本間は鈴木にエルボーを連発。鈴木は「来いよ、オラ!」と、うしろに手を組んで挑発。すると本間はヘッドバットでコーナーに追い込み、エルボーを乱打。
ヒザから崩れた鈴木を、本間はコーナーに背を向けた状態で設置。そして雪崩式バックドロップを狙うも、鈴木はこらえ、その状態でネックロック。本間はエプロンに落ちてしまう。
本間は下からのヘッドバットで鈴木をリングに落とす。そして、セカンドロープからこけしロケットをヒット。すかさずカバーするが、鈴木はカウント2でキックアウト。
勢いに乗る本間は鈴木をSTFで捕らえようとする。鈴木が抵抗すると、本間は変形のSTF。そしてカバーするが、鈴木はカウント2で跳ね返す。
本間はこけし落としを狙うも、鈴木は切り抜けてスリーパー。だが、本間はフライングメイヤーで返し、ショートレンジラリアットをヒット。さらにラリアットを見舞うも、鈴木は仁王立ち。そして、強烈な張り手を見舞うが、本間も負けじと仁王立ち。
ここから激しいエルボー合戦に突入。鈴木は高笑いと共に強烈なエルボー。本間はフラフラとヒザをつくも、なんとか立ち上がる。鈴木は追撃のエルボー。
本間は必死に張り手を返すが、鈴木は強烈なエルボー、そして張り手。鈴木は背を向けた本間をスリーパーで捕獲。本間の力が抜けると、鈴木はもう一度ゴッチ式パイルドライバーの体勢に。こらえた本間はターメリッククラッチを見せるも、鈴木はカウント2でキックアウト。
そして、鈴木は張り手の連発で動きを止め、最後はゴッチ式パイルドライバーで粘る本間を撃沈。鈴木は3.13愛知の2回戦で、本日の第4試合で行なわれる1回戦、ジュース・ロビンソンvsKENTAの勝者と対戦することに。
試合後、本間はリングで大の字。鈴木はベルトを巻くジェスチャーを見せてからリングをあとに。本間が自力で立ち上がると、場内から大きな拍手が送られた。