試合後、2本のベルトを受け取った飯伏は倒れたSANADAに対して正座で礼。SANADAは指を1本立てて「もう一度」とアピールし、リングを降りると引き上げていった。そして、マイクを持った飯伏。だが、飯伏がしゃべろうとすると、花道から前二冠王者の内藤が登場。リングに上がってマイクを持つ。
「飯伏、飯伏、いや、1月5日、東京ドーム大会で神様になられた飯伏幸太選手。次のタイトルマッチの挑戦者に立候補しに来たぜ、カブロン! た・だ・し、ただし、つい1カ月前に東京ドームで完璧に3カウントを獲られたわけで、またその2本のベルトに挑戦させろだなんてことは言わないよ。2本ではなく、1本、つまり今回は片方のベルトだけを懸けて、俺とタイトルマッチをしてもらおうか。俺が挑戦したいベルトは……インターコンチネンタル王座。その白いベルトに挑戦させてもらおうか。挑戦したい理由は簡単。“神様”飯伏幸太が掲げている2本のベルトを1本に統一したいというプランに反対だからだ。どうだ、飯伏? いやいやいや、どうですか、“神様”飯伏幸太選手。是非是非、神様のお声を聞かせてください」
内藤のマイクを受けて、今度は飯伏がしゃべりだす。
「ああ、久々に言うけど、トランキーロ! しゃっべんなよ! 次、インターコンチを懸けて、内藤哲也vs飯伏幸太が見たい人(場内拍手)。拍手が多いみたいだから、やろうよ。俺はいつでもいいよ。日にちを決めてくださ~い。どうぞ。ということで、次、インターコンチネンタル王座だけを懸けて、飯伏幸太vs内藤哲也が決まりました。僕はいつも言うように、逃げない! 負けない! 諦めない! そして裏切らない。今日は本当にありがとうございました! 広島サンプラザホーーール!(絶叫)」
そして、インターコンチのベルトを内藤に見せつける飯伏。内藤も片目を見開いて確認すると、一人で引き上げていく。飯伏も2本のベルトを持って、花道を引き上げると、入場口でコールを受けて退場していった。