【退場順】
(1)○金丸(15分26秒 OTTR)ファンタズモ×
(2)×金丸(16分44秒 OTTR)石森○
(3)○デスペラード(16分47秒 OTTR)石森×
(4)×デスペラード(18分01秒 OTTR)タマ○
(5)×DOUKI(19分25秒 シャープシューター)タマ○
(6)○ザック(20分40秒 OTTR)タマ×
(7)×ザック(21分12秒 OTTR)タンガ○
(8)○タイチ(21分28秒 OTTR)タンガ×
(9)×タイチ(24分01秒 体固め)邪道○
メイン(4試合)では鈴木軍(タイチ&ザック・セイバーJr.&エル・デスペラード&金丸義信&DOUKI)とBULLET CLUB(タマ・トンガ&タンガ・ロア&石森太二&エル・ファンタズモ&邪道)が、イリミネーションマッチで激突。2.10広島でのIWGPタッグ王座戦に向け、王者タイチ&ザック組とG.o.D(タマ&ロア)にとっては前哨戦となる。そして、1.25大田区でIWGPジュニアタッグ王座を争った新王者の石森&ファンタズモ組とデスペラード&金丸組には追撃戦、遺恨が勃発した邪道とDOUKIはシングル戦実現を見据えた戦いとなる。
今回のイリミネーションマッチは、敗れた選手から退場し、最後まで一人でも残ったチームが勝者に。試合権利のある選手がトップロープを越えて場外に転落した場合も退場となる。
ゴング前、タマは「アイアンフィンガー、ドコデスカ?」とタイチを挑発。
そして、BULLET CLUBがToo Sweetサインをかわしたところで、鈴木軍が奇襲攻撃を仕掛け、試合はスタート。
リング上、タイチはタマを顔面かきむしりでコーナーに詰める。さらにコーナーパッドに叩きつけてサミング。そして、トップロープ越しにタマを投げようとするが、これはタマがこらえる。
逆にタマはタイチを場外に投げようとするが、これは鈴木軍がカットに。鈴木軍はタマを5人がかりでストンピング。さらに自軍コーナーでタマを足で踏みつけて蹂躙する。レフェリーが反則カウントを取ると、カウント4で全員が両手を挙げるが、レフェリーは「足だ!」と注意。
次はザックがタマにネックツイストを三連発。そしてデスペラード&金丸がタマの顔面を踏みつける。金丸はタマの顔面にランニングキック。
スイッチしたDOUKIはタマに低空ドロップキック。そしてロープに走るが、邪道が竹刀攻撃を狙う。DOUKIが切り抜けると、タマが突進。DOUKIはかわしてタマをロープ越しに場外に落とすが、BULLET CLUBがレフェリーの注意を引きつけていたため、失格にはならず。
ここから場外戦になだれ込み、ファンタズモが捕らえたDOUKIの背中に、邪道が竹刀を振り下ろす。
邪道がDOUKIをリングに投げ入れると、タマが豪快なショルダースルー。スイッチした邪道はDOUKIにストンピングを連発。そしてネックロックで固め、フライングメイヤーから背中にキック。
場外でロアがDOUKIをスローすると、タマはラリアットをヒット。タマがDOUKIをリングに戻すと、邪道はロープに顔面をこすりつける拷問攻撃。
スイッチしたファンタズモは挑発するように準備体操。そして側転からヘッドスプリングを披露してから、DOUKIにサミング。
次は石森がDOUKIにネックロック。そしてフライングメイヤーからネックツイストを連発。
続いてG.o.DがDOUKIにセントーン・アトミコを連発。さらにファンタズモも同じ技と見せかけ、マットに着地するとDOUKIの顔面を踏みつける。
ロアはDOUKIを挑発。DOUKIは必死にエルボーを叩き込むも、ロアはヘッドバット一発で吹っ飛ばす。
次は邪道がDOUKIの後頭部を踏みつける。DOUKIは必死に胸板に張り手を返すが、邪道は意に介さず顔面にストンピング。DOUKIはエルボーを打ち込むが、邪道は蹴りを叩き込んでからバックドロップ。だが、カバーはDOUKIがカウント2でキックアウト。
ならばと邪道はスリーパーで捕獲。しかし、DOUKIはボディへのエルボーで脱出。そして、ヒザへの低空ドロップキックを浴びせ、ようやくタイチにスイッチ。
BULLET CLUBはロアが飛び出すが、タイチはのど輪。タマがカットに入るも、タイチはG.o.Dに交互にのど輪。さらに石森、ファンタズモにものど輪を決める。そして、タイチは石森&ファンタズモをふたりまとめてアックスボンバーで吹っ飛ばす。
タイチがロアの串刺し攻撃をかわすと、すかさずザックがロアに串刺しエルボー。ここからタイチ&ザックはロアに波状攻撃。ザックがサッカーボールキックを叩き込み、すかさずザックメフィストを狙うが、これはタマがカット。
しかし、ザックがタマを捕獲し、天翔ザックドライバーの体勢に。だが、タマは切り抜けてザックにヴェレノ。
すると、タイチがタマにアックスボンバー。さらにロアにはトラースキックをヒット。しかし、ロアがラリアットでタイチを吹っ飛ばす。
次は金丸とファンタズモのマッチアップ。ロープワークの攻防から金丸がヒザに低空ドロップキック。さらにブリティッシュフォールを決めてカバーするも、ファンタズモはカウント2でキックアウト。
だが、ファンタズモは金丸にセカンドロープからのクロスボディ、さらにライオンサルトで反撃。そして、シューズを触ってからスーパーキックを放つが、かわした金丸はそのまま場外に落とそうとする。
しかし、ファンタズモはエプロンに着地。そこに石森が突進するも、金丸は同士打ちを誘ってファンタズモを失格に追い込む。
続いてデスペラード&金丸が石森に合体バックドロップ。さらに金丸は旋回式のDDTを狙うが、石森はこらえると、金丸をエプロンに追いやる。しかし、金丸も石森をエプロンに連れ出し、場外に落とそうとする。そこにデスペラードが突進するも、退場したファンタズモが石森を肩車。金丸はバランスを崩して場外に落ちて退場に。
そして石森はエプロンに戻るが、すかさずデスペラードがパンチで場外に落とし、退場に追い込む。
リング上、タマがロープに飛んだところで、DOUKIが場外から足を引っ張って妨害。そして、デスペラードと共にタマにダブルのフロントキック。続いてDOUKIがラ・ランサを決め、デスペラードがカバーするが、タマはカウント2でキックアウト。
ならばとDOUKIがタマを捕らえ、デスペラードがロープに走るが、石森が場外から足を引っ張って妨害。デスペラードが抗議すると、背後からタマがデスペラードを場外失格に追いやる。
すかさずDOUKIがタマを丸め込むも、返したタマはラリアットを叩きつける。そして、タマは串刺し攻撃を繰り出すが、かわしたDOUKIはトルネードDDTをお見舞い。
続いてDOUKIはデイブレイクを狙うが、タマはスパインバスターのように叩きつけてシャープシューターへ。DOUKIはたまらずギブアップ。
続いてザックがタマをスリーパーで捕獲。しかし、タマは前方に投げつけてエルボードロップ。その腕をザックは捕獲して腕ひしぎ逆十字へ。さらに三角絞めに移行する。
タマは力尽くで持ち上げてザックを場外に落とそうとするが、逆にザックがタマを場外に追いやり失格に追い込む。
すかさずロアが突進するが、ザックはエプロンからロアをアキレス腱固めで捕獲。だが、ロアはストンピングを叩き込んでザックを失格に追いやる。
するとタイチがエプロンのロアにアックスボンバー。これはロアがかわすも、その動きを読んだタイチはキック。そして追撃のジャンピングキックでロアを場外に追放した。
ここで最後の邪道がリングインすると、タイチは余裕の笑みを浮かべる。そして、「来いよ、オラ!」と挑発。邪道はタイチの左腕を上げて勝利を称えようとするが、タイチはその腕を振り払う。
そして、詰め寄ると、邪道は「落ち着け!」となだめる。タイチは「来いよ、ザコ!」と手招き。邪道は「すぐに行くから待ってろ、落ち着け」と、エプロンに出ようとする。すると、ザックが場外からにらみをきかせ、邪道にリングに入れと指示。
タイチは邪道に「死ね、ハゲ!」と串刺しラリアット。さらにバズソーキックを叩き込み、パンタロンを脱ぎ去ると、天翔十字鳳を狙う。タマがエプロンに立って注意を引きつけるが、タイチはソバットで排除。ならばとロアがリングインするも、ザックがフロントネックロックで捕獲。
混戦の中、邪道が竹刀でタイチに殴りかかる。しかし、かわしたタイチは天翔十字鳳を炸裂。すると、ここでスキをついてタマがタイチにアイアンフィンガーで地獄突きを炸裂。そして、邪道をタイチの上に覆い被せると、レフェリーはカウントを三つ叩き、BULLET CLUBがまんまと勝利を収めた。