第3試合はオカダ・カズチカ&石井智宏&YOSHI-HASHIvsEVIL&高橋裕二郎&ディック東郷。1.6TDCでオカダとEVILは遺恨が再燃。しかし、前日の大会でEVILはオカダをスカすような素振りを見せ、試合後にオカダは「EVILも燃えてないのかな、オカダに関しては？」とコメントを残している。
　YOSHI-HASHIと石井はNEVER6人タッグのベルトを携え入場。

　オカダは先発を買って出て、EVILを指名。先発はこの両者。だが、東郷がスキをついてオカダに背後から襲いかかる。EVIL&東郷はオカダのうしろ髪をつかんでマットに引き倒すと、ストンピングを乱打。
　EVILは石井を挑発しながらオカダにサミング。次は裕二郎がオカダの左腕にエルボーを落とす。そしてコーナーに詰めて打撃を浴びせてからキック。しかし、オカダは蹴り足を捕らえてダウンさせるとエルボードロップ。
　スイッチしたYOSHI-HASHIは裕二郎に串刺し攻の逆水平チョップ。さらにトラースキックからスウィンギングネックブリーカー。
　裕二郎がYOSHI-HASHIをロープに飛ばすと、東郷がキック。YOSHI-HASHIは東郷を排除し、裕二郎に突進。だが、裕二郎はスタンガンをお見舞い。これを合図にBULLET CLUBは場外戦に持ち込む。EVILはイスでオカダの腹部に一撃。裕二郎はステッキでYOSHI-HASHIにチョーク攻撃。YOSHI-HASHIはカウント19でリングにギリギリ生還。
　裕二郎はYOSHI-HASHIの頭部にパンチを連発。次は東郷がYOSHI-HASHIにパンチを浴びせていく。そしてBULLET CLUBは三人がかりで、自軍コーナーでYOSHI-HASHIに顔面かきむしり。
　続いて東郷はYOSHI-HASHIにフィストドロップ。次はEVILがYOSHI-HASHIを金具むき出しのコーナーにハンマースルー。裕二郎もYOSHI-HASHIを金具むき出しのコーナーに叩きつける。BULLET CLUBはすばやいスイッチワーク。
　裕二郎はYOSHI-HASHIをロープにはりつけ、顔面にフロントキック。続くフロントキックを切り抜けたYOSHI-HASHIは、裕二郎に逆水平チョップ。だが、裕二郎はサミングで動きを止め、フィッシャーマンズバスターの体勢に。しかし、こらえたYOSHI-HASHIはブレーンバスターで反撃。
　スイッチした石井は、裕二郎と技の読み合いからショルダータックルでダウンを奪う。さらに東郷、EVILにもショルダータックルをお見舞い。
　だが、裕二郎は石井の蹴り足をつかんでダウンさせると、低空ドロップキックをヒット。そしてマイアミシャインをい狙うも、石井は脱出。すると裕二郎はエルボーを乱打。だが、石井は仁王立ち。そして、ブレーンバスターを狙うが、裕二郎は手にかみつく反則攻撃。しかし、石井はエルボーでダウンさせる。
　石井はブレーンバスターを狙うも、裕二郎は着地してリバースDDT。タッチしたEVILは石井を金具むき出しのコーナーにハンマースルー。さらにもう一度叩きつけるが、石井は痛みをこらえてEVILをショルダータックルで吹っ飛ばす。
　スイッチしたオカダに対し、EVILはトラースキック。だが、オカダもフラップジャックで反撃。続いてオカダはリバースネックブリーカーを狙うが、EVILは切り抜ける。するとオカダはマネークリップで捕獲。しかし、そのままEVILはコーナーにオカダをぶつける。
　EVILはSCORPION DEATHLOCKを仕掛けるも、オカダはロープエスケープ。ここでEVILはオカダの後頭部を踏みつけ、不敵な笑みを浮かべる。さらに顔面を足蹴にすると、オカダがエルボーで反撃。するとEVILは顔面かきむしり。
　オカダはロープに走るが、東郷が場外から足を引っ張って妨害。ここからBULLET CLUBはオカダにトレイン攻撃。さらにEVILはオカダをフィッシャーマンズバスターで叩きつけ、東郷がカバーするも、これはカウント2。
　ならばと東郷がスポイラーズチョーカーを取り出すが、石井が背後からジャーマン。さらに石井はEVILにもジャーマンを見舞う。その石井を裕二郎がフロントキックで排除するが、YOSHI-HASHIがラリアットで裕二郎を場外に追いやる。
　試合を託されたオカダは東郷に打点の高いドロップキックをヒットすると、最後はマネークリップでギブアップ勝ち。CHAOSに凱歌があがった。

　試合後、CHAOSは勝ち名乗り。オカダは鋭い視線でEVILをにらみつける。するとEVILは不敵な笑みを浮かべながら言葉を返し、花道をあとに。

　
オカダ「『2020年、新日本プロレス、ファンが離れていってしまってんじゃないの？』と、僕が去年言いましたけど、まぁ簡単な話、原因は俺でしょう。俺が『NEW JAPAN CUP』で負けてしまって、その勢いのままEVILがチャンピオンになって、あそこで俺が勝ってれば、もっと新日本プロレス、楽しくなってたはずなのに、俺が負けてしまって……まぁ強くなきゃ、この新日本プロレスの中で生きていけないから、そういう意味でも、しっかりとまた改めて、俺が上に行くために、もう一度EVIL戦やらせてもらって、そしてEVIL、2冠チャンピオン……“元”2冠チャンピオンか、こんなもんすか、えぇ!? 違げーだろ？ まだまだできるだろ。俺がしっかり（※胸を叩いて）胸貸してやるよ。離れてしまったファンを、俺とEVILの戦いで引き戻そうぜ」
　

　
YOSHI-HASHI「ドーム終わって、新しいシリーズ始まって、今はキツい状態かもしれないけど必ず乗り切って、去年から言ってるようにNEVERのベルトだけじゃなくて、もっともっと、もっともっと違うベルトを、この腰に巻いてやるから」
※石井はノーコメント
　
　　 

　
※EVILは持参したパイプイスに座ると、東郷はノドを押さえて激しく咳き込みながら、その横に座り込む。
東郷「（※咳き込みながら）チクショー！」
EVIL「オカダ、オマエ、俺と東郷が一緒にいること、そんなに怖えぇのか？ オマエはよぉ、人間性がクズだな。わかるだろ、オマエ。（※東郷に）大丈夫か、行くぞ！（※と、東郷を立たせて控室へ）」
東郷「（※ずっと咳き込みながら）クソー！」
※裕二郎はノーコメント