第2試合は鈴木みのる&エル・デスペラード&金丸義信&DOUKIvs石森太二&エル・ファンタズモ&邪道&外道。1.23大田でIWGPジュニアタッグ選手権が決定した王者デスペラード&金丸組と挑戦者・石森&ファンタズモ組にとっては前哨対決となる。前日の同カードでは、ファンタズモが疑惑のスーパーキック一発でDOUKIに勝利。試合後、デスペラード&金丸はファンタズモのシューズに何か仕掛けがないか疑いを持ち、猛抗議。金丸はバックステージで「今シリーズあと何試合あるかわかんねーけど、当日までにハッキリさせてやるよ。あいつの右足」とコメントを残した。
　
　鈴木軍はゴングを待たずに奇襲攻撃。金丸がファンタズモのリングシューズを脱がそうとするが、これは石森が阻止。そのまま場外戦になだれ込む。
　リング上、鈴木が外道の左足を捕らえ、DOUKIがキックを見舞う。さらに外道にトレイン攻撃を見舞い、鈴木は追撃のサッカーボールキック。
　DOUKIがロープに走ると、邪道が場外から竹刀で妨害。そして再び両軍、場外戦に突入。邪道はDOUKIに竹刀攻撃。鈴木はファンタズモとやり合う。
　邪道がDOUKIをリングに投げ入れると、外道が顔面かきむしり。続いて邪道がDOUKIの顔面をロープにこすりつける拷問攻撃。そしてスリーパーで捕らえる。
　DOUKIは切り抜けるとロープへ。しかし、邪道がショルダータックルでダウンを奪い、マッスルポーズを披露。
　スイッチしたファンタズモは鈴木軍を挑発してから、軽快なマット運動を披露。そして、DOUKIの背中に引っかき攻撃。しかし、DOUKIはコスチュームを着用してるので効かず。するとファンタズモはDOUKIの乳首をひねり上げる拷問攻撃。
　続いて石森がDOUKIにチョーク攻撃。デスペラードがカットに入るも、ファンタズモが阻止。そして、外道がデスペラードにサミング。
　次は邪道がDOUKIの顔面にストンピング。DOUKIは必死に張り手を返すが、邪道は余裕を漂わせる。だが、DOUKIはキックでひるませ、自軍コーナーに戻ろうとする。しかし、邪道が捕獲。そしてブレーンバスターで担ぎ上げるが、DOUKIは着地し、地獄突きからDDTをお見舞い。
　次はデスペラードと石森のマッチアップ。激しいエルボーの応酬から、石森がロープへ。するとデスペラードが変則的な動きからスピアーを炸裂。しかし、ファンタズモが介入し、石森と共にトレイン攻撃。だが、デスペラードは切り抜け、金丸がファンタズモに低空ドロップキック。
　今度はデスペラード&金丸が合体攻撃を狙うが、石森は回避。すばやい技の読み合いから、ファンタズモがスーパーキックをデスペラードの腹部にヒット。デスペラードは苦しみながらも、サミングで対抗。
　スイッチした外道はデスペラードにフットスタンプの連発からカバー。しかし、デスペラードはカウント2ではね返す。
　ここでファンタズモが木槌を持つと、レフェリーが阻止。スキをついて鈴木は外道にスリーパーからゴッチ式パイルドライバーを狙う。だが、邪道がラリアットで阻止。ここから両軍入り乱れる展開に。
　外道はDOUKIをうまく場外に追いやる。そして、デスペラードにトラースキックを見舞ってからロープへ。するとデスペラードがスパインバスター。すかさずヌメロ・ドスを決めると、外道はたまらずタップアウト。鈴木軍に凱歌が上がった。

　試合後、金丸は腹を押さえるデスペラードに駆け寄る。そして、場外の石森&ファンタズモをにらみつける。ファンタズモは足を差し出すが、金丸が捕らえようとすると引っ込め、石森と共に退場した。

　
デスペラード「あのクソサイコヤロー！」
金丸「オイ！ 見ての通りだオイ！ いい加減にしろよオイ！ レフェリーもしっかり見ろよコラッ、オイ！」
デスペラード「気持ち悪りい」
金丸「おい、大丈夫かおい？」
デスペラード「うわー気持ち悪い」
　

　
金丸「オイあのしょぼいケリでよ、こんななるかオイ？」
　

　
デスペラード「何かおかしいっすよ……。おいファンタズモ、ファンタズモ。今日の外道見たか？ 明日、明日もこのカードだろどうせ。違ったけ？ もう覚えてねーや。明日こうなんのはテメーの方だよ！ その行儀の悪い足、もいでやるよ。折るとかそういう話じゃなねー。引っこ抜いてやるからよ。ファンタズモもやばかったっすけど、あのあとの外道の」
金丸「何だあれよ」
デスペラード「フットスタンプなんだよ……」
※デスペラードと金丸は話しながら控室へ
　

　
DOUKI「邪道！ オイ！ 誰がスロースターターだゴラッ！ オイ！ テメーなんもしてねーじゃねーかコノヤロー！ 明日からまだまだ続くな、テメーとな、今シリーズ、しっかり、ケリつけてやるよ！」
※鈴木はノーコメント
　
　

　
邪道「何か言ってた、DOUKI？」
ーーケリをつけてやると
邪道「ケリつけてやる、俺とシングルやるって？」
ーーそこまでは
邪道「やりたいのシングル？ やりたいのアイツ？ やってやってもいいけどさ、アイツとやっても何にもメリットないんだよ。何かあるかメリット？ じゃあ俺が勝ったらアレだな、あの〜1年間リンス禁止だなアイツな。あの艶々な髪だけ。それじゃあ面白くないなあ……。とにかくアイツ……スペイン語がさ、汚すぎてあの〜Yahooの翻訳できなくてさ、うん。Google？ Googleの翻訳？ もっと綺麗なスペイン語使ってくれよ。それじゃなかったら翻訳できないから。って言っといて」
　

　
ファンタズモ「（デスペラードに対して）よくやったじゃねーか！ 俺たちのお爺ちゃん（外道のこと）からギブアップを取るとはお見事だ。これでタイトルマッチに向けて俺たちを少しでもビビらせることができたと思ってるのか？ 違うな。
　

　
俺は今34歳で、自身最高のコンディションをキープしてる。この俺からギブアップを取れると思ったら大間違いだ。それに俺が先にお前をノックアウトさせて意識をなくしてやる。どうだ、恐いだろう」
　

　
石森「いやぁ〜、今日もファンタズモは絶好調だな。見たか？ （蹴る動作をしながら）あのスーパーキック。最高だな！ 俺も……ちょっと足短けえからちょと無理だな（笑）。まあまあまあ、変なさ、疑いかけてねーでファンタズモの、あの血のにじむ努力の敬意を示せよ！ いやあ、でも、さすが俺のパートナー、ファンタズモ（※といい拍手を送り控室へ）」
※外道はノーコメント