第1試合は『BEST OF THE SUPER Jr. 27』優勝者 vs 『SUPER J-CUP 2020』優勝者スペシャルシングルマッチとして、『BOSJ27優勝者』の高橋ヒロムと『SJC2020優勝者』のエル・ファンタズモが対決。
この一戦の勝者が、1.5東京ドームで石森太二の保持するIWGPジュニアヘビー級王座に挑戦することに。
ファンタズモは『SJC』のウィナージャケットを花道に置くと蹴り飛ばし、さらにリングに放り投げる。そしてトップコーナーからバク宙を切ってリングインすると、ジャケットを場外にスロー。
ヒロムはカラフルなニューガウンをまとい、『BOSJ27』の優勝トロフィーを手に入場。
開始のゴングと同時にファンタズモは場外へ。そして、本部席の『SJC』のトロフィーを手にすると、放り投げる暴挙。そして、自身のウィナージャケットを手にアピールしていると、ヒロムがエプロンからショットガンドロップキックをヒット。
さらにヒロムはトップコーナーから一気にセントーンボムを決め、ファンタズモのポーズをマネて挑発。
ヒロムはファンタズモをリングに戻すとターンバックル・デスバレーボム。さらにTIME BOMBを狙うが、切り抜けたファンタズモは場外へ。
するとヒロムはトップロープ越えのサンセットフリップ・パワーボムを仕掛けるが、ファンタズモは後方に一回転して着地。そして、トップロープを一回転してリングに戻ると、掟破りのトップロープ越えのサンセットフリップ・パワーボムを炸裂。
さらにファンタズモはトップコーナーに上がると、ロープウォーク・ラ・ケブラーダを敢行。だが、ファンタズモは右足首を痛めた素振りを見せる。
ファンタズモはヒロムをリングに戻すと馬乗りになってパンチを連発。さらに顔面に張り手を連発して挑発する。
ヒロムも胸板に張り手を返すが、ファンタズモはソバットを土手っ腹に叩き込む。ヒロムは腹を押さえて悶絶。
ファンタズモはヒロムを場外に落とすと、マットを叩いて手拍子を煽り、飛ぶと見せかけてリング中央でポーズを決め挑発。
するとヒロムがリングに戻りショットガンドロップキックで吹っ飛ばす。そしてファルコンアローで叩きつけるが、これはカウント2。
ファンタズモはスキをついてヒロムの右足を踏みつける。ヒロムが寝転んで悶絶すると、ファンタズモは左足も踏みつける。
ファンタズモはヒロムにコーナーを背負わせ、逆水平チョップを連発。ヒロムも胸板への張り手を返すが、ファンタズモは右手を捕らえるとマットに固定し、踏みつける拷問攻撃。
さらにファンタズモはヒロムの右手首にヒザを落としていく。続いてファンタズモはヒロムの指をひねり上げてから、背中に引っかき攻撃。
ファンタズモはヒロムをコーナーに宙吊りにすると、急所を踏みつけるダーティーファイト。さらにヒロムをトップロープに固定し、トップコーナーからセントーンのように体重を浴びせる。
ファンタズモはヒロムの左手を捕らえ、ロープウォークを敢行。その状態のままヒロムの指をねじり上げるが、ヒロムはファンタズモの手に噛み付いて脱出し、トラースキックをヒット。
ヒロムはコーナー上のファンタズモを捕らえ、雪崩式カサドーラ。しかし、ファンタズモはカウント2でキックアウト。
ヒロムはTIME BOMBを狙うが、ファンタズモは切り抜けてCRⅡの体勢に。ヒロムが耐えると、ファンタズモは指に噛み付いてから指折り攻撃。そして、スタイルズクラッシュを狙うも、ヒロムは脱出してダイナマイト・プランジャーをお見舞い。
ヒロムはブレーンバスターの体勢に入るが、ファンタズモは切り抜ける。ヒロムは張り手を繰り出すも、自身の手の痛みでヒザをついてしまう。
ファンタズモはトラースキックを繰り出すが、かわしたヒロムは逆にトラースキックを叩き込んでからビクトリー・ロイヤル。
ヒロムはTIME BOMB IIを狙うも、切り抜けたファンタズモは丸め込み。返したヒロムは顔面にトラースキック。そして、TIME BOMB IIをもう一度狙うも、ファンタズモは脱出してアルゼンチンバックブリーカーの体勢に。ヒロムが切り抜けようとすると、ファンタズモは人でなしドライバーを炸裂。
ヒロムはスキをついてトラースキックを叩き込み、ファンタズモを肩に担ぎ上げるとセカンドロープへ。だが、脱出したファンタズモはジャンピングキック。
そして、ファンタズモは雪崩式攻撃を狙うも、ヒロムは墜落させる。すると、ファンタズモはわざとらしくレフェリーに激突。レフェリーは転倒してしまう。
ファンタズモはコーナー上のヒロムの急所にパンチを打ち込み、雪崩式フランケンシュタイナー。さらにフロッグ・スプラッシュを決めるが、ヒロムはカウント2でキックアウト。
ならばとファンタズモはCRⅡを狙うも、ヒロムは脚力で切り返す。しかし、ファンタズモはスタイルズクラッシュを炸裂。
ファンタズモはピストルポーズから、Vトリガーをヒット。そして片翼の天使を狙うも、ヒロムは切り抜けてターンバックル・デスバレーボムをヒット。
ヒロムは雄叫びを上げるとTIME BOMBを狙うが、脱出したファンタズモはジャックナイフ式エビ固め。しかし、ヒロムはカウント2でキックアウト。
すると、ファンタズモは手を踏み潰してから顔面にバズソーキック。そして、CRⅡを狙うも、ヒロムはウラカンラナで切り返して電光石火の3カウントを奪取。一瞬の返し技でヒロムが難敵を下した。
試合後、ヒロムは手を押さえて苦悶の表情を浮かべる。ファンタズモは頭を両手で抱え、ガックリと肩を落として退場。