因縁の飯伏とジェイが激突する「IWGPヘビー&ICダブル選手権試合」。飯伏は、昨年の『G1 CLIMAX 30』で優勝して2冠王座の挑戦権利証を獲得したが、11.7大阪でジェイに敗北。一旦は挑戦権を失ったものの、王者・内藤哲也の指名で挑戦者として復活。昨日の1.4ドームで内藤を撃破し、新王者に輝いた。
ジェイは2冠王座の挑戦権利証が入った黒いブリーフケースを携えて登場。一方の飯伏は、ヘビーベルトを腰に巻き、ICベルトを右肩に担いで入場。
試合開始直後、ジェイは自ら場外へ降り、観客に拍手と手拍子を要求。そして、リングへ戻ると、飯伏に急接近して挑発する。
その後、両者がロックアップでようやく組み合うが、セコンドの外道が場外から飯伏の足を引っ張る。そして、すかさずジェイが襲いかかってストンピングを連発。
続いてジェイはヘッドロックで飯伏を絞り上げ、振り解かれそうになると髪の毛を掴んで抵抗。そして、ヘッドロックからショルダータックルを浴びせるが、飯伏がすぐにヘッドスプリングで立ち上がる。
その後、ジェイが自ら場外へ逃げて飯伏を惑わせ、隙を突いてDDTをお見舞い。そして、バックドロップでエプロンへ叩きつける。
さらにジェイは、飯伏の腹部をエプロンへ何度も叩きつけ、放送席にいる獣神サンダー・ライガーを挑発。そして、ストンピング連打、連続串刺しタックル、ストマックブロックなどで腹部に集中攻撃をくわえる。
苦しくなった飯伏は、ミドルキックで反撃。そこからなんとかローリングソバット、ミドルキック、その場飛びムーンサルトプレスへ繋ぐ。だが、ジェイが場外戦へ持ち込んで飯伏を捕まえ、エプロンに背中、鉄柵に腹部を叩きつける。
リングへ戻った飯伏は、カウンターパワースラムで挽回。しかし、ライオンサルトはジェイが妨害し、飯伏の両脚をセカンドロープへかけて固定。そのままドラゴンスクリューを敢行して大ダメージを与える。
これでジェイのペースとなり、串刺しエルボースマッシュ、ブレードバスター。だが、次のブレードランナーは飯伏が回避し、その場飛びフランケンシュタイナーで巻き返す。
これでジェイは場外へ落ちるが、追撃から逃れて素早くリングイン。そして、スワンダイブ攻撃を狙った飯伏を突き飛ばして腹部をトップロープへ激突させる。
再び飯伏は沈黙してしまい、ジェイがフロントネックチャンスリーでニュートラルコーナーへ激突させる。そして、ハーフネルソンスープレックスで追撃。
その後、丸め込みの応酬から飯伏がジェイを捕まえ、変型パイルドライバーで突き刺す。しかし、ジェイはボマイェをかわし、高速バックドロップで逆転。そして、裏投げ、キーウィクラッシャーで追い討ちをかける。
次にジェイはブレードランナーを仕掛けるが、飯伏が切り返してスクールボーイスープレックスで逆襲。そして、ボマイェを命中させる。
するとジェイは、逆さ押さえ込みで丸め込み、両脚をトップロープへかけてフォール。しかし、海野レフェリーが気づいてカウントをやめる。
これにジェイが激しく抗議していると、飯伏がミドルキックで側頭部を撃ち抜く。それでもジェイがカミゴェを抵抗すると、飯伏は再びミドルキックを側頭部へ食らわせる。
ここで飯伏はコーナーへのぼるが、外道がエプロンへのぼって注意を引きつける。これでジェイが立ち上がって雪崩式SSSを狙うも、飯伏が抵抗して転落させる。
だが、外道が脚にしがみついて飯伏の動きを封じ、立ち上がったジェイが膝裏へタックルをお見舞い。さらに、グラウンドドラゴンスクリューからITO(Ibushi Tap Out)を極めて、飯伏をロープエスケープさせる。
続いてジェイは、飯伏の左腕を掴んだまま顔面にトーキックを連発。すると飯伏の表情が変わり、立ち上がってジェイのエルボー連打を受け止める。そして、強烈な掌底、ローキック、ハンマーブローで報復。
たまらずジェイがコーナー下でうずくまると、飯伏はローキック連打やストンピング連打で追撃。これを海野レフェリーが引き離すと、飯伏は「来いよコラ、ジェイ!!」などと絶叫して挑発。するとジェイはエルボーを浴びせるが、飯伏は強烈なエルボーで倍返し。そして、なおもジェイを挑発してエルボーを打たせ、倍返しを繰り返す。
場外に落ちたジェイは、リングに戻ると膝からから崩れてしまう。そして、自らフォールを要求するが、飯伏は構わずに張り手と掌底を乱打。それをレフェリーが注意した隙を突き、ジェイが急所を殴る。
場外戦となり、ジェイが鉄柵攻撃を連発。そして、特設花道上でエルボー連打を浴びせ、飯伏をグロッキー状態にさせる。
ようやく飯伏がリングへ戻ると、ジェイはカウンターコンプリートショット、ジャーマンスープレックス、ブッコ抜きジャーマンスープレックスで追撃。
その後、飯伏がエプロンからジャンピングハイキックを食らわせ、ジェイの動きを止める。そして、ロープへ乗ってエプロン上のジェイを持ち上げ、ジャーマンスープレックスホイップで投げ捨てる。
さらに飯伏はシットダウン式ラストライドからカミゴェを放つが、ジェイが回避してSSS。そして、ニーリフト連打からもう1度SSSで投げ捨てる。
次にジェイはレッグロックスープレックスホールドで飯伏に追い討ち。しかし、次のブレードランナーは飯伏が回避し、カミゴェを炸裂させる。
それでもジェイがフォールを返すと、飯伏はフェニックススプラッシュから再びフォールにいく。ところが、外道が海野レフェリーを場外へ落としてカウントを妨害。
さらに外道はリング内へ乱入してメリケンサックパンチを狙うが、飯伏が防御し、カミゴェでKO。そして、海野レフェリーをリングへ入れる。ところが、ジェイがいきなりブレードランナーを炸裂させ、飯伏を3カウント寸前まで追い込む。
それでも飯伏はクロスアーム式ブラディサンデーとSSSから逃れるが、ジェイがITOで絞り上げる。これを飯伏がロープへ逃れ、再びクロスアーム式ブラディサンデーを回避。そして、ジャンピングニーアタックを繰り出すが、ジェイが受け止めてレッグロックスープレックスで叩きつける。
その直後、ジェイは今度こそクロスアーム式ブラディサンデーで突き刺すが、飯伏はまたもやブレードランナーから脱出して、ジャンピングニーアタック。
次に飯伏はカミゴェの発射体勢に入るが、ジェイが片腕を振り解き、フロントハイキックを連発。ところが、飯伏が受け流し、ジャンピングニーアタック2連発で報復。
それでもジェイはカミゴェを切り返してブレードランナーにいくが、飯伏がさらに切り返してショートレンジラリアットをお見舞い。そして、ジェイの両腕を背後から掴み、後頭部へカミゴェを食らわせる。
ここで飯伏はパッドをずらして右膝をむき出しにし、カミゴェでジェイに引導を渡した。