バルサン Presents WRESTLE KINGDOM 15 in 東京ドーム

日時
2021年1月5日(火)   15:00開場 17:00開始
会場
東京・東京ドーム
放送
バナーバナー
観衆
7,801人

第5試合 60分1本勝負
IWGPジュニアヘビー級選手権試合

  • <第87代チャンピオン>

  • <チャレンジャー>

※石森が初防衛に失敗。ヒロムが新チャンピオンとなる
レフェリー|レッドシューズ海野

MATCH REPORT

 第5試合のIWGPジュニアヘビー級選手権試合では、前日に『SUPER J-CUP』優勝者のエル・ファンタズモを下した『BEST OF THE SUPER Jr.』優勝者の高橋ヒロムが、IWGPジュニアヘビー級王者の石森太二に挑戦。
 両者は昨年の8.29神宮で対戦し、勝利した石森がヒロムからIWGPジュニアヘビーを奪還。だが、11.15愛知での『BEST OF THE SUPER Jr.』公式戦ではヒロムが石森を撃破し、その勢いを駆って優勝を飾った。
 昨日の試合後、石森はバックステージでヒロムを待ち受けると、「オマエ、ギリギリで勝ったな! ま、俺が明日、とどめを刺すってことだな」と宣戦布告。ファンタズモの執拗な攻撃で右手を負傷したヒロムは、どのように王者を攻略するのか?
 ヒロムは『BEST OF THE SUPER Jr.』の優勝トロフィーを手に、昨日とは異なるカラフルなガウンで入場。石森はIWGPジュニアのベルトを腰に花道を進む。そしてリングインすると、ピストルサインの銃口をヒロムに向ける。

 開始のゴング、両者はゆっくりサークリングしてから近づいてロックアップ。石森はロープに押し込むと、フェイントからキック。続くロープワークの攻防では、巧みにヒロムを場外に追いやる。すかさず石森は空中技を狙うも、ヒロムはすばやくリングに戻り、バックの取り合いに。そこから石森はヒロムを場外に落とし、三角飛びケブラーダの体勢に入るが、ヒロムはバックを取って阻止。
 続いてヒロムはエプロンでトラースキックを決め、トップロープ越えのサンセットフリップ・パワーボムを狙うも、石森は回避。しかし、ヒロムは飛びついてきた石森をキャッチすると、エプロンにパワーボムで叩きつける。
 さらにヒロムは石森をボディスラムで花道で叩きつけ、花道を下がる。そして、猛ダッシュしてショットガンドロップキックを繰り出すが、石森はその蹴り足を捕え、ヒロムの頭部を花道に打ち付ける。
 続いて石森は三角飛びケブラーダをヒット。そして、ヒロムをリングに戻しストンピングを浴びせる。さらに金具むき出しのコーナーに叩きつけると、ヒロムは腰を押さえて悶絶。
 続いて石森はヒロムの肩を金具むき出しのコーナーにハンマースルー。石森はニヤリと笑みを浮かべる。ヒロムは右手で石森の胸板に張り手を見舞うが、自身がダメージを負ってしまう。ヒロムはエルボーに切り替えるが、石森が逆にエルボーでダウンを奪い、ヒロムの左腕を捕獲するとテコの原理で痛めつける。
 石森は肩にヒロムを担ぎ上げるが、ヒロムは脱出。しかし、突進したところを、石森はバックエルボー。続くロープワークの攻防では、ヒロムがティヘラを決める。
 ヒロムは石森を首4の字で捕えると、その体勢でロープにぶら下がってダメージを与える。そして、場外に下り、石森をカサドーラのようなかたちで捕獲し、場外マットに変形フェイスバスターで叩きつける。
 続いてヒロムはエプロンからショットガンドロップキックを決めると、石森をリングに戻してファルコンアロー。さらにターンバックル・デスバレーボムを狙うも、石森は切り抜けてスライディングジャーマンスープレックスを炸裂。
 勢いに乗る石森は、ヒロムの左腕にスワンダイブ式の450°スプラッシュ。そしてYes Lockで締め上げる。ヒロムはなんとか足でロープエスケープ。
 石森はサイファーウタキを狙うが、ヒロムはヘッドシザースで投げる。すると、石森もウラカンホイップで反撃。そして突進するが、ヒロムはコーナー目がけてフロントスープレックスを炸裂。
 続いてヒロムは肩に担ぎ上げるが、石森は脱出。ならばとヒロムはカサドーラの体勢からコンプリートショットを炸裂。そしてターンバックル・デスバレーボムからデスバレーボム。
 ヒロムは雄叫びを上げ、TIME BOMBの体勢に入るも、石森は回避。だが、技の読み合いからヒロムはトラースキックをヒット。すると石森もフロントキック、そしてハンドスプリング式のスクリューキックへ。だが、ヒロムは空中でキャッチしてジャーマンをお見舞い。
 しかし、石森はすぐに立ち上がってカナディアンデストロイヤーを炸裂。ここから両者はヒザ立ち状態でエルボー合戦に突入。そのまま立ち上がりエルボーを打ち合い、ヒロムがダウンを奪う。
 ヒロムは不適な笑みを浮かべ、石森を立たせる。しかし、石森は強烈なエルボーを乱打し、ヒロムをダウンさせる。ヒロムは負けじと立ち上がるが、石森はさらにエルボーの猛襲を浴びせ、ヒロムは再びダウン。
 だが、ヒロムは雄叫びを上げて立ち上がる。すると、石森のエルボーでまたもヒロムは大の字に。石森はヒロムの頭部をつかむと、追撃のエルボー。
 石森はヒロムを捕え、金具むき出しのコーナーに左肩を叩きつける。続いてヒロムの左腕を固め、右肩にショルダーバスターを炸裂。勢いに乗る石森はラ・ミスティカ式のYes Lockで捕獲。ヒロムは必死にロープに逃げようとするも、石森はそのままローリングしてリング中央に引きずり込む。ヒロムは死に物狂いでロープエスケープ。
 ならばと石森はサイファーウタキを狙うが、ヒロムは回避。しかし、石森は巧みな入りかたでサイファーウタキを敢行。さらにブラディークロスの体勢に入るも、ヒロムは脱出。すかさず石森は肩にジャンピングニーを決め、ラ・ミスティカ式Yes Lockを狙う。だが、ヒロムは受け止め、そのままビクトリー・ロイヤルで叩きつける。しかし、カバーはカウント2。
 するとヒロムはラリアットでヒロムを一回転させ、続けざまに金具むき出しのコーナーにターンバックル・デスバレーボム。そして、雄叫びを上げるとTIME BOMBを食らわせるが、石森はカウント3寸前でキックアウト。
 ならばとヒロムはTIME BOMB IIを狙うも、石森は切り返し、リバース・ブラディークロスの体勢に入る。だが、ヒロムも切り抜けて石森を担ぎ上げ、もう一度TIME BOMB IIを狙う。しかし、石森は回避し、技の切り返し合戦からBone Lockでヒロムを捕獲。ヒロムはロープに逃げるも、石森はリング中央に戻し、ブラディークロスの体勢に。
 だが、ヒロムは脱出し、旋回式のビクトリー・ロイヤルを炸裂。そして、最後はTIME BOMB IIを決めて死闘に終止符。ヒロムがジュニアの至宝を奪還した。

 試合後もヒロムはしばらく大の字状態。なんとか立ち上がって勝ち名乗りを受けると、再び腰を落とす。ここでレフェリーからベルトを渡されると、ヒロムは抱きしめてから立ち上がる。続いて『BEST OF THE SUPER Jr.』のトロフィーも受け取ると、喜びの表情を見せてからリングをあとに。

COMMENT


 
ヒロム「(コメントスペースの席につくなり)タイム(と言って、置いてあったZIMAを飲み)ゴホッ! ゴホッ! むせちゃった。いやあ、うめえ!
 

 
昨日、今日とBULLET CLUB。でも、戦い方はまるで違うな。昨日はお客さんとレフェリーを騙して、俺にしかわからない反則。好きじゃないなと思ったよ。でもさ、今日、真っ向勝負からやって来るBULLET CLUBの石森太二。IWGPジュニアヘビー級チャンピオンに相応しい。ただ、俺が毎回やっているいろんなレスラーがいて、いろんな試合の仕方がある。そんなレスラー二人とやれたのは最高のことだったんじゃないかなと、改めて思う。でも、昨日の対戦相手に礼は言わない。石森太二、いやマッスルチワワ、サンキュー!(IWGPジュニアのベルトを見て)久しぶり、ベルトさん。お友達の『SUPER Jr.27』トロフィーくんだよ。ご挨拶は? あまりにも久しぶりみたいで照れているみたいだ。いい、今日は俺がしゃべる。一人、やりたい相手がいるんだ。『SUPER Jr.』を制し、『SUPER J-CUP』覇者も倒し、IWGPジュニアヘビー級チャンピオンを倒し、俺は最強の完全究極体ヒロムちゃんになったと、そう思っていた。でも、納得が、納得がいかない選手が一人いるんだ。俺が『SUPER Jr.』で勝てなかった相手、SHO。この俺と戦え。お前の答えはわかってる。イエスだろ? だから、俺は新日本プロレスに言う。SHOとの試合、SHOとのIWGPジュニアヘビー級選手権試合を組んでくれ。俺が言いたいのはこれくらいかな? 頭がこんがらがって肩も痛えわ。どこも痛え。でも、この痛みは最高だ。何回でも言う。プロレスは痛い。プロレスは危険だ。プロレスは危ない。あんまり言わないほうがいいか、そんなこと? 何回も何回もうるせえよな。でも、これが事実なんだよ。危ねえに決まってんだろ。痛えに決まってんだろ。苦しいに決まってんだろ。でも、それを全て愛してるのが俺たちプロレスラーなんだ。プロレスのことが誰よりも大好きな集団なんだよ、俺たちは。だから、気持ちいいんだ。ほら、なんか質問ありますか? ないなら俺はもう休みたいですけど」
──SHO選手の名前を出しましたけど、去年『SUPER Jr.』を制し、昨日『SUPER J-CUP』を制したファンタズモ選手を倒し、前王者となった石森選手を倒して、その先にどんなジュニアの世界を見据えていらっしゃいますか?
ヒロム「花道で俺は東京ドームに来てるお客さん、みんなに宣言したよ。近い将来、もの凄い近い将来だ。IWGPジュニアヘビー級選手権試合を、この東京ドームのメインイベントで必ずやってみせる。俺は夢を語るぞ。こんな夢も見させてくれない時代に、俺は誰よりも大きな声で夢を語る。俺たちが夢を語らなきゃ、お客さんたちだって夢を見られないだろう。俺は夢を見るだけじゃない。語るだけじゃない。叶えるんだ。俺の夢はIWGPジュニアヘビー級チャンピオンとして、ジュニアのままIWGPヘビー級王座を手に入れ、ゴールデンタイムで試合をすることだ。そのさらにもう一つの夢が、今日宣言したIWGPジュニアヘビー級選手権試合を、この東京ドームのメインイベントでやること。新しい夢が見れたぜ。できた。最高だ(と言って、マイクを叩きつける)。ありがとうございました。
 

 
写真撮影ですか? はい、はい、写真撮影は致しましょうね。どうぞ!(と言って、ポーズを取る)。J-CUPも欲しい? こっちの腕は使えないのに持たせようと。OKですか? OKですね、はい。(ZIMAを指差し)これ1本もらっていいですか? じゃあ1本いただきまーす!(と言って飲み干す)。ごちそうさまでした」
 
 

 
石森「クソッ! ベルト、一回も防衛できないまま俺の手から離れてしまったよ。悔しい。悔しくてたまらないんだけど、『SUPER Jr.』優勝して、『SUPER J-CUP』優勝者にも勝った。ジュニアナンバー1になったヒロムに獲られたんなら、それはベルトの価値が上がったんじゃねえ? 俺の手で価値を上げたいのに、なんか複雑だな。神宮の後から、ヒロムの(胸を指差し)ここ強すぎるよ。昨日、ファンタズモとやって、圧倒的に俺が有利な状況なのに、俺は一度も完璧にフィニッシュを決められなかった。俺の何倍もあいつは(胸を指差し)ここが凄えんだな。
 

 
でも、負けたからって、俺は何も諦めてねえし。ファンタズモと力を合わせてでも、奪われちまったベルトはBULLET CLUBとして必ず獲り返す。(頭を指差し)ここは凄え冷静なんだけど、また俺の(胸を指差し)ここ凄え燃え始めたよ! ああ、必ず獲り返すぞ! It’s reborn!」

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