第3試合はNEVER無差別級選手権試合、王者・鷹木信悟が初防衛戦として、THE EMPIREのジェフ・コブを迎撃。
コブは『WORLD TAG LEAGUE』12.6福岡の最終公式戦(鷹木&SANADA組vsグレート-O-カーン&コブ組)で、鷹木からツアー・オブ・ジ・アイランドでピンフォール勝ちをスコア。その試合後、コブはNEVERのベルトを掲げて挑戦表明してみせた。 さらに12.11日本武道館では、鷹木がSANADAと共にEVIL&高橋裕二郎組に勝利を収めた直後、コブがリングにいきなり出現。またも鷹木をツアー・オブ・ジ・アイランドでKOし、王座奪取に向け強烈なアピールを見せた。赤っ恥をかかされた格好の鷹木としては、王者の意地を見せたいところだが、この難敵をどう迎え撃つのか?
開始のゴングが鳴ると、両者はにらみあってから力強いロックアップで組み合う。そして、胸を押し合ってから激しいエルボー合戦に突入。続いてショルダータックルを巡る攻防となり、コブが鷹木をコーナーに押し込んで突進。
すると、鷹木はかわしてヒップトス。そしてショルダータックルでダウンを奪う。だが、カバーはコブがカウント1ではね返す。そして、リープフロッグからドロップキックをヒット。
コブは鷹木を場外に放り投げ、自身もリングを下りる。コブは鷹木の腰にエルボー。続いて二度にわたり鉄柵に叩きつける。鷹木は痛みを耐えて突進するが、コブはフロントスープレックスで場外マットに叩きつける。
コブは鷹木をリングに戻すと、ストンピングをお見舞い。さらに腰にエルボーを浴びせていく。勢いに乗るコブはバックエルボーからカバーするが、鷹木はカウント2でキックアウト。
コブは鷹木をベアハッグで捕獲。鷹木はコブの頭を両手で挟んで逃れるが、コブはすかさずブレーンバスターで叩きつける。
コブは挑発するように鷹木の頭をはたく。そしてロープに飛ぶと、鷹木がバックエルボー、ナックル、龍魂ラリアットをお見舞い。しかし、コブは仁王立ち。そして、逆にバックエルボー、ナックル。さらにショートレンジラリアットを繰り出すが、鷹木はかわすと、ロープの反動を利用したバックドロップを炸裂。
鷹木はエプロンでコブを肩に担ぎ上げようとするが、コブはこらえる。そして、トップコーナーに鷹木を設置すると、BTボムのような体勢で場外に投げ捨てようとする。だが、これは鷹木が脱出。
そして、鷹木はコブを場外に落とすとトペ・コンヒーロを敢行。戦場がリングに戻ると、鷹木は串刺しエルボーからDDT、さらに龍魂エルボーを決める。
続いて鷹木は熨斗紙を狙うも、これはコブが回避。そして、突進してきた鷹木にアスレチックプレックスを食らわせる。
コブは鷹木に串刺しエルボー、さらにサイドスープレックスを連発。そしてパワーボムを狙うも、切り抜けた鷹木はもう一度熨斗紙を狙う。しかし、コブは耐えるとBTボムを炸裂。しかし、鷹木はカウント2でキックアウト。
コブはツアー・オブ・ジ・アイランドの体勢に入るも、鷹木は切り抜けてラリアットへ。しかし、逆にコブがラリアットでダウンを奪う。しかし、鷹木はすぐに立ち上がってデスバレーボム。両者は真っ向から意地をぶつけ合う。
鷹木は気合いの雄叫びを上げ、コブに串刺しラリアット。そしてコブをトップコーナーに設置し、自身もトップロープに足をかけて豪快な雪崩式ブレーンバスターを敢行。
さらに鷹木は振り子式のジャーマンを炸裂。鷹木は腰の痛みで苦悶の表情を浮かべるが、スライディングラリアット。コブはそれを受け止めると、抱え込んでスープレックス。しかし、鷹木もすぐに立ち上がって同じ技で応戦。
ここから両者はヒザ立ちでヘッドバットの応酬。さらに張り手、立ち上がってエルボーをぶつけ合う。
続いてナックルの応酬から鷹木がショートレンジラリアット。しかし、コブはトラースキックで動きを止め、ジャーマンをお見舞い。すると、鷹木はすぐに立ち上がってパンピングボンバーをヒット。自身は勢い余って場外に転落してしまう。鷹木はカウント19でリングにギリギリ生還。
するとコブは鷹木を捕えてパイルドライバー。だが、カバーはカウント2。ならばとコブはツアー・オブ・ジ・アイランドを狙うも、鷹木は足がもつれて転倒。コブは強引に鷹木を担ぎ上げてツアー・オブ・ジ・アイランドの体勢に持ち込むが、鷹木は切り抜けると、コブのヒザ裏にスライディングラリアット。さらに鷹木はドラゴンスクリューをお見舞い。
続いて鷹木はMADE IN JAPANを決めるが、コブはカウント2でなんとかキックアウト。ここから鷹木はショートレンジラリアットを連発。だが、コブはヘッドバットで応戦。
コブがロープに走ると、鷹木は追走してラリアット。しかし、コブはロープの反動を利用したジャーマンで反撃。
そして、ついにツアー・オブ・ジ・アイランドを決めるが、コブは自身のヒザを打ち付け、カバーが遅れてしまう。鷹木はカバーをカウント2でキックアウト。コブはもう一度カバーするも、鷹木はカウント2で跳ね返す。
コブはエプロンの鷹木を捕獲し、セカンドロープに上ると、雪崩式ブレーンバスターを狙う。だが、鷹木はこらえると、コブの頭部をコーナーに打ち付ける。そして、パワーボムで叩きつける。
鷹木は雄叫びを上げ、パンピングボンバーへ。しかし、コブはバックエルボー、ナックル、ラリアットをお見舞い。そして、もう一度ツアー・オブ・ジ・アイランドを狙うが、鷹木はこらえる。だが、コブは鷹木を抱えたまま、ムーンサルトのように飛んでうしろに叩きつける。
コブは意地でツアー・オブ・ジ・アイランドを決めようとするが、鷹木はパンピングボンバー。続いて二度にわたるラリアットの相打ちから、ヘッドバットの応酬。続いて鷹木はコブを抱え上げると、自身もうしろに倒れ込むように叩きつける。
そして、鷹木はパンピングボンバーでコブを一回転させると、最後はラスト・オブ・ザ・ドラゴンを決め、ついに3カウントを奪取。粘るコブを沈め、NEVER初防衛に成功した。
試合後、鷹木はしばらく大の字状態。そして、起き上がるとコブに話しかけてから、ベルトを肩にかけて勝ち名乗りを受けた。コブは場外でフラつきながらも、さらに鷹木に向かおうとし、セコンドが制す。鷹木はベルトを手に雄叫びを上げると堂々の退場。