1.4ドームの「IWGP 2冠戦」へ向け、王者・内藤と挑戦者・飯伏が前哨戦のタッグマッチで対決。
両者が先発して試合開始となり、一進一退の攻防を展開。そこから内藤が飯伏を場外へ投げ捨て、リング中央に寝そべった。
続いてBUSHIが登場するも、飯伏&SHOが息の合った連携で攻め立てる。ところが、内藤が乱入してSHOにトーキックを食らわせ、BUSHIの前方回転エビ固めから頭部に低空ドロップキックを食らわせる。
これでSHOは沈黙してしまい、BUSHIが踏みつけ攻撃、内藤がサイドネックロックで追撃。そして、内藤がトップロープ越えの串刺し低空ドロップキックを食らわせ、BUSHIがSTFで絞り上げる。
だが、SHOはスピアーでBUSHIを吹き飛ばし、ブレーンバスターで内藤を叩きつけて脱出。ようやく出番となった飯伏がレッグラリアットで内藤をダウンさせ、その場飛びムーンサルトプレスで押し潰す。
しかし内藤は、変型バックブリーカーで飯伏を座らせ、背後から低空ドロップキックをお見舞い。その後、飯伏がフランケンシュタイナーで逆転し、ジャーマンスープレックスホイップへ繋ぐ。すると内藤は、スイングネックブリーカードロップで一矢報いた。
飯伏対BUSHIとなり、BUSHIがミサイルキック、DDT、コーナーを利用したバッククラッカー、変型スイングネックブリーカードロップと猛攻。
すると、SHOがジャンピングニーアタックでBUSHIの動きを止め、低空ドロップキックで内藤を場外へ落とす。
さらにSHOは、ラリアットでBUSHIに追撃すると、場外の内藤にはエプロンからランニングローキックをお見舞い。
そんな中、飯伏がカウンターハイキックでBUSHIをダウンさせ、カミゴェを狙う。するとBUSHIはブシロールの要領で切り返すが、飯伏が立ち上がり、ミドルキックで側頭部を撃ち抜く。そして、今度こそカミゴェを炸裂させ、BUSHIから3カウントを奪取した。
飯伏「いやもう、時間がね、ないんで。あと15日。約2週間ですよ。でも試合で言ったら、あと2試合ですか、俺が当たるのは。そこで何とかしたいけど、俺はもっともっと、内藤哲也と遊びたい。プロレスを通して、もっともっと遊びたい。そして、もっともっとプロレスを広めていきたい。だからこそ、遊んで、ベルトを獲って、もっともっとプロレスを広めていきたい。それだけです。次は放送があるんで。今日は放送がない分、悔しいですけどね。まぁ今日は、見に来てくれたファンだけしかわからない部分があると思うんで。まぁ、できる限り生で、プロレスを見に来てほしいですね。いや、とりあえず楽しみでしょうがないですよ。いつもいつも楽しい。でも、俺は負けないから。そこだけは分かってほしい」
SHO「このシリーズね、俺の個人的な気持ちが会社に届いたのかどうかわからないけど、こうして今年の『G1 CLIMAX』チャンピオンの飯伏さんと組ませてもらって、東京ドーム前の大事なシリーズ、そこでこうやって一緒に、東京ドームのメインを飾るような人たちと、こうして試合ができてるんだ。もちろん勝ちにこだわる。それは、もちろんだ。レスラーだ、勝ちにこだわるよ。ああ、でも試合の過程で、試合をしながら、大好きな飯伏さんからも吸収してやるし、相手の2冠王者、そして一緒に組んでるBUSHI、鷹木信悟、その他もろもろ、対戦する相手、組む相手、すべて、すべてから吸収してやる。今年はね、ロクな結果を残せなかった。来年、来年だ。見てろよ」
内藤「今日も飯伏はマイクで言ってたね。『神になる』って。そして、静まり返る会場。そりゃそうだろう、だって、何言ってるかよくわからないもん。抽象的すぎて、よくわからない。IWGPヘビー級王座とインターコンチネンタル王座。この2本のベルトを獲ったら人は神様になれるの? だとしたら俺はとっくに神様になってるし、俺からベルトを奪ったことのあるEVILもすでに神様になってるよ。そういうことじゃないんだろう? 飯伏の言ってる神様って、そういうことじゃないんだろう? じゃあ飯伏は一体何を指して“神”と言ってるのか、凡人である俺にもちゃんと分かるように、説明してくれよ。でなきゃわかんねぇよ。てかさぁ、理解してる人なんて、残念ながら1人もいないでしょ。『自分だけ理解してればいい』、もしそう思うなら、もう何も言わずに東京ドームを迎えろよ。そして俺にあっさり敗れ、皆様の期待を裏切れよ。飯伏とのプロレスは楽しい。ものすごく楽しい。でも、飯伏に東京ドームのメインは、ちょっと荷が重すぎるのかもしれないね。カブロン!」
※BUSHIはノーコメント