メインイベント終了のゴングが鳴っても、ヒロムとデスペラードは互いにダウンしたまま動けず。すると、レッドシューズ海野レフェリーが、デスペラードの素顔をTシャツで覆い隠した。
しかし、デスペラードはリングを降りる際にTシャツを投げ捨て、素顔のままゲイブリエル・キッドの肩を借りて退場。
ここでヒロムがマイクを握り、デスペラードへ向かって声をかける。
ヒロム「オイ、デスペラード!! お前とはこれから先も、引退するまで、お前とやり続ける。そんな気がする。な? デスペラード。ワクワクするだろ? 今日は俺の勝ちだ。またやろうぜ」
これを通路の途中で目をつぶって聞いていたデスペラードは、再び歩き出してバックステージへ。ここで場内に『SUPER Jr.』のテーマ曲が流れ、海野レフェリーがヒロムへ優勝トロフィーを贈呈。そこからヒロムが改めてマイクアピールを行なった。
ヒロム「ひとつ、わがまま言わしてくれ(※大拍手)。闘いたい人間がいる(※大拍手)。……石森! 俺と、IWGP(Jr.王座)を懸けて…そうじゃねぇんだよ。そうじゃねぇんだ。俺が、闘いたい人間…石森の前に、やんなきゃいけない、やらないと心がモヤモヤしてしまう、そんな相手がいるんだ。オイ、アメリカ。『SUPER J-CUP(2020)』優勝者ー!! この俺と闘えー!!(※大拍手) 答えを待ってるぞ(※大拍手&手拍子)。なあ、みんな。新日本プロレスは、また困難に打ち勝たなきゃいけない時期にある。俺たちプロレスラーができることは、プロレスをすることだけだ。俺たちプロレスラーが、思い切りプロレスをして、みんなに元気を与える。みんなは、俺たちに拍手を送り、俺たちは元気をもらう。そうやって、そういう繋がりが、新日本プロレスが、いままでやってきたことだと俺は思う(※大拍手)。どんなことが! これから先あっても! 俺は! いまの! いまこの時代の!! 新日ジュニア、そして!! 新日本プロレスが大好きだー!!(※大拍手) さあ、みんな、いま生きてる、いま生きてる人間にしか、越えられない困難を! 越えられないいまを!! もっと! もっと! もっと! もっと! もっと! もっと! もっと! もっと! もっと! もっと! もっと! もっと! もっと! みんなでーー!! 楽しもうぜーーー!!(※大拍手)」
ここで阿部誠リングアナウンサーがヒロムの名をコールすると、キャノンで放たれた大量の銀テープがリングを覆い尽くす。
すると、ヒロムは青コーナーへのぼって優勝トロフィーを掲げ、それを抱きしめる。そして、そのトロフィーを掲げて4方の客席へ見せてからリングを降りると、放送席にいた獣神サンダー・ライガーへ声をかけた。
その後、ヒロムが入場ゲートの前に立つと、阿部リングアナが改めて名前をコール。するとヒロムは、トロフィーを高く掲げてからゲートをくぐった。