第5試合はダブルメインイベントⅠ『WORLD TAG LEAGUE 2020』優勝決定戦、二連覇を目指すジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレー組(1位)と、念願の初優勝を目論むG.o.D(タマ・トンガ&タンガ・ロア=2位)が激突。
両チームにとって、これが今年4度目の対決。1.4ドームではジュース&フィンレー組が前年度の『WTL』優勝の勢いを駆って、G.o.DからIWGPタッグを奪取。しかし、2.2アメリカ・アトランタ大会でのリマッチでは、G.o.Dベルト奪還に成功。そして、11.15愛知の公式戦でジュース&フィンレー組がドゥームズデイ・デバイスで勝利を収めている。
G.o.Dが公式戦の雪辱を狙い、なりふり構わず仕掛けてくるのは必至だが、果たして最後に勝利の女神が微笑むのは?
G.o.Dには邪道が帯同。ジュース&フィンレーはETサインをかわしてからリングイン。ゴング前、BULLET CLUBはToo Sweetサイン。ここでジュースが邪道に下げっているように指をさす。
先発はフィンレーとロア。ロックアップで組み合うと、ロアがフィンレーを吹っ飛ばす。続くロックアップをすかしたフィンレーは、ヘッドロックで捕獲。だが、ロアが持ち上げてコーナーまで運ぶ。そして、クリーンブレイクと見せかかて殴りかかるが、かわしたフィンレーはまたもヘッドロック。
ここからフィンレーはジュースと共にロープワークの攻防に持ち込もうとするが、ロアはロープで踏みとどまり、ここでタマもリングイン。両チームはにらみ合い、互いに牽制する。
次はジュースとタマのマッチアップ。ロープワークの攻防では、邪道が場外からジュースの足に触れて、ちょっかいを出す。ジュースが抗議すると、浅見レフェリーの指示により、ヤングライオン3人と佐藤レフェリーの4人がかりで邪道をバックステージに連行。
リング上、ジュースはタマにアームホイップ。そして、フィンレーと連携のダブルアックスハンドルから、ダブルのフェイスクラッシャー。そして、もう一度ダブルアックスハンドルを見舞い、さらにダブルのヒップトス。
ロアにもダブルのヒップトスから、フィンレーのヨーロピアンアッパーカット、ジュースのセントーンとたたみかける。
続くジュース&フィンレーの攻撃を切り抜けたタマは、同士打ちを誘い、ロアにスイッチ。ロアは両腕ラリアットを二人まとめて炸裂。さらに一人ずつショルダースルーで豪快に投げ飛ばす。
続いてロアはフィンレーに低空ドロップキックからブルーサンダーと一気呵成に攻め込む。
ここからG.o.Dはフィンレーに流れるようなコンビネーション、最後にタマがリバースガンスタンをお見舞い。さらにタマはフィンレーにハンマーパンチを連発し、最後はエルボースタンプを頭部に落とす。
G.o.Dの勢いは止まらない。G.o.Dはフィンレーにダブルのブレーンバスター。フィンレーは自軍コーナーに戻ろうとするが、ロアは小馬鹿にするように阻止。怒ったフィンレーはエルボーを乱打。しかし、ロアは豪快なエルボー一発でフィンレーをコーナーに吹っ飛ばす。
続くロアの串刺し攻撃を切り抜けたフィンレーは、タマの追撃も振り払い、ジュースにタッチの手を伸ばす。しかし、ロアが場外からジュースの足を引っ張って妨害。
ロアはフィンレーにサモアンドロップ。劣勢のフィンレーだったが、タマにエルボーを連発。そして、相手のバックドロップとラリアットをかわし、ようやくジュースにスイッチ。
ジュースはエルボーでG.o.Dを一層。さらにロアにスパインバスター、タマにはフルネルソンバスター。そして、場外のロアにプランチャを決め、本部席の優勝トロフィーにタッチ。
勢いに乗るジュースはタマにラリアットを連発。さらにフライングボディアタックを炸裂。カバーをタマが返すと、フィンレーと共にトレイン攻撃を敢行。そしてバックブリーカーとエルボーの合体攻撃。しかし、これもカバーはタマがカウント2でキックアウト。
続く合体攻撃はロアが阻止。そして、タマがフィンレーにトンガンツイストをお見舞い。
さらにG.o.Dはジュースをバックドロップで抱え上げると、前方に叩きつける変形のフェイスバスター。そして、ロアのダイビングヘットバットから、タマがダイビング・ボディプレスを食らわせるが、ジュースはカウント2で必死にキックアウト。
ならばとロアがジュースをコーナーに叩きつけ、タマが串刺しボディプレス。しかし、ジュースがかわすと、間髪入れずにフィンレーが串刺しエルボー。
そしてジュースがロアにスピンキック。だが、タマがジュースにドロップキックで反撃。するとフィンレーがタマに変形バックブリーカーをお見舞い。
今度はロアがフィンレーにアバランシュホールド。しかし、ジュースがロアにナックルを炸裂し、リング上では4人が大の字に。ここで15分経過のアナウンス。
ジュースは先に立ち上げると、タマにキャノンボール。そして手拍子のジュースコールを煽り、リズミカルにジャブを打ち込む。そして左ストレート。これをタマがよけると、右ストレートをヒット。そして、パルプフリクションを狙うも、ここで花道に竹刀を持った邪道を発見。
気を取られたジュースをタマが捕獲すると、ロアがべつの竹刀でフルスイング。すかさずタマが横入り式エビ固めで丸め込むが、フィンレーがカット。
フィンレーに対しロアが変形バックブリーカーからコンプリートショット。そしてOJKで捕獲。タマもジュースにシャープシューターを決める。ジュースはなんとかロープエスケープ。
すると、邪道が「マジックキラー!」と指示。G.o.Dはジュースに マジックキラーを決めてカバーするが、これはカウント2。邪道は続いて「スーパーパワーボム!」と叫ぶ。
G.o.Dはトレイン攻撃からスーパーパワーボムの体勢に入るも、ジュースはフランケンシュタイナーで切り返し、ロアを投げ飛ばす。
ここでフィンレーとタマがPrima Noctaとガンスタンの切り返し合戦
。最後はフィンレーがPrima Noctaを決め、さらにロアにACID DROP を仕掛ける。
これはロアが切り抜けるも、フィンレーはロアにブレーンバスターの体勢からショルダーバスター。そして、連携のラリアットからジュースがカバーするも、タマはカウント2でキックアウト。
続いてフィンレーはタマをトップコーナーに設置し、雪崩式ブレーンバスター。すかさずジュースがフロッグスプラッシュを決めるも、タマは自力でキックアウト。
ならばとG.o.Dはドゥームズデイ・デバイスを狙うが、ロアがフィンレーを阻止。そしてレフェリーの注意を引きつけると、邪道がジュースに竹刀で殴りかかる。それを受け止めたジュースは、竹刀を奪い取り、ジリジリと邪道に詰め寄る。
すると背後からKENTAが乱入し、ブリーフケースでジュースの脳天に一撃。KENTAはリングを降りると、ブリーフケースをリング下に隠す。動きの止まったジュースに対し、G.o.Dは一気にスーパーパワーボムを炸裂。タマが押さえ込むとジュースは返すことができず、G.o.Dが『WORLD TAG LEAGUE』初優勝を達成。